今回のブログは新4年の中村斗和が担当します。「知らない幸せ」、そのようなテーマについて書きたいと思います。よろしくお願いします。
最近、久しぶりに高校の友人たちとご飯に行きました。懐かしさを感じる一方で、就職活動の話で盛り上がり、話題の変化に時の流れを感じてしまいました。無邪気でたわいもない会話だけで笑い合っていた自分たちからは想像できないほど、現実味のある会話が増えていました。歳をとるって嫌ですねぇ。
そんな私も、いよいよ就職活動を始め、面接でとても考えさせられる質問がありました。
「将来の夢はありますか?」
この回答に、随分と時間を要してしまいました。
仕事のことなのか、自分の人生についてなのか迷ったわけではありません。ただ純粋に、「オレの夢ってなんだろう」と立ち止まってしまいました。今の自分にとって一番難しい質問だと感じました。
私はサッカースクールでアルバイトをしているのですが、ふと子供たちに将来の夢を聞いてみました。王様や大金持ち、サッカー選手など、次々と無邪気な答えが返ってきます。
自分も昔はそうでした。100万円を持っていれば大金持ちだと思っていたし、頑張れば必ずサッカー選手になれると思っていました。
しかし、少し大人になった今ならわかります。世の中に「王様」という職業はないし、100万円は扶養の壁すら超えません。そして、サッカー選手になれる人間はほんの一握りの世界であるという現実を。
日常生活で例えるならば、50点の家電を使っていた人が80点の家電を見れば「とてもいい製品だ」と感動できますが、初めに100点の製品を知ってしまったら、80点の製品を見てもガッカリしてしまうでしょう。まさに、我が家の冷蔵庫購入は後者の道を辿りました。物事は、知らない方が幸せなこともあるなとつくづく感じます。
夢の話に戻りますが、現実を知り、それを受け入れてこそ、自分の本当の価値や、考えうる範囲で最大の理想を創り上げていけるのだと捉えることもできます。
思えば、子供たちや自分が子供の頃に描いていた夢は、サッカー選手や王様といった「名詞」でした。
しかし、現実の厳しさを知り、それでも自分なりの価値を創り上げようとしている今の自分にとって、夢の形は少しずつ変わってきています。「誰かの挑戦を支えたい」「自分らしく生きていきたい」「誰かの笑顔と幸せをつくりたい」といった、夢は「動詞」へと変化していきます。自分もカッコよくて、デッカい夢を語れる人間になりたいと思います。
そんな中、サッカーはというと、新たな環境と慣れないポジションで、個人としてもチームとしても、あまりうまくいっていません。
しかし、そんな現実をしっかりと受け入れ、それを打破するために頭と体を動かすのが4年生の役目であると思っています。
とても難しいことだとは思いますが、感じた現実を材料にして、自分の価値を高める努力をしたいと思います。
そして自分は最後の一年です。結果はもちろん、このチームに何を残せるか、後輩たちに何を残せるか、そういった部分でもしっかりとチームに貢献できるように頑張ります。
かつての輝きを取り戻すため、チーム全員で勝利を目指して戦います。
今シーズンも専修大学へ、熱い応援をよろしくお願いします。


