2007年09月30日

自立

 気候が変わった。秋を迎える素肌には急な寒さが身に染みる。

 
 関東リーグ戦は後期開幕から3連勝と波に乗る。Jr.リーグも精力的に行われ、迎えた秋の涼しさと相まって、選手達の動きには切れが増してきた。もちろん、この涼しさは相手チームにも同様に好条件となっている。サッカーをするだけでなくサッカーを見るにつけても面白さの倍増する季節といえる。
 特にこの時期、動いても動いても体力の限界を感じさせないMF陣の運動量には感動させられるものがある。持ち前の攻撃面ではもちろんのこと、ちょっとした味方のミスも率先してカバーしたちまちチャンスを演出してしまう。
 しかし、90分通して戦う場合に勝敗を決するものは何も動きの良し悪しにだけに限らない。チームとしての方向性がはっきりしているチームほど勝利への近道を歩んでいる。好条件が互いにそろった場合に繰り広げられる混戦から、頭1つ抜け出すには個性がはっきりしているほうが戦いやすいのだ。
 そして興味深いことに、どうやらこのチームとしての個性は一朝一夕に出来上がるものではないらしい。日々の練習だけでなくその学校の伝統ともいうべき蓄積された資材が大きな要因になっている。実際専大サッカー部には学部学科問わず、入部方法に至るまで様々な学生が在籍している。また学生主導で取り入れられる練習メニューも多くあり、比較的自由な環境が整備されている。
 また、校歌2番の出だしにも「鳳の翼 両手に開き 世に魁し 我等が大学」と未来へ羽ばたく自由が歌われている。校歌という概念自体が伝統に固執したモノであるという印象は拭い切れないにしても、今生きるわれわれの自由を保障してくれているのも事実。
 伝統に裏打ちされた自由に専大サッカーの新たな個性が垣間見える。


 伝統に甘えること無くより強く、より個性的な未来を築く。

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