選手 Player

部員ブログ

2022.11.21
齊藤 出
大学サッカーが与えてくれたもの

今回、ブログを担当させていただく4年の齊藤 出です。

大学サッカーを引退して、約1ヶ月が経とうとしています。

約16年のサッカー生活が終えた今、

ブログを書かせていただけることに感謝しています。

今回のブログでは、大学4年間を振り返り、

学んだこと、感じたことを素直に綴りたいと思います。

 

専修大学サッカー部のTOPで試合に出たい、

自分がどこまで通用するのかチャレンジしたいという気持ちで入学しました。

しかし、

実際に入ってみると、レベルが高く、全然通用しない、

どんどん自信を失っていく日々でした。

そんな日々の中で、前向きに頑張れたのは、間違いなく仲間の存在でした。

この大学4年間で、これからもずっと仲良くしたいと思う大切な友達ができたことは、自分の大きな財産だと思います。

いつしかTOPで試合に出るという目標から、

同じカテゴリーで頑張っている仲間とIリーグに勝つという目標に変わっていきました。

というよりも、TOPで試合に出るという目標を諦めていました。

そんな中で、

自分に新たな目標を与えてくれた、先輩には感謝しています。

この目標の変化の頃から、気持ちが晴れたように感じていて、

今までは、

「自分が上に行ければそれで良い」のマインドから、

「このチームで勝ちたい」、というマインドに変化していき、

純粋にサッカーを楽しめるようになっていきました。

 

そして、

今年1年間は、自分が今までに経験したことがない、

選手兼監督という立場で過ごしてきました。

正直、辛い時もありましたが、やって良かったと思っています。

練習メニューや試合のメンバー、交代選手を決めることなど、

すべてが勝敗に左右されることばかりで、とても責任のある仕事をやらせて貰っていたと思います。

自分に対して、不満があった選手もいたと思います。

そんな中で、最後までついて来てくれてありがとう。

自分を支えてくれる、助けてくれる仲間がいたから最後まで頑張れました。

みんな、本当にありがとう。

この経験は、これからの人生で必ず活かします。

4年生チームであった今年は、

Iリーグ全国出場を目標に頑張ってきましたが、残念な結果になってしまいました。

自分の中で、今年はチームとして、

試合に勝つこと

サッカーを純粋に楽しむこと

みんなが多く試合に出ること

を意識して、チームのみんなが良い形で引退することをテーマとしてやってきました。

このテーマは達成できたとは言えませんが、

みんなが勝利のために身を削ってでも戦ってくれたこと。

仲間のゴールをまるで自分が決めたかのように喜ぶこと。

試合に勝ってみんなで心の底から喜ぶこと。など、

このメンバーで多くの喜びや悔しさを共有できたことが良い思い出となりました。

また、最後の産能戦で点を決めた時には、

今までの得点で一番嬉しかったかもしれません。

それは、この仲間で戦っていたからだと思います。

このゴールを決めた時に、喜んでくれている仲間の姿が見え、

そこに駆け寄る瞬間が、何より気持ちの良いものでした。

この1点は、神様が、大学サッカーをやり切った自分に与えてくれた、ご褒美だったと思っています。

この立場を経験してみて、自分の足りない部分が明確になったと同時に、

仲間の大切さが本当に分かったような気がしました。

人は、得意、不得意がある中で、チームとして強くなっていく為には、

得意なところは伸ばしつつ、

不得意なところをみんなで補っていくことが大切だと思います。

そう言った意味で、

自分は1人ではやっていけなかったし、

仲間が助けてくれたことに感謝するとともに、

もっとできることを増やしていき、成長したいと強く思いました。

A4のみんなへ、

今年1年間、自分にとって、とても良い経験になりました。

改めて、

最後までついてきてくれて、必死に戦ってくれて、助けてくれて、

本当にありがとう。

 

専修大学サッカー部として、

今シーズンは、

増田さんやキャプテンの詩音と、カテゴリー間でコミュニケーションをとって、

チーム一体となってやっていこうと話をしました。

そんな中で、

A4のIリーグの慶応戦に、全カテゴリーの選手が応援に来てくれたことは、

本当に嬉しかったし、力になりました。

ありがとうございました。

カテゴリーは違えど、同じチームという意識はとても大事なことだと思います。

自分が入学してからの専修大学サッカー部は、

「他のカテゴリーは関係ない」というような組織でした。

そのような風潮が、県リーグ降格に繋がった一つの要因だったと思います。

強い組織になる為には、一体感が必要で、

各カテゴリーが応援し合い、高め合うことが必要だと感じています。

他のカテゴリーの試合を応援したり、コミュニケーションをとったりすることが、

チームとしての一体感に繋がると思います。

そう言った意味で、慶応戦は、試合には負けましたが、

専修大学サッカー部としては一歩前進した日でもあったと思います。

来年以降も、各カテゴリーが一体感を持ち、

一つの組織として、戦ってほしいと思います。

 

また、

後輩たちには、

今自分が置かれている環境で、前向きに必死に頑張ってほしいと思っています。

「今負けていても、将来勝てば良い」

今、頑張って、達成できないことがあっても良いと思います。

その頑張った今という過程や経験は、将来勝つための大切な武器になると思います。

だからこそ、今を大切に前向きに頑張ってほしいです。

応援しています。

 

この16年間を振り返ると、

間違いなくサッカー中心の生活で、サッカーから沢山のことを学ばせて貰いました。

そして何より、サッカーが大好きになったし、一生大切にしたい仲間もできました。

これまで、自分の人生に関わってくれた指導者の方々、先生方、そしてサッカー繋がりで出逢えた友達、先輩、後輩。

本当にありがとうございました。

 

そして最後に、

何不自由なく、今までサッカーをやらせてくれた両親。

本当にありがとうございました。

 

 

齊藤 出

 

PAGE TOP