こんにちは。
4年の古屋誠志郎です。
いつもブログの当番が近づくと何を書こうかと考えてしまうのですが、今回は最後なので大学生活を振り返ろうと思います。
読んで頂けたら嬉しいです。
専修に来た日、こっから大学生活か〜4年間長そうだな〜と思っていた。
実際今この状況になってみると、不思議なことにあっという間だったなと感じている。
専修の寮に来た日は2016年の2月2日。
初めての寮生活で、期待と不安、そして何より4年後プロになるぞという強い気持ちを持って入ってきたのを覚えている。
入寮した時の特に印象的に残っていることは、中杉が「ナカスって呼んで!」って言ってきた事。
そして厚太と最初に話した時に、「市船⁈宜しく‼︎」と凄い勢いで言ってきた事。
なんかとんでもない奴いるなぁと思った。
最初は正直気が合いそうにないなと思っていた。(ナカスに関しては未だに気が合わないけどね…笑)
みんなと会って真面目そうな奴多いな〜とか、
変わってる奴も多そうだな〜と思ったのが第一印象だったけど、そんな新しく過ごす環境がとても刺激的だった。
専修大学に入学したきっかけは、
強いチームで試合に出て、タイトルを獲ってプロになりたいという目標を叶えられると思ったからである。
きっと僕だけでなく多くの人がそのような想いがあったと思う。
しかし大学4年間の結果を通してみると、嬉しさよりも、悔しさや苦しさの方が圧倒的に多かった。
毎日夜寝る前に、その日の反省や、その時の感情、たまに愚痴など、思っていることをサッカーノートに書いているのだが、それを見返してみると、上手くいっていないことや苦しんでいる時間の方が多くあったなぁ…と実感している。
4年間いろんな想いをしてここまできた。
だからこそ充実した4年間であったし、あっという間に4年間が経ってしまったんだと思う。
上手くいかない時とか苦しい時は、なんでかな?と落ち込んだり、どうしたらいいかな?とみんなと話したり、なんとか改善しようと努力しても上手くいかなかったり、結果に繋がらなかったりで、面白くないと感じてしまう事や嫌だなと思ってしまう事も数えきれないほどあった。
その度に、ここを乗り越えたら成長するんだろうなと自分に言い聞かせていた。
YouTubeで本田圭佑が失敗や挫折について語っているのを観たりして、勇気づけられていた事も多々ある。
誰しもが何かに対して本気で向き合っていれば、挫折や失敗、困難や苦しさを味わう。
成功し続ける人なんていないし、大きな成功を手に入れている人ほど大きな壁や困難にぶつかっている。
そのような経験がなければ本当の意味での成功や成長はできないと思っている。
だからこそ挫折や困難は苦しくて嫌だけど、先を見据えれば、全てが経験として最後は自分自身の財産となる。
僕は大学に入るまで大きな挫折とか苦しんだ経験はそんなになかったから、大学での経験が凄く自分にとって大きな価値であった。
本田圭佑のように失敗や挫折を喜べるほどのキャパはまだないけど、それでも学生時代に失敗や挫折から多くのことを学び経験できた僕はとても幸せなことであると感じるている。
色々な困難があったけど、その中でもやっぱり試合に勝てない悔しさや難しさ、試合に出れない悔しさや苦しさなど、これまでには経験したことがないような事と向き合う時間が多かった。
関東リーグで4連覇した先輩たちと同じように俺たちもタイトルを獲るんだ!という想像とはかけ離れた結果ばかり。優勝争いどころか、残留争い。
これはサッカーだけには限らないが、勝負の世界で結果を得るということはとても難しい事なんだと実感した。
4年になり、高崎さんが監督に就任し、正直最後の1年で監督が代わるということに不安はあった。
けど、タカさんに教わることでサッカーに対する意識がより具体的なものに変化していった。
プロになる為ではなくプロで成功する為に必要なことや意識の持ち方など、プロで指導していたタカさんだからこそ、プロのレベルを知っているし、そのレベルで自分もプレーできるようにと出来る限り吸収しようと努力した。
タカさんの要求は高くて難しいこともあったけど、1年通して確実に成長したと思っている。
そうやってみんなと結果を残そう!タイトル獲ろう!と真面目に直向きにやってきた。
タカさんが練習に来れない時期も自分達で週末のゲームに勝つ為に必死にやってきた。
そして、いつも応援してくれる仲間の為、試合に観に来てくれる父さんと母さんの為にも活躍して勝った姿を見せたいと思って戦ってきた。
けど、今年も多くの負けを味わった…。
試合に勝てない時期が続いた時、父さんと母さんに「応援に行くと負けるからな〜」と言われたことがめちゃくちゃ悔しかった。
けど、何より本当に申し訳なかった。
次こそは勝ってやろうと思ってもまた負けたり、結果が出なかったり。
それでも変わらず応援してくれる父さんと母さんには本当に感謝してもしきれない。
この先、プロになれるかはまだわからないけど、どういう形になっても恩返しをしたいと思う。
結果だけを見れば、自分の描いていた大学生活とは少し違ったかもしれない。
けれど想像していたよりもプレーヤーとして、そして人として成長できたことは間違いない。
今日の練習がこのチームでやる最後の練習となってしまったけど、幸いなことにこのチームで、そしてこの仲間達とできる最後1試合が残っている。
それぞれが今まで色々な想いをしてきた。
その想いを全て乗せて明日の試合で、勝利という結果を手にして、最後みんなで笑って喜びを分かち合いたい。
“終わり良ければ全てよし”
という言葉はあまり好きではないけど、こういうことなんだと思う。
多くの人に支えられてここまで来れた。
僕に指導して下さった源さん、タカさん、アズ君、前コーチの渕さん、応援して下さった方々、そしていつも支えてくれた家族に心から感謝しています。
本当にありがとうございました。
4年間振り返ると本当に色々ありすぎてまとまらない文章になってしまいましたが、僕の想いや伝えたいことを出来る限り書きました。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
明日のリーグ戦最終節。
全員で勝ちに行こう!!!