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部員ブログ

2022.11.27
佐藤圭祐
赤裸々

こんにちは。

 

昨日の最後の公式戦、後半からの出場で5分もせず肩を脱臼し、交代枠一枚を無駄遣いして学生最後のピッチを秒で去った佐藤圭祐です。

 

お前らしい終わり方だ。と仲間たちからは言われ、若干ディス入ってね?と1日後の今気づきました。

まあ確かに自分はいつもこんなもんですけど‼︎

 

 

ここからは引退した今

感じていることを素直に文字にしていこうと思います。

文才なんかは持ち合わせていないけど

 

あいつって意外とこう思ってたんだな。でもいいので何かを感じてくれると嬉しいです。

 

 

 

兄の影響で始めたサッカーは約17年間の修行に一区切りをつけた。

 

完全に武者修行だった。

 

「武士が武芸の修行のために諸国を旅して回ること」

 

まさにそうだった

物心ついた頃から

22歳になった今まで休みなんかほぼなく

毎日サッカーをしていたんだから

サッカーに夢と可能性を抱き

ただの小さい少年団にいた田舎もんが

Jの下部組織を経て

市立船橋高校なんていう名門に足を踏み入れ、激動の3年間を過ごし

専修大学という歴史ある組織で4年間やり切ったのだから。

 

これは武者修行って言っていいよね

 

当たり前に辛いことの方が圧倒的に多かった

 

自分だけじゃないって分かってるけど

 

その1試合で勝つために

そのゴールを決めるために

こうした一瞬の喜びのために

 

歯を食いしばって、唾を呑んで、犠牲を惜しまなかった

 

何回もやめてやるとかなんでだよと愚痴をこぼすこともあった

 

けど、なんとか

 

やり切ることだけはできた。

 

それも色んな人に支えられて 助けられて 気付かされて 

 

自分1人では絶対にここまで本気になれなかったと心から思う

 

 

だから

今まで一緒に戦ってくれた仲間には感謝を伝えたい

 

 

本当にありがとう。

 

ここまでやり切ってきたことだけは

昨日の引退をもって証明されたけど

 

 

何かを成し遂げられたか

後輩たちに何か残せたか

背中や姿勢で何かを伝えられたか

 

 

と自分に問うと

 

全くそうではない4年間だった

 

2年連続の降格を経験し

 

最終学年を神奈川県リーグで終えることが決まった。

 

その瞬間の無念さや虚無感

 

怪我をしていた自分に

 

ベンチでただ眺めていることしかできなかった自分に

 

苛立ちを強く感じた

 

その感覚は今でも身体が覚えている

 

それでも招いた結果が変わるわけもなく

 

時間は躊躇の間も与えず過ぎ

 

迎えた最終学年。

 

 

理想と現実のギャップに何度も押しつぶされそうになりながら

 

組織の中での要求に応えるべく、踠き続ける自分は

 

空気を読み

 

乗せられたレールの上で組織の中に溶け込むことを

 

妥協として受け入れる

 

 

それは自分の良さでも悪さでもあった

 

・頑固さ

・根拠のない自信

 

が消えた瞬間であった

 

きっと、4年間を共にした同期は

 

変化した私への物足りなさを感じていたのではないだろうか

 

 

主張することにためらいを感じた頃には

 

組織に与える影響は、良くも悪くも少なくなり

 

自分がチームの10番を背負っていることさえ

 

違うのではないかと思うこともあった。

 

 

徐々に自信が失われていく中

 

プレーで誤魔化すことはできず

 

言われたことしかできなくなった自分に

 

情けなさを感じたりもした。

 

 

それでも試合に使い続けてくれたスタッフ

同じ熱量に巻き込んでくれた同期

時には頼りになった後輩

 

自分1人ではなんの結果も残せなかったけど

このチームだからこそ学べたことが多くある

 

 

仲の良い友人たちは一歩先で進路を決める中、

 

4年間の活動を終えた今でも

 

これから自分がどうなっていくのかすら分からない。

 

けど今は心の中に燃えたぎる何かがある

 

 

誰にも負けたくない

 

 

もう一度、自信を取り戻すため足掻き続けようと思う

 

 

 

「人は夢で始まり、ロマンで育ち、責任感で完成する」

 

 

 

幼少期に憧れたプロサッカー選手

 

いつしか夢から

 

目標に変わって

 

22歳になった今でも追いかけ続ける

 

夢で始まりロマンで育ち続けた自分が

 

これから先の未知の環境で

本当の意味で自立した時の完成に近づいた姿に

 

期待をしよう思う。

 

 

今は1人になると寂しさをより実感してしまうから

今日も仲の良い同期たちと一緒に過ごします♪

 

ありがとう専修‼︎

ありがとうみんな‼︎

 

佐藤圭祐

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