2016.11.18
飯田貴敬
俺は出来る
5時50分に起きて、眠い目を擦りながら練習に向かう。
グランドにつくと同じように眠そうな仲間たちがいる。(大戸岬くんは4時起きで遠くから通ってるからグランドにつく頃には身体が起きていてハイテンション)
『俺は出来る。俺は出来る。俺は出来る』この円陣から練習が始まる。
円陣が終わるとみんな一斉に走り出す。
そう、ペース走だ。1週目が終わり2週目に入る時、その日の走る時間を言われる。
長い時間走る時は嬉しい!
体力つくし、身体も温まるし!
ペース走が本当に好きだ(嘘です。大嫌いです)
逆に走りが短いと、もっと走りたくなる。
何か物足りない感じがする。
『もっと多く走らせてくれ!』って思ってる
(嘘です。とても嬉しいです)
このペース走をいかに楽して走るか考えて試行錯誤したものの4年間答えは見つからなかった。
結論、、、なにしてもキツイ!!!!!!
(角を曲がる際に良く転んでいたのは吉村くんです。キツイのに笑わせてくるのやめてほしかったです)
という冗談は置いておいて
今日は18日。インカレ決勝は来月18日。
長くてもこのチームで出来るのは1ヶ月。
当たり前だった日々が無くなるのは
本当に寂しい。
ご飯を食べに行くのも
一緒に風呂に入るのも
鍋を作ってくれるのも
イルミネーション行くのも
真冬にタンクトップ一枚で一緒にジェットコースターに乗ったのも
金欠だーって言って1週間カレー食べ続けてた人も
買い物行って『すみません。この服試着したいんですけど』って店員と間違えられたのも
寿司どっちが多く食べれるか勝負したのも
全部サッカー部。
どれほどの時間を一緒にいたのだろう。
たわいもない話で笑うのも、
イジってイジられて笑うのも、
これだけ一緒にいても毎日話が絶えず
笑いが絶えなかった。
本当に楽しかった。
自分がブログを書いている今、現在も
くだらない話で盛り上がっている。
とにかく一人一人の癖が強い。
けど好きだ。(恋愛感情はない)
しかし仲良すぎて裏目に出たこともあった。
お前らの学年は
〝ダメな代″
と言われ続けた。
このチームでサッカー出来るのは最長であと1ヶ月。
最短なら明日だ。
明日負ければ引退。
この言葉を言うのは高校3年時の選手権以来だ。
明日負ければ引退という状況で思うのは、
絶対勝とうというよりも、
やってきた事を全て出そう。と考える。
勝負事、何が起こるか分からないが
自分達がやってきた事が出来れば
勝てると信じている。
このチームで長くサッカーがしたい。
自分は人に巡り合う才能があると感じている。
今まで、自分にプラスになる人ばかりに
出会えてきたと感じている。
それは一つの才能でもあり、
自分の1番の才能だと思っている。
大学に入ってからもそうだ。
全ての出会いが自分を成長させてくれたと
感じているし、恵まれていると感じる。
感謝しているし、
だからこそ最後に良い形で終わりたい。
まずは明日。
そして12月18日。
日本一になっているのが
〝ダメな代″であると願っている。