みなさんこんにちは、氣田亮真です。
今日が最後のブログということで、4年間を自分のサッカーノートを見ながら、振り返ってみたいと思います。
1年目。
怪我によりみんなよりも遅れてチームに合流しました。それでも不安はなく、自信を持っていました。それは半端ない覚悟があったからだと、今振り返ると思います。そして、幸運なことにすぐに出番を頂き、幸運なことにジェフユースの先輩から有り難いパスを頂き、デビュー戦でゴールを決めることができました。(あれはめっちゃ嬉しかったな~)
しかし、すぐにどん底を経験しました。今でも忘れません。2016年5月15日明治大学戦。同期の西村くんと一緒に源平さんに殺されるのではないかと思うほど、怒られました。「氣田と西村がヘタレだった」と試合後の記事を見て、めちゃくちゃ悔しい思いをしたのを覚えています。自分が情けなくて、恥ずかしかった。(でもまだ自分に自信があった)
それからは試合に出ることはありましたが、試合中の自分の存在が徐々に薄れていきました。そして、中山克広大先輩にポジションを奪われ、そのまま8試合出場なしのまま1年目は終わりました。自分の理想と現実のギャップがありすぎて悩みました。
自分のこの努力の方向は合っているのか?自分の情熱が足りないのか?自分とちゃんと向き合えているのか?と自分のやり方を疑った1年目でした。
2年目。
「Next innovation 」
~今ここにない未来は自分で作る~
というテーマで挑みました。しかし、前期はまたしても理想と現実のギャップに苦しみました。ある日、源平さん、ぶちさん、相手チームの監督(知り合い)、スカウトの方、4人で私を囲み、1時間以上ご指導受けました。「今ここがお前の人生のターニングポイントだ。ここで成長できなかったら、お前は上に行けない。」そう言われたのをとても良く覚えています。(ボロカスに言われた)
そして、有り難い指導と努力によって後期は自分の理想に近づくことができました。2017年9月24日またしても明治大学戦。ほぼ完璧なパフォーマンスを発揮できました。1年でここまで持ってこれたなと。成長を実感しました。源平さんに「チームは後期なかなか勝てないけど、お前のプレーを観るのが楽しみだった」と言われた時は少し見返すことが出来たと思い、自分の努力が間違っていないと確信しました。
テーマ通りにいった2年目でした。
3年目。
「自力本願」
~全ては自分の行動次第~
というテーマで挑みました。2月のデンソーカップでは3試合3ゴールで優勝。良い流れでチームに帰ってきました。自信を持って迎えた2018年初の公式戦。GKの塚田くん(後輩)に膝蹴りをもらい、あばら骨折&肺に穴が空くという最悪なスタート。肺に負担をかけてはいけないので、まともなリハビリも中々出来ずに苦しみました。それでも、なんとか復帰して、最初のリーグ戦ではチームの逆転勝利に貢献しました。しかし、怪我の影響は自分の思っているよりも大きく、その後は自分のコンディションが全く上がらずに苦しみました。チームは勝っていくけど、自分は試合に出れない。「なんでお前が10番?」みたいなことを言って来る人もいた。そんな悔しさを経験して、ようやくコンディションも上がってきて、大臣杯ではチームの中心になる!と思ったら次は捻挫。大臣杯どころか後期リーグの4試合も欠場。気付けば、「去年の方が試合出てるな~」と思いながら、何も結果を残せずに終わりました。それでも、この年は試合以外の行動や考え方をとても多く学べた3年目でした。
4年目。
「change before you have to」
~変革を迫られる前に変革せよ~
「俺がチームを頂点に連れて行く」と自分自身に誓い新年を迎えました。監督が変わり多少の不安はありましたが、自分のやるべき事は変わらないと思い、期待したラストイヤー。またしてもシーズン開幕前に怪我。チームも混乱状態なのは外から見て感じました。復帰したら自分が何とかしよう!と思っていたが、気付けば自分も混乱の中にいました。それでも、行動をやめずに真摯に自分と向き合い続けていると、サッカーの神様が微笑んでくれました。神様は見てくれているなと安心しました。個人としては最低限の事は出来たシーズンだったと思いますが、後期リーグが始まる前に目指したチームの目標は達成することが出来ず、本当に悔しいです。俺らなら絶対に勝てると思っていたのにこの結果。何が足りなかったのかは今でもわからない。過信は全くなかったとハッキリ言える。でも結果が出なかったということは明らかな努力不足だと思う。どこかで自分に甘かった。10番として甘かった。応援してくれた人たちを裏切ってしまい申し訳ない思いがたくさんの4年目でした。
こうして振り返ってみると、苦しい時間の方が長かったです。チームとしても上位争いを一度もすることはありませんでした。
来年は、後輩たちがどんな結果を残してくれるのか期待ですね。(郡くん、キャプテンやれよ!)
最後なので感謝の言葉も書きたいと思います。
まずは同期のみんな。
私はチームメイトみんなから「亮真って自分の世界に入っている時があるよね」とよく言われます。もちろんそういう時間もあります。でも意外にみんなのことを見ている時間も結構ありました。ものすごい熱い思いを持っているやつもいるし、地道な努力をしているやつもいるし、文句は言うけどちゃんと行動してるやつもいる。そんな仲間がいたから、私も努力し続けることができました。この仲間で戦えたことは私にとっての一生の誇りです。だからこそ、このメンバーで勝ちたかった、、、、(ヤバイ泣きそう)
ありがとう。
そして、家族。
末っ子の私は本当に愛され、応援されているといつも思います。プロになれたのも家族のおかげです。愛しています。(家族みんなの名前、タトゥー入れようかな。笑)
特に父。小学4年生から毎週試合を観に来てビデオを撮ってくれました。それをまた「タッチ集」としてビデオを編集してくれて、私はいつも自分のプレーを見返すことができました。大学に入ると、試合後に読み終わるのに5分くらいかかる長文LINEで良かった点や反省点を送ってくれました。ここまで来れたのは、間違いなく父のおかげです。私もいつか父のように自分の子供に沢山の愛情を届けたいと思います。
ありがとう。
来年からはプロの舞台で戦います。自分が苦しい時に光となってくれた偉大なスーパースターのように、私も誰かに夢や感動を与えていきたいと思います。
4年間ありがとうございました。