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部員ブログ

2022.11.23
出口大瑶
僕とサッカーの物語
今回ブログを担当します4年の出口大瑶です。
最後のブログになるので是非読んでください。
 
部活を引退し約1ヶ月が経過した。
これまでの僕のサッカー人生を最後のブログに綴ろうと思う。
 
僕は4歳のとき兄の影響で地元幼稚園のクラブでサッカーを始めた。僕がサッカーを好きになったのは絶対に当時のコーチのお陰だと思っている。本当に熱心になって指導をしてくれた。時には「サッカーしよう!」と言って急に家にきて近くの公園で一緒にボールをけ蹴ってくれるなんてこともあった。徐々にサッカーにのめり込みずっとサッカーボールを蹴っていたのを思い出す。そのおかげもあって地元では負け知らずで正直負けた記憶はほとんどない。そんな最高なスタートから僕のサッカー人生が始まった。
 
小学校では地元チームを離れ2年生から少し離れたクラブチームに移籍した。このチームに入って僕のサッカー感は大きく変わった。学校が終わればそのまま練習、友達と遊ぶとなっても結局サッカー。すでにサッカーは自分の中で人生の一部になりいつのまにか将来サッカー選手になりたいと思うようになっていた。6年生になると静岡県大会で優勝、全国大会出場など今思えば本当に凄い経験をしたと思っている。正直すべてが楽しい思い出はなかったけど一緒に切磋琢磨してくれた仲間たちには本当に感謝している。
 
中学生になり清水エスパルスのジュニアユースに合格した。僕はここで初めてサッカーでドン底をみた。県内のトップ選手が集まった中でキャプテンという大役も任せられ、はじめはチームの中心として常に試合に出て、さらには一つの目標でもあった日本代表候補にも選ばれた事もあった。全てがうまくいきすぎていた。だが現実はそう甘くない。最後の試合、僕が座っていたのはスタンドだった。チームキャプテンのくせに実力が伴わずベンチにも入れずスタンドでチームを応援している事が恥ずかしかったしとにかく親に申し訳なった。だから高校では絶対に見返してやると決心した。
 
高校では、清水東高校に進学した。僕にとって高校生活は何もかもが充実した時間だと思っている。1年生から10番をつけて試合に使い続けてもらった。2年の時にはインターハイ19年ぶりに決勝進出。一見大した事ないように思うが強くもない僕たちが決勝に出場できたのは凄い事だったし本当に奇跡の連続だった。3年生では中々結果は伴わないものの再びキャプテンとして素晴らしい仲間に支えられながらチームを引っ張った。高校サッカーという憧れの舞台で目標の全国大会出場は叶わなかったものの最高の青春ができたと思っている。
 
大学ではこの専修大学に進学し全国から集まるトップ選手たちと共に日々練習する事は本当に勉強になったしなによりサッカーが凄く楽しかった。初めての寮生活で不安もある中本当に最高の仲間達のおかげでとても楽しい寮生活が送る事ができた。「寮のみんなありがとう!」大学ではチームの主力として活躍してプロになることが目標だったがその夢は叶わなかった。試合に出れない日々が続いていつしかプロサッカー選手になるという夢も薄れていってしまった。もちろんサッカーに対する努力が足りないのもそうだし何よりも僕が大学で一番足りないと感じたのはメンタリティだ。もともと弱いのは分かっていたが克服することができなかった。悔しいがこれも自分の実力のうちだと思っている。大学サッカーでは最後まで何も残さないまま引退となってしまったがこの経験が糧となる時が必ずくると信じて歩み続けたいと思う。
 
ざっと書いたがこれが僕のサッカー人生だ。
文章では中々伝えられないがたぶんめちゃくちゃ濃いサッカー人生だった。本当はもっと書きたいし直接伝えたい。でも僕は文を書くのが嫌いだからこれくらいしか書けない。なんなら頑張った方だ。
 
サッカーしかしてこなかった自分にとってサッカーをとってしまったら何も無くなってしまうくらいサッカーが大事なものだった。これまでに素晴らしい仲間や指導者に出会い自分だけが味わえる最高なストーリーを経験できたと思う。人生はまだまだ続く。この経験を必要最大限活かした人生を今後送っていこうと思う。「サッカー」ありがとう。
 
最後に一番近くで支えてくれた家族に感謝の気持ちを伝えたい。今まで自分のサッカー人生を支えてくれて、応援してくれて本当にありがとう。どんなときでも自分の味方でいてくれて僕のサッカー人生を豊かにしてくれたのは家族のおかげだと思っています。プロサッカー選手になって喜ばせるという形で恩返しする事はできなかったけど今度違った形で今まで支えてもらった分恩返ししようと思います。
最後までブログを読んでいただきありがとうございました。引き続き専修大学サッカー部の応援よろしくお願い致します。
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