2008年10月30日

実りの秋

 新米を美味しく感じたあの秋の始まり。今はもう肌寒い早朝。朝靄(もや)が緑にかかる。時折吐く息は白く染まる。これから徐々に、冬の足音を感じていくのだろう。


 現在、専大サッカー部が開幕真っ只中なのは、Bチームの選手が参加するGrowーupリーグ(2チーム)と、Aチーム一部の選手が参加するJr.リーグの2つ。これに、終盤戦を迎えているのが関東大学サッカーリーグ戦。こちらは、残すところあと3節。
 前節、2-3と国士舘大学戦では結果を出せなかったトップチームだが、A、Bチームともに下のチームが調子を上げてきている。特にJr.リーグでは慶應大戦に引き続き、早稲田大からも勝ち点3を奪う活躍。内容はまだ本調子とまではいかないものの、選手間の気持ちや、集中力は途切れる気配がない。
 これまで目標にし、精神的にも支えになってきたトップチームの頑張り。今度はそれを下のチームが後押しし、励ます機会に恵まれている。I リーグでは不本意に終わった選手たちも、ここに来て結果を出し始めている。経験を無駄にせず、積み重ねてきた結果がついに実を結び始めている。自ら誇りを取り戻すチャンス。


 寒くなってきたとはいえ、まだまだ実りの秋。チームにとっても、選手にとっても刈り残しのない実り多き秋にしたい。暑すぎもせず、寒すぎもしないこの時期。過ごしやすい気候の下、冬に向けた取り組みが続く。 

2008年10月23日

バネ ~不景気とスポーツ~

 大学へと続く坂道。落ち葉は紅く色づき始めた。秋の落ち葉の美しさは、春に散る初々しい桜の花びらとはまた一味違う。渋さと深みを持った、いい味を出している。もちろん、春を超え、暑い夏を超えて噛み締める秋なのだけれども。


 関東大学サッカーリーグ戦は、現在第18節を終えたところ。前節首位、流通経済大学戦に勝利し、勢いに乗る専大。今週末(26日)には2位、国士舘大学との対戦が控えている。
 ところで今、アメリカにおける低所得者向け住宅ローン問題が波及し、世界的に大幅な景気後退に陥っている。そんな中でも、明るいニュースはある。野球のクライマックスシーズンの行方は昨年同様、気になる話題の一つ。仮に阪神タイガース優勝の際には、関西地区を中心に、1000億円を超える経済効果が上がるとも予想されていた。
 また、オリンピックも経済効果を上げている。もちろんサッカーも例外じゃない。W杯における経済効果も、よく報道されるところだ。何よりも、精神的な歓喜を与えてくれる。落ち込んだ景気も、気持ちから盛り返すことができる。チームの勝利一つ一つは、それまでチームに関わってくれた人にとっても意義あるもの。更に歓喜を分け合えるなら、それは幸せだと思う。
 
 
 ただ、実質的な回復を見込むなら、政策的な意図が伴ってこないと難しい。スポーツだけ、政治だけといった一人歩きは虚しい。互いの歩み寄りなくして、実質的な打開はない。主張があるなら歩み寄る。どういった形がベストの選択か。補完し合えるなら心強い。選択肢の中から、最高の選択を目指す。サッカーなら、パスにするかシュートにするか。最後に決めるのは自分。強敵を前に奮起せずに、いったいいつ、何をバネにしていくのか。今がそのチャンスだと思う。
 迷走気味だが、一意専心「誇り・楽しむ・感動」。私なりに精一杯、最後まで向き合っていく。

2008年10月16日

吸収

 夜空に満月が、クッキリと浮かび上がる。オレンジ色した真ん丸が、黒の中でただ一点。不気味でど
こか暖かい。他を寄せ付けない明るさを放っている。

 現在、関東大学リーグ戦8位に付ける専大。混戦模様を呈していた情況も、各チーム、それまで積み上げてきた得失点差に比例した順位を見せ始めている。各チーム、いよいよ内容と結果が一致してきたところといえる。
 それだけに、今後相手チームのミスや決定力不足を理由に、転がり込んでくるような勝ち点の「棚ぼた」は期待できない。結果と共に、自分たちから工夫して崩しに行く内容あるサッカーが自然と求められてくる。同時に、観客・サポーターはそこに期待してくれていると思う。
 トップチームに限らず、週末を中心にBチームでも、多くの試合が組まれている。対戦する中で、この時期、どこも、「チーム」として出来上がっているのを感じる。大学の看板を背負うというプライドはもちろん、特に玉際でそれを強く感じた。今週、Growーupリーグで慶應大学と対戦した際、主導権・ボールを安易に渡さない、取られたら取り返す。当たり前のことに一生懸命なる姿・気持ちに、敵味方関係なく好感が持てたし、実際それはプレッシャーの速さや声の掛け合いとしてプレーに現れていた。敗戦した対戦相手から学ぶことは多い。ただ、学んでばかりもいられない。反省し、吸収し、練習し、勝利に繋げていく。サッカーの楽しさはここにあると思う。


 関東大学リーグ戦は第17節を終え、Growーupリーグはまだ初戦を迎えたばかり。Jr.リーグも開催中、他各種練習試合が組まれている。困難な時こそ勝利を目指し、事態を打開していく選手、チームの一員でありたい。そのための気持ち、技術、絆を築きたい。

2008年10月09日

分岐点

 陽が昇る時間は遅くなり、次第に陽の沈む時間は早まってきた。


 関東大学リーグ戦は、現在第17節を終了したところ。順天堂大学に勝利し、連敗脱出を果たした専大。しかし、次節からは古豪・強豪との戦いが控えている。Bチーム内ではより明確にチーム編成が5つに区分されるなどして、競争が激化。ピッチの内外問はず、ポジショニング争いが熾烈に成っている。ただ、最後はチーム・大学を想う気持ちが、少なからず結果を左右してくる。
 また、結果以上に、精一杯取り組んできたそれまでの過程で、より大きな目標を見出す選手も出てくる。トップチームでもそれは一緒。本来とは違うポジションで、輝きを放つような選手も出てくる。
 話し変わって今、昨年準優勝の早稲田大学が2部降格の危機に瀕している。早稲田といえば一昨年、早稲田の10番を背負い1部の舞台でも活躍した、兵藤慎剛選手(現;横浜FM)が記憶に新しい。彼もまた、プロの荒波の中奮闘している。その姿を先日、TVで見て私は感動した。
 プレーそのものではなく、彼がピッチでしたミスを、チームメイトがフォローし取り返す姿にだ。プロならではのチームワークといえば、それまでだろう。しかし、彼の場合には大学時代から変わらない、特有の魅力を感じた。なぜなら、何度ボールを失っても、自然と彼の足元にボールは集まる。それだけの信頼感を、ピッチ内外問はず、彼は築き得ているんだと想像した。実際、ボールの失い方を見ても、チャレンジするスルーパスを狙ってのミスが多かった。(中には、若干無謀なパスもあった気はするけども。)


 沈むチームあれば、浮かぶチームもある。現在慶應大学が、2部リーグ1位を快走中。来年はどんなリーグ戦模様になるかまだ分からない。専大も今後、より厳しい戦いが予想される。それでも、目標を見失わず、残り5試合で勝ち点30を目指す必要がある。現在勝ち点22.。対戦チームはどこも強い。内容も結果も目が離せない、そんな躍動が続く。

2008年10月02日

決戦を前に

10月に入り、20℃前後の過ごしやすい日々が続く。

 関東大学サッカーリーグ戦は、現在第15節を終えたところ。後期は2勝2敗、8位に付け五分五分の戦いをしている。勝ち越しの掛かかる中央大学戦は明日行われる。後期リーグ戦を占なう意味で、一つの山場を迎える。勝ち点でこそ並んでいる中央大。しかし、得失点差+3が物語っているように中央大は攻守にわたって厚い。爆発的な攻撃力もある。切り替えの早さ、セットプレーでの集中力が勝負を左右してくるだろう。
 また、後期リーグを戦っていく上では、結果次第で順位が大きく入れ替わる今だからこそ、自分たちの掲げる目標、内容を見失わない必要がある。少しでもチームの目標に近づくこと。取れる勝ち点をいちいち逃していては勝負にならない。強豪大を相手に勝ち点を積み重ねていく戦い方も求められる。
 せっかく培ってきた相手ゴール前での軽快なパス回し。これはもっともっと早く、正確かつ魅力的にできると思う。最近、大学サッカーは堅実なパス回しと崩しばかりでつまらないという声も聞かれる。専大のパスサッカーを取り戻し確立していくことは大切だし、期待されるところでもある。


 大学サッカーならではの堅実な崩しと、専大独自の早いパス回しが融合すれば勝機もある。目標はただ達成するだけでは物足りない。貪欲に勝利を目指す。