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2007年04月26日

1点の重み

 その試合で選手達の目指すサッカーが出来なかったとしても、次の試合で見せる
選手達の表情には以前にも増した集中力と闘争心に満ちている。
 
 負け試合から学ぶことが多いように、うまくいかない状態は、課題を明確にしてくれる。
 4月15日の拓殖大戦(1-2での敗戦)では、DFのサポートにしろ追い込み方にしろ
内容は残しつつも勝ち点を逃す結果となったが、この試合が専大サッカー部に喝を
入れ4月21日の尚美大戦(1-0での勝利)の試合へと結び付けさせたのは間違いない。
 この1試合1試合の内容と結果を次の試合へ生かす努力は、練習試合の中でも見られる。
特に拓殖大戦以後は試合中のプレーの修正が早く行われているように思う。
 ある選手は練習試合中、シュートを打ちたい、高い位置でボールを受けたいと思うが余り
に相手DFラインに吸収されたままずるずると機能を果たせないままでいた。しかし、ハーフ
タイム終了後は仲間との話し合いも効いてかその選手の動きは明らかに変わっていた。
前半は周りの選手同様にラインを高く上げたいがために、互いにボールを蹴り合う場面
が続いたが、後半はうって変わってその選手にボールが集まり、そしてゲームが落ち着き
を見せた。
 その選手が修正した点は少なくとも2つ。1つは周りの選手との連動を生かしてボールを
受けること。もう1つは1点を取るために1度1歩後ろへ下がり、パスのリズムを一緒に作って
からゴールに向かったこと。
 彼は1点を取るために必要な動きを、1点を取ることの難しさから感じ取ったのだ。
 
 普段攻撃的なサッカーを展開する専大にあって、前節の尚美大戦は先攻逃げ切りという、
息を呑む展開だった。
 1点を取るのに早いも遅いも無いように、1点を取られるのにも早い遅いはない。それだけに
1-0での勝利に終わったこの試合では1点が重くそして輝いている。

2007年04月19日

2部で何を残せるか   ~リスペクトする気持ち~

 結果を残しても、内容がついてこない。内容を求めれば結果が遠のいてしまう。
 そんなことに葛藤しながらも、日々練習に打ち込む選手達がいる。

 今年、2部でのリーグ戦がスタートし、チームの状態はあと一歩というところだ。もちろんやるべきことはやっているし、その結果は着実にピッチの上に現れている。
 しかし、高みに目標を置いている選手1人1人にとって、今の専大の状態、つけている順位はけっして満足のいくものではなく、時に自分自身にやるせなささえ感じている。
 もちろん、チームの課題を見失っているわけではない。むしろはっきりとしているくらいだ。
 DFにはサポートの早さ、FWには動き出し、動き直しの連動性と、改善点は見えているし練習では修正もきいている。
 問題はどうすれば修正後の専大サッカーを、試合というピッチの上に体現できるかに尽きてくる。
 
 一昨年、2部から1部に上がる時それは容易ではなく、むしろ劇的だった。
 専大には確かに1部に上がるために必要な何かと、そしてチャンスをものにする力があった。
 2部で培ったことは1部でも十分通用したし、逆に2部でできなかったことは1部では大きな弱点として表れた。

 今、1戦1戦を前にしてやるべきことは1つに収まらないかもしれない。
 しかし、どの試合においても相手を尊敬する気持ちだけは大事にしたい。この気持ちが、結果と内容もたらすことを信じて。
 確かにサッカーは1人じゃできない。11人でもできないことが22人ならできるのかもしれない。
 

2007年04月12日

1勝の価値

 リーグ戦、Jrリーグと幾つかの公式戦がいよいよ始まり、各試合で見せる選手たちの表情は実に豊か。そして、その中でも、1勝をもぎ取ったときの選手の笑顔は印象的だ。
 
 公式戦では練習試合と違い、1つ1つの結果の積み重ねが大きな差となって返って来るために、真剣さ、集中力共に格段と上のものを求められる。
 その中で普段練習中にやってきたプレーを120%ピッチの上に表現するのは簡単じゃない。
 いつも以上に相手の寄せが早かったり、思いがけなくパスが繋がらずにリズムを乱したり、想像以上のシュートを打たれる場面もある。
 こんな時、ゲーム中に互いに話し合い、ハーフタイム中にも話し合うことで現状を打開し、修正点を明確にしていくことができるのが、今の専大のいいところ。
ただ戦わない、1戦1戦をそして1シーズンを笑顔で終えるためにも選手達にできる事は少しでも自分達の力、やってきたことを結果という1つのカタチに結びつけることで、実際にそれは選手達自身確認できている。
 Jrリーグ2連勝、リーグ戦初勝利という結果には専大の自身が顔を見せ始めているといってもいい。
 しかし、その上で内容の伴う胸を張ってお客さんの呼べる試合をしたいという選手達の高い意識にかげりはない。
 
 専大サッカーの躍進を願って、ゴールの軌跡を追っていきたい。

2007年04月04日

春の息吹

 春風吹き荒れる4月、リーグ開幕と共に、スタッフ・選手一同慌しくも、今年もやってきたサッカーの季節を喜ばしく受け止めている。
 
 リーグ開幕と共に、学生生活もスタートするこの4月に得られる経験値は高いと思う。
 「文武両道」という言葉があるが、私自身4月の授業初めはいつもリズムをつかむのに一苦労する。余りに多くのことが、予定通り規則的に進行せずに、常に思いがけないアクシデントに見舞われてしまうから。
 天候が移ろいやすいせいか練習も、突然の雨や極端な初夏さながらの、暑さの中といった思いがけない様々な環境の下で積み重ねることになる。
 こんな状況下では選手たち自身が実感しているかどうかは定かではないにしろ、20歳前後の彼らにはある程度の自己判断が求められている。
 どうしても外せない重要な授業に参加しなければならないある選手は、練習で足りない分を自主錬で補い、チームの一員として高い目標を見失わず、かえってハンデをバネにして、「力」とモチベーションに変えている。
 もちろんこの自己判断が適切なものであったかどうか最終的にジャッジするのは、周りの人達であり、同時に自己判断に伴う責任を負うのも自分自身であることを忘れてはならない。
 
 またある選手は、春の風もどこ吹く風といった様子で、グイグイとチームを背中で引っ張って行ってくれる。こんな選手はとにかく頼りになるし、信頼も厚い。
 
 最後に、今年は専大のシュート・ゴールがもっともっと見てみたい。
 春の息吹に惑うことなく、新加入の選手を筆頭に、春の息吹を力に変えてゴールネットを揺らし続けていきたい。