こんにちは。今回ブログを担当させていただく1年の中島優大です。
突然ですが、僕は「頑張る」という言葉があまり好きじゃないです。
「努力は報われる」という言葉があって、頑張ればきっと結果はついてくるというようなことを考えている人は多いと思います。事実、何事も努力を積み上げなければ結果にはつながらないでしょう。
ですが、僕は「頑張る」という言葉に安易に逃げてしまっている人が多いのではないかと考えています。無駄な努力でも、意味のないことでも「頑張って時間さえかけていれば結果がついてくる」なんてことはありえないですよね。いくら苦労したって、結果につながるとは限らないのです。
漫画『ドラゴン桜2』でも描かれていますが、東大生は頑張るという抽象的な言葉はあまり使わない印象があります。「これからこの勉強をして、こういう目的で行動して、こういう結果を得たい」と「頑張る」が非常に明確になっている場合が多いです。頭がいい人ほど、「頑張る」という言葉を使わないのです。
今日はこの「頑張る」という言葉の落とし穴についてみなさんにお話ししたいと思います。
「頑張る」という言葉には、2つの落とし穴があります。わかりやすく勉強を具体例にして説明します。
1つ目は、「時間」の落とし穴です。僕がよく生徒から受ける質問の中で、いちばんオーソドックスなものが「何時間くらい勉強すればいいですか」です。「何時間くらい勉強すれば東大に合格できますか」と。
でもこの質問って、よく考えたらおかしな話だと思いませんか。だって時間をかけたら勉強ができるようになるわけではないからです。
例えば、みなさんが4時間勉強したとして、わからない問題を2時間ずっと考えていたとします。ただ「うーん、うーん」とうなっているだけで、勉強時間が半分消えているのであれば、それにはなんの意味もないですよね。そういう時間が何時間累積したって意味ないわけです。
2つ目は「目的」の落とし穴です。例えば、「どうすればテストでいい点数が取れますか」という質問をする人がいるとします。その人に
「じゃあ、そのいい点っていうのは、君の中で何点のこと?」と聞きます。
すると、たいていこの質問には答えられません。「え? うーん……」と悩みこんでしまいます。
「いい点取れればいいな」と思っているかもしれませんが、その「いい点」が何点なのかを考えずに勉強している人って多いですよね。ダラダラした勉強になってしまっている人は、どの科目のどの分野のどの問題で何点取るのか明確になっていないから、努力しようとしてもそれがなかなかうまくいかないのです。
これは、勉強だけでなく私たちの生活にも当てはまります。なので、時間に対してルーズにならず、きっちりと厳守すること。そして、目的をもって行動すること。
時間と目的を把握し、理解して行動すること。この2つを大切にしていきたいと思います。
拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。これからも専修大学サッカー部の応援よろしくお願いします。