〜災い転じて福となす〜
みなさんはこの言葉をご存知でしょうか?
「災難や不幸を逆に利用して良い結果に結びつける」
と言った意味があります。
おそらく多くの人がこの言葉を耳にしたことがあると思います。
ではなぜ今回この言葉を紹介しようかと思ったかというと、母が私によく言ってくる言葉だからです。
母は座右の銘だと言って、事あるごとに私にこの言葉をかけてくれます。
もうわかったよって
正直そんなふうに思う時もありました。
ですがいつも私を大切に思ってくれている母とこの言葉にはよく救われていたのかな、なんて思います。
そんな話はさておき、私はこの言葉を皆さんにも伝えたいなと思います。
私は大学に入って悔しかったりムカついたりすることがよくありました。
なんでだよ
なんでうまくいかないんだよって
そんなふうに思うことがよくありました。
でもそんな気持ちの矛先はいつも周りの人や環境へ向けられていました。
自分の課題とは本気で向き合わず、
自分のことは棚に上げた言動ばかり。
先日、私にとって辛いことがあり、
近況報告って感じで母に電話したのですが、
そこで母にこう言われました。
「あなたがやるべきことはそのことにムカつくことではなく、このことを機に成長することじゃないかな
災い転じて福となすだよ。」
ああ、なるほどな
私がやるべきことはどんな環境でどんな悔しい思いをしても成長すること
そして嫌なことを嫌と考える時間と労力が無駄でしかないんだということ
そんなことを母は伝えてくれました。
私は初めてこの言葉を理解できた気がします。
最近ではトップチーム以外の人たちは毎朝紅白戦をしています。
つまらない
上手くなってる気がしない
なんて言葉を口にする人さえいますが
そんなこと考える必要ないと思います。
だったらプライドを捨て、学年カテゴリーに関係なくアドバイスが飛び交う環境を自分たちで作れば良い。
そして苦しい期間を共にした私たちが成長し、いつかトップチームを食ってしまうくらいの気持ちで練習に臨めればいいと思います。
それにトップチームの人に比べたら劣るものがあるから今の立ち位置にいるのであり、やるべき事は山のようにある。そこから目を離してはいけません。
私のように他者や環境に不平や不満を訴えることはなんの価値もなく、自分を衰退させていくだけ。
自分で自分を不幸にしてしまっていたんだな
私は母のあの言葉でそう思い、変わろうと思いました。
自分はまだ実力不足
やるべきことはもっとある
そうやってベクトルは常に自分に向け
まずは行動を変えなければ
どんな環境でどんなに悔しくても、
その悔しさやモヤモヤを力に変えてしまう。
どんな辛いことがあっても、
どれだけ嫌な言葉をかけられても、
あーそれもいいっすね
なんて言って自分の成長につなげる
そんな感じがいいと思います
特に下のカテゴリーで活動してる人たちは
辛く悔しい時間を過ごしていることと思います。その気持ちは間違いなく大切です。
でもその悔しさは環境に向けず自分に向いていますか
私たちにとってサッカーができる場所と仲間と道具があるそれだけで充分幸せです。
充分に成長できるのです。
その分何度も何度も壁にぶつかって
悔しくて辛い日々を経験する必要があります。
時には悩んだり気持ちが乗らなかったりすることもあるかもしれません、
でも大丈夫
サッカーを楽しむ心と向上心
もっと上手くなりたいというその一心で
災いは転じて福となせるのです。
全ては自分次第
前向きに前向きに