2007年06月29日

校歌

 北グラにやってきたカブトムシが夏の到来を告げている。
 

 入学式や卒業式といったオフィシャルな場以外ではほとんど耳にすることの無かった校歌の練習が、サッカー部の練習前、もしくは後に行われ、選手各々校歌に何らかの思いを寄せているようだ。
 後期リーグ戦開始までには選手達の専大生としての誇りや責任ある行動が、校歌の完成度と共に幅を利かせていることだろう。
 元来自由で創造的な、魅力あるパスサッカーで突き進む専大サッカーと、どちらかといえば伝統と規律を連想させる校歌との関係性は薄いように思われる。しかし校歌の効果は思わぬカタチで選手達に良い影響を与えだしている。
 それは、試合の前日、緊張感と過度の集中力に包まれピリピリと張り詰めた選手達の空気を、全員の校歌練習の時間によって面白いほど一気に一転させ和やかなものにしたことである。
 校歌や国歌といったものに、選手の集中力を高める働きがあることは容易に想像できるが、張り詰めた空気を緩和させてくれる働きがあるとは知らなかった。


 軍事政権下において、国歌や校歌が人民のナショナリズム高揚の役割を果たしてきた事実から私達が学ばなければならない点は多々ある。自分達が勝利するためには他国他者の文化を踏みにじっても構わないというような歴史の繰り返しだけは避けなければならない。他校他者に対する尊敬の念を今まで以上に持ち続ける必要がある。
 1つの規律が新たな自由を喚起し互いに生かし合うことを願う。
 

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