「そぞろ神のものにつきて心をくるはせ、道祖神の招きにあひて、とるもの手につかず。」
こんにちは。
つい先日、昨年の相棒であるナオキ・カヌマが退寮した事により束の間の一人暮らしライフを満喫している郡です。
今回タイトルに挙げた言葉はもちろん皆さんご存知の名作「奥の細道」に綴られている松尾芭蕉の言葉である。この言葉を僕の独断と偏見による解釈にすると、
「マジで旅行きたすぎてやばい。てかもはや旅がワシの事呼んでるくさくね?(笑)もう何も手につかねー。」
と芭蕉パイセンは言っている。多分。
彼が旅に出たのは45歳の時である。当時の寿命や芭蕉パイセンが死去した年代のことなどを考えるとまあまあのおじいちゃんである。そんなおじいちゃんが旅をする事に恋焦がれ、何も手付かずの状況に陥りこんな言葉を残している。正直痺れた。なんて欲望に真っ直ぐなイカしたおじいちゃんなんだと。
こんな文章を読んでくれている皆さん、今の自分に当てはめてみてください。
僕の場合は間違いなくそれが「サッカー」です。サッカーを当たり前にできている幸せに心を踊らせています。ラスト1年もない僕たちはとても重要な人生の帰路に立たされている。チームの状況も自分の状況も決して望ましい位置にいる訳ではない。しかし自分に期待しシーズンが来ることをワクワクしながら待っているリトル・コオリも存在している。大学でサッカーを続けている人は必ずどこかに何かしらの不安を抱えていると思う。だがそんな時こそ原点の自分にかえり、何を思い、どこを目指して、どうなりたいのかをしっかりと見つめ直し、ワクワクしながら未来の自分に期待したいと思う。
そのための今があり、本当にがむしゃらに突き進んでいく覚悟を持っている。ラスト1年、最後にみんなで笑えるように。