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部員ブログ

2019.01.03
吉田和拓
「はりぼての自信」

あけましておめでとうございます。
今回、部員ブログを担当させていただく1年の吉田和拓です。

いきなりですが、少し前に読んだ本の内容が面白く、考えさせられる内容だったので少し紹介させていただきます。
著者は、南海キャンディーズの山里亮太さんです。その本では彼が芸人になる前からこれまでの猟奇的とも言える努力。その裏にあった、怒り、悔しさなどの感情や天才になりたかった思いなど、今の山ちゃんの陰湿なキャラを作り上げたすべての生き様が包み隠さず素直に綴られています。
内容に関してはここで詳しく説明できないので、興味のある方は是非買って読んでみてください。非常に面白いです。

「張りぼての自信」

これは本の中に書かれていた言葉であり、自分の頭から離れないワードだ。

この「張りぼて」とは、自身の成功体験のことで、今まで経験した成功や輝かしい結果を、自分の周りにどんどん打ち立て、自信の盾を作り上げるということだ。なにか失敗したり、上手くいかなかったり、自信がなくなりそうな時この張りぼての貯金を切り崩し、自分は大丈夫、前はこんなにできたんだと自分に言い聞かせ、メンタルを保つ。しかし、それには限界がある。いずれなくなる。なくなったとき何も無い、弱い自分がさらけ出される。

それが「張りぼての自信」

この言葉を見たとき、自分のことを言われてる気がした。

中学、高校とJリーグの下部組織で育ってきた自分は、輝かしい成績も残した。十分な「張りぼて」は無意識にもっていた。

大学には過去のことはリセットしてまた1から頑張ろうと決めて入学したが、結果試合に出れず、なにも残せず先輩の後ろ姿だけ見て1年間を終えてしまった。振り返ると、無意識に持っていたはりぼてに甘えていたのかも知れない。

上手くいかず、試合に出られない時でもどこかで、自分は周りとは違う、勝っていると思っていた。

そして今、はりぼてを剥ぎ取られた自分に残るもの。自分自身から湧き出る確かな自信はわずかしかない。

2019年は自分自身を100%受け入れることからスタートしていきたい。
足下を見つめ自分と向き合い必死こいて結果を残すための努力をします。

そして「はりぼて」ではなく、確かな自信を手に入れます。

本の紹介も兼ねて昨年の振り返り、今年の決意を書かせてもらいましたが、読んで頂きありがとうございます。

皆さん今年1年共に頑張りましょう!

今年も専修大学体育会サッカー部そして吉田和拓の応援よろしくお願いします!!

引用:山里亮太『天才はあきらめた』(朝日新聞出版、2018)

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