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部員ブログ

2020.09.03
加茂 剛
第一章〜自信と過信は紙一重〜

お久しぶりです。3年の加茂です。
では早速前回の続きから話を始めたいと思います。
前回の話って何?という方は以下のURLから読んで頂けたら嬉しいです。
「序章〜きっかけ〜」加茂剛
http://senshu-fc.com/blog/3641/
前回サッカーを始めたきっかけまで話しましたが、今回は人生で初めて挫折したところまでお話ししたいと思います。

 兄の影響で幼稚園年中という早い時期からサッカーを始めた自分は、同学年が誰一人いなかったので最初は一つ上の学年に混ざって練習していました。小学校一年生くらいになると同学年の仲間が増えていき、やっと同学年だけでサッカーができるくらい人が集まり、それと同時にスタメン争いも始まりました。もちろん当時そのチームで一番の古株である自分が一番サッカーが上手く、チームキャプテンを任されコーチから期待もされていました。何も考えずに無邪気にサッカーをしていた小学校低学年、キャプテンの意味など深く考えずに楽しくサッカーをするだけ、ただ親やコーチから言われて声を出すだけ、自分が一番うまいと思っていた何もチームにもたらさない自信過剰なキャプテンでした。
 そして初めて挫折したのは小学校三年生のときに行われた横浜市の大会か何かで小山台SCとの試合。この試合をきっかけに自分のサッカー人生が大きく変わるなんて誰が思ったでしょうか。その日も自信に満ち溢れていて、自分より上手い人なんてそう簡単にいないと思っていました。しかし試合開始のホイッスルが鳴ってすぐに失点、その後も立て続けに失点を許し、9分間で3失点という大量失点を許してしまいました。そして試合中に責任と、伸びた鼻をへし折られたことから涙が止まらなくなりすぐに交代、ベンチでキャプテンマークを外させられ、その場でコーチにキャプテンを解任されました。ここまでコーチに本気で怒られたこは初めてで、今でもその時のことは鮮明に覚えてます。
 試合が終わり、試合球として出していた自チームのボールを審判から返してもらうときに、不貞腐れていた自分は「バッ」と審判からボールを奪い取ってしまいました。その行為に対して審判にイエローカードを貰い、チームの荷物置き場に戻ろうとすると、母と監督が仲裁にはいるほど父に物凄く怒られました。父だけ先に車で帰宅、母は自分と電車で帰ることに。自分は「家に帰りたくないなぁ」と終始思っていました。
 家に帰ると案の定予想していた通り父に怒られ、サッカーを辞める辞めないの話にまでなりました。自分はサッカーを続ける道を選びましたが、どん底状態からスターティングメンバーに再び戻るために、二年余りも時間がかかるとは思いもしませんでした。

第二章へ続く
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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