選手 Player

部員ブログ

2025.11.25
吉野翼

本日のブログを担当させていただきます。

4年の吉野翼です。

よろしくお願いします。

大学サッカーを引退しました。

最後の練習が終わって帰り道を歩いていると、思っていたよりもずっと静かで、少しだけ肩の力が抜けたような気がしました。

高校の頃とは違って、大学では「サッカーを続ける理由」を自分で選び続けないといけなかった。勉強、人間関係、何かにつけて言い訳をしようと思えばいくらでもできる環境で、それでもボールを追いかけてきた四年間は、結果以上に自分にとって価値があったんだと今は素直に思えます。怪我で思うように動けなかった時期もあったし、ベンチで歯を食いしばりながら仲間のプレーを見ていた日もあります。反対に、自分のプレーでチームの役に立てたと感じた試合の夜は、帰り道の空気さえ違って見えました。成功も失敗も、どれも全部、自分の四年間をつくってくれた大事な断片です。

 

そして、今シーズンお世話になったタクさん。

タクさんの存在は、自分にとって指導者という言葉だけでは収まらないものがありました。誰よりも自分たちを信じてくれて、上手くいかないときも背中を押してくれた。プレーのことだけじゃなく、日々の過ごし方や仲間への向き合い方、努力の積み重ねをどう大切にするかまで、全部タクさんから学びました。練習がうまくいかず落ち込んでいたとき、「まだできるよ、ここからだよ」と言ってくれたあの一言は、今でもはっきり覚えています。あそこで踏みとどまれたから、四年間を最後まで走り切れたんだと思います。誰かを責めたり、感情的になったりするのではなく、どんな状況でも冷静に現実を見て、チームを前に進めるタクさんの姿勢は、ずっと自分の目標でした。プレーだけでなく、人として、こうありたいと思える背中でした。自分が大学サッカーを続けられたのは、環境でも結果でもなく、タクさんがいてくれたからだと心から思っています。タクさんに出会えたことは、この四年間で一番の財産でした。

 

そして、はるさん。

はるさんがいなかったら、自分は途中でサッカーを嫌いになっていたかもしれません。

昨シーズンや今年の年明けの時うまくいかない日が続いて、練習に行くことさえ重く感じていた時期がありました。自分のプレーに自信を持てなくて、「もうサッカーなんて楽しくない」と心のどこかで思い始めていた。そんな日、練習が終わって帰ろうとした自分を見つけて、声をかけてくれたのがはるさんでした。最初は、自分の気持ちなんて理解されるわけないと思っていたのに、はるさんは自分の弱さを否定せずに受け止めてくれました。誰にも言えなかったことを、あの日、はるさんには素直に話せました。あの時の自分は、ほんの少しの言葉で救われるほどギリギリでした。あの時はるさんと話していなかったら今こうしてやり切ったなんて言えてないと思います。はるさんの言葉が、自分をサッカーから離れさせずにいてくれました。本当にありがとうございます。

 

このチームにスカウトしてくれたあずくん。

あの時、自分を選んでくれたことが、大学4年間のすべての始まりでした。

あずくんが声をかけてもらわなければ、出会えなかった仲間がいて、味わえなかった悔しさや喜びがあって、たどり着けなかった今の自分がいました。良い時も悪い時も、監督は自分をちゃんと見てくれていて、直接言わなくても、他の人に自分を高く評価してくれていたことを後から知った時は、本当に報われたような気持ちになりました。選んでもらえるということが、こんなにも力になるんだと初めて知りました。自分に期待してくれたから、自分は最後までサッカーをやりきる事ができました。あずくん、本当にありがとうございました。あなたが見つけてくれたひとりの選手として、ここまで走り切れたことを誇りに思います。いただいた言葉も、背中を押してくれた時間も、これからの人生で必ず生かしていきます。

 

そして、Iリーグをともに戦った仲間たち。

あの時間は、ただの「活動」や「試合」なんかじゃなくて、自分の人生の一部になりました。朝早くからの練習、納得いかないプレー、悔しくて眠れない日、勝った時の喜びを分け合った瞬間、その全部を共有できたのは、他の誰でもない、あの仲間たちだけです。誰も完璧じゃなかったけど、誰も諦めなかった。苦しい時、自然と誰かの声が背中を押してくれて、負けそうな自分をもう一度前に向かわせてくれた。あの輪の中にいられたことが、自分にとって何より誇らしいです。このチームで戦えたことは、きっとこの先の自分の支えになると思います。あの時間を一緒に戦ってくれた仲間たちに、心から感謝でしかないです。

 

一緒にいた伊澤、ひろと、仲本へ

サッカーでも寮生活でも、そして日常でも、4年間ずっと一緒にいた3人でした。思い返すと、大学生活の大事な場面にはいつもこの3人がいました。サッカーがしんどくなったとき、怪我でモチベが落ちていたとき、試合に絡めなくてひとりで悩んでいたとき、そのすべての瞬間に、そばにいてくれました。だけど、それ以上に自分を支えてくれたのは、あの何気ない時間でした。寮ではくだらない話をしたり、オフの前日やオフの日に遊びに行って、みんなでバカみたいに笑った時間が、いつの間にか自分の力になっていました。サッカーの悩みやこの先のことを忘れさせてくれるのは、大げさな励ましではなく、「お前も来るっしょ?」って自然に誘ってくれたことでした。あの空気が本当に自分にとってありがたかったです。もしあの頃、一人で抱えたままだったら、きっと自分はサッカーを続けられていなかったと思います。辞めたいという気持ちに負けなかったのは、理由なんてなく、ただこの3人と一緒にいたかったからなのかもしれません。自分は昔から、弱さや悔しさを人に見せるのが本当に苦手で、どんなにしんどくても「大丈夫」と言ってしまうところがあって、強がりなのか、不器用なのか、本当の気持ちを表に出せないままここまで来てしまいました。だからこそ、最後の試合で3人と同じピッチに立てなかったとき、その悔しさを口に出せなくて、胸の奥では叫びたいほど悔しかったのに、ただ笑って日々過ごすしかありませんでした。4年間、ずっと一緒に練習して、誰より近くで戦ってきた3人だからこそ、最後くらいは同じピッチの上で、同じ空気を吸ってプレーしたかったです。それが叶わなかったことが、時間が経っても消えないほど心に刺さっています。だからこそ、あの日の悔しさはずっと忘れないし、同時に、それだけ大切に思える仲間と出会えたことを誇りに思っています。

 

後輩たちへ

これからチームを支えていく君たちには、サッカーを楽しむ気持ちと、仲間を大切にする気持ちを忘れずにいてほしいです。辛いこともあると思いますが、その分だけ成長できるし、喜びも大きくなります。自分たちのチームの時間を、全力で楽しんでください。キーパーチームみんな応援してます。

特に、ぶちとひなたには頑張って欲しいと思ってます。

ぶちは、どんな時でも雰囲気を明るくしてくれて、苦しい日でも前を向かせてくれる存在でした。今年一緒にやってみて、努力家で頼れる後輩だと改めて感じました。

ひなたは、ひたむきさと吸収力が抜群で、一緒にプレーするたびに成長していくのが分かりました。その姿勢に自分も刺激をもらっていました。

2人とするキーパー練習はすごく楽しかったです。だからこそ2人には自分のようにはなって欲しくないです。

自分にとって2人は最高の後輩でした。

一年間、一緒に戦ってくれてありがとう。

 

最後に家族へ。

大学生活、そしてサッカーの4年間は、決して楽な道のりではありませんでした。直接そばにいてもらえない中でも、連絡や応援を通していつも気にかけてくれたことが、自分にとって大きな支えになりました。家族が遠くから見守ってくれていると思うだけで、前に進む力になりました。本当の気持ちや弱さを素直に伝えるのは苦手な自分ですが、この4年間を全力で駆け抜けられたのは、家族の存在があったからこそです。感謝の気持ちは言葉だけでは足りませんが、少しでも伝わるように、これからも頑張り続けたいと思います。

拙い文章ですが最後まで読んでいただきありがとうございました。

PAGE TOP