GW3連戦の2戦目。
前節から中4日、次節には中2日と厳しい日程で続く中、前節で負傷したエース仲川が不在、デビュー戦でゴールを奪った深澤もケガの為、今節もベンチ入りなしと不安要素もある中、キックオフ。
強風が吹く中、流経大ボールから試合開始、いきなり前掛かりの流経大にファーストタッチからあっと言う間にゴール前に運ばれてしまい、出足でチームがもたついている中、ゴール前の混戦でファールを取られ、いい位置でFKを与えてしまう。
2分、それを流経大に直接FKを決められ、早くも先制点を奪われる。
ペースを掴めずに流経大のハイプレスに苦戦しながらも、専大は次第にパスも繋がりはじめショートパスを回してサイドから崩しにかかる。
しかし、圧倒的にボールを保持しながらも、なかなか最後の精度が定まらずシュートを次々に放つものの枠の外へ外れてしまう。
中盤での激しい競り合いからゴール前の混戦にもつれこみ、激しい接触から山川が頭を負傷。応急手当を受け、ピッチに戻る場面もあり接触が多い荒れた展開に。
40分には中央で受けた北出が相手DFを2人背負いながらもトラップでうまくかわし、中に走り込んだ前澤へパス、それを左足で豪快に叩き込むが相手GKに止められ得点ならず。
惜しい場面もあったが、パスミスも多く、ゴール前に迫るも最後のタイミングが合わず得点を挙げらえないまま前半終了。
1点ビハインドで迎えた後半。
流れを変えたい専大はラインをあげて全員でゴールを狙う。
48分、北爪の裏への大きなロングボールに廣瀬が受ける際に、前に走り出てきた相手GKに倒されPK獲得。
それを前澤が落ち着いてゴール左へ蹴り込み、GKが触るもボールはゴールの中へ吸い込まれ後半開始3分で試合を振出しに戻す。
勢いにのった専大はリズムを取り戻し、次々に早いパスを繋いでサイドチェンジを繰り返して流経大ゴール前へ迫る。
しかし、フィジカルの強い流経大DF陣にゴール前を固められ、決定的なチャンスも最後に潰されてしまう。
流経大のパワープレイに押される場面もあったが、前半の勢いと真夏のような暑さの中で次第に流経大は足のつる選手が続出し、試合が中断する場面が増える。
途切れる時間が増える試合展開の中、中盤の激しいプレーの応酬に両チームとも決め手を欠き膠着状態が続く。
専大は右サイドの北爪が駆け上がり浮き球のパスを北出が受け、トラップして早いシュートを放つも飛び出した相手DFの体を張った守備に防がれてしまう。
80分にはワンサイドゲームの様相、両サイドから深くえぐってクロスを上げ続けるもののタイミングが合わずに惜しい場面が続く。
89分、小口から途中出場の私市がフリーでパスを受け、前を向いた私市から浅野へスルーパス、空いたコースに浅野が左からシュートを放つも惜しくもGK正面で追加点ならず。
AT表示は4分。
このまま試合終了かと思われたAT93分、私市からの右からのクロスをゴール前左寄りでフリーになっていた前澤が胸トラップから芸術的なボレーを左隅に叩き込み終了1分前に劇的勝ち越しゴールを決めて2-1。
エース不在の苦しい戦いの中も全員で勝ち点3をもぎ取ることが出来ました。
前期リーグも折り返しに入り、タイミングが合わずにパスミスなどから危ない場面を作ってしまうなど中盤・守備に反省すべき点もあったものの、2戦連続でビハインドから後半の猛攻で逆転するという底力を見せたことはチームの成長に繋がっていることかと思います。
次節は一番苦しい中2日での連戦最終節になります。
遠い会場となりますが、GWの終盤にぜひ会場に足を運んで頂き、ご声援よろしくお願いいたします。
次節は 5月5日(月)13:50KO フクダ電子アリーナにて順天堂大学を対戦致します。
現在、順大も無敗で6節まで終え、早くも上位対決の厳しい戦いです。
たくさんの応援をお待ちしております。