2008年09月25日

残り火

 夕闇の深さが増してきた。オレンジ色にかかる黒が強くなってきたのかもしれない。


 長かったI リーグが幕を閉じ、関東大学リーグ戦は後期3戦目(第14節)を終えたところ。この後、どのような戦いを展開するか、結果が見守られる。I リーグを終えた選手たちが加わり、チームが再編成される中、各自新たな目標を求めて動き出している。目標は達成してこそ輝きをもつ。大学サッカーという勝負の世界も結果を求められる。特にI リーグを戦ってきた選手たちは、悔しさと反省をバネに身をもって結果を出す難しさ、努力しても簡単には結果の出ない歯がゆさを体験したようだ。
 もちろん、U-22のI リーグ最終節(中央大学戦)が物語っているように、結果だけがすべてではない面白さがサッカーにはある。中央大学戦では1対1の場面で、互角以上の戦いを見せていた。玉際も負けてはいなかった。ただ、そこはゲームを支配する試合後者の戦い方をする中央大が相手。一度先制点を許すと、建て直しが効かなかったようだ。後半、カウンターを狙う相手MFに再三チャンスを創られると、耐え切れずに失点。悔しくも奪った専大の1点は、前線からのハイプレッシャーと、1点に懸ける選手たちの気持ちがもぎ取ったもの。
 関東大学リーグ戦では第14節を見事(2-1)勝利で終えることができた。しかし、連戦はまだ初戦を終えたばかり。調子を上げてきている各大学を相手に迎え、できる準備を、チーム一丸していく必要がある。相手ゴール前での早いパス回しなど、トップチームから、刺激をもらいっぱなしではつまらない。本当に強い専大を目指して。下のチームからも、いい刺激を与え続けられる。そんなチームの一員でありたい。


 今、選手たちからは情熱の残り火を感じる。もう燃焼仕切ったのだろうか。私はまだ力を発揮できるし、そのためのチャンスもまだまだあると思う。専大サッカー部、新たな可能性は始まったばかり。
 
 

2008年09月18日

攻め切る強さ

台風13号が近づいている。心なしか昼の蒸し暑さが、一瞬だけ戻った気がする。


 関東大学サッカー・リーグ戦は現在第13節。筑波大学戦を終え、次の試合に向けた練習中。I リーグはU-20が最終節を終え、U-22は今週末21日(日)最終節を迎える。残りの試合をどう戦うか。それは各チームの色によって違ってくるだろう。ただ、今の専大サッカーを考えたとき、課題は自ずと共通してくる。
 関東大学リーグ戦では、後期に向けてDF面の強化を図ってきた駒澤大、学芸大との連戦が続く。崩して勝つサッカーが期待される。一方、I リーグ最終節を迎えるUー22は、破壊力の高い早稲田大、拓殖大、国士舘大などと同じグループで戦ってきた経緯がある。最終節となる中央大戦では持ち前の攻撃力を発揮して、安易に引くことなく打ち勝って欲しい。I リーグで発揮した攻撃パターン、崩しはトップチームの刺激になる。
 チーム一丸課題に取り組む必要がある。DF面の見直し修正も大事だが、時にシンプルに、時に大胆に攻め切るパスサッカーを確立していくことが急務だと思う。1戦1戦培ってきた経験はどこかで生かされるはずだし、生かす必要がある。せっかくの経験を糧に、最後までやり切らないともったいない。その中で、新たな課題・伸びしろは出てくる。


 関東大学リーグ戦は、次節の駒澤大学戦から約2週間の間に、4試合が組まれている。来週からは後期授業も始まる。連戦が始まってからは、大きな修正を図るのは難しい。1戦1戦が重要な資料となっていく。その上で勝ち点を積み重ねていくこと。両立していくのは難しいからこそ、今あるサッカーを大事に、妥協しないプレイとサッカーを目指したい。


 

2008年09月11日

「勝負の日」のために

 夕日が雲をオレンジ色に染め上げる。蒼い空と夕日、心地よく相いまった季節がやって来た。


 関東大学リーグ戦は、後期第2戦(第13節)が行われている。各チームしのぎを削る中、夏季休暇中にそれぞれ課題を克服に取り組んできた。しかし、どのチームもまだ完全に、課題を克服したとはいえないようだ。特に、DF面での強化を課題に挙げる上位大学が多いなか、専大の悩みは少し趣が違う。得点力を伸ばすこと。これはチームとしても、応援に来てくださる方々にも共通の悩みではないだろうか。
 FWを含めたチーム全員守備の意識が高い、今の専大サッカーにあってこの悩みは当然付きまとうものなのかもしれない。勝てるサッカーができる今の専大。しかし、格上のチームを相手にいい勝負をするためには、時に思い切りのいい攻撃が必要になってくる。勝てる相手にだけ勝っていければいいのであれば、それでもいい。ただ、勝ち点30を目標に掲げる以上、どこかで勝負する試合がなくては苦しい。なぜなら、どの試合も落とさずに勝ち点を拾うこと、これは以外に難しいことだから。
 今、専大のスタイルが攻守に渡り確立しつつある。このサッカーを続けていくこと。そして、+αでチームとして来るべき決戦に備えた準備をしておくこと。これが重要。今ある位置を見つめながらも、先を見据えた取り組み、サッカーを続けていきたい。

 
 全く新しいサッカーをする必要は無い。今あるサッカーの中に、勝負の鍵を握るスタイルが。この延長線上にある気がする。

2008年09月03日

タイミング

 秋が近づき、あんなにも暑苦しかった夏が去ろうとしている。去り際になって、夏がもの哀しく感じられるのは不思議だ。


 関東大学リーグ戦後期がいよいよ今週末(9月6日土曜日)開幕する。大学生にとっては、夏季休暇中ながら、早くも2連戦が予定されている。対早稲田大、対筑波大学戦といずれも攻撃的なパスサッカーを信条とするチームを相手にするため、専大サッカーがどのような戦い方を見せるかにも注目される。
 ところで今日、紅白戦を見ていて面白いことがあった。初めは苦しいながらも、下で無理してパスを繋いでいたチーム(α)。けれど、無理が生じて押し込まれる展開が続く中、試合終了間際に得点され負けたチームα。ここで、ハーフタイム間に思わず漏らしたDFの悲鳴にも似た文句?が味方FWの心に火を付ける。その後の試合では、長いボールがこれでもかとDFラインから放り込まれ、FWも体を張った落とし、強弱のある動き直しが見られるようになった。結果、1-0で勝利。虎の子の1点もFWから生まれた。
 攻めのリズムを創るのはFWだけじゃない。と、改めて思い知った。同時に、専大には要求に応えられるだけのFWがいると思った。攻撃のリズムを創るとき、90分間パスサッカーをやっていれば勝てるとは限らない。また、そんなサッカーは面白くない。展開が生き生きとしたサッカー。人もボールも動くサッカーは見ていて面白い。


 そのためには、サポートに入るタイミング、裏へ抜け出す選手のタイミング、キッカーのタイミングが重要になってくる。タイミングが来るまで耐えることの出来る、タフなボランチも必要。皆がみんな、ボールに寄ったんじゃ、小学生サッカーになってしまう。もちろんパスを貫くプライドを、捨てる必要はない。ただ、何のためのパスか、何のためのプライドか考える必要はある。これから始まる後期リーグ戦、そしてI リーグは残り1試合。最後まで、自分たちのサッカーを見失わないで欲しい。グラウンドを広く使い、肝心の勝負所で、スピード感溢れる専大パスサッカーを発揮できたなら。ゴールの味は格別。