2008年04月09日

本物を求めて

 春の嵐がやってきた。豪雨は傘をものともしない。容赦なく浴びせられる雨風。その中でもサッカーは行われる。


 関東大学サッカーリーグ戦も、第2節を迎えた。強豪大学と肩を並べて闘う今の専大。芝の上で躍動する姿には、勇ましさが出てきた。戦前の予想に反して玉ぎわの寄せ、中盤のチェック、終盤のプレスで、現在は他大学を上回っている。
 ではこれで、完璧に強さを証明したと言えるだろうか。私は専大の底力、可能性を今の段階で測ることは避けたい。実力はこんなものでは測れない。昨年、大勝した後の神奈川大学戦で喫した<1-5>という大敗は忘れがたい。豪雨でぬかるんだピッチの上で、どれほど神大に苦しめられたか。自分たちのサッカーができない状況で、事態をいかに打開できるか。ここで初めて専大サッカーの真価が問われると思う。
 もちろん応援に来て頂いた方が、「今年強いね。」といって下さるのは選手の励み、モチベーションに繋がる。しかし、その言葉に甘んじていては伸びない。専大サッカーは今チャンスを迎えている。昨年からの課題、ロングボールの落としへの寄せ。そして、リスタートからのマークの受け渡し、後半の入り方など、課題はまだある。


 第2節にして、可能性を感じさせる試合内容が見えた。あとは、いかなる状況でも勝ち点をものにする強さが要る。さながら春の嵐となりつつある専大。3連戦ラストを前にチーム一丸、勢いだけでない本物の取り組みを見せたい。幾つかカードが出始めたいま、早くも総力戦が予想される。誰が出ても、どこで起用されてもおかしくない。準備を怠らないことだ。

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