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部員ブログ

2020.07.02
清水綾馬
It’s never too late.

こんにちは。今回ブログを担当させて頂く清水綾馬です。

今回は自分自身を客観的に見てブログを書きたいと思います。

自分は人生の中で、小さい時からいろいろな人に「お前の人生、つまんなそう」と言われてきました。特に同じ静岡学園で、現在専修大学でもチームメイトの北川貴大君には何十回とこの言葉を言われた記憶があります。北川君だけでなく、チームメイトや同級生など周りのほとんどの人が自分のことをそう思っているでしょう。自分でもそのように思われていると感じます。しかし、自分の人生がつまらない、面白くないと思ったことは1秒たりともありません。なぜ、つまらなく見えるのでしょうか。いつも単独行動をしているからでしょうか。オフの日でも、みんなと遊ばないからでしょうか。コミュニケーション能力がないからでしょうか。彼女を作らないからでしょうか(実際にはモテないので作るじゃなくて作れない笑)。でも、このようなことは自分自身が望んでそうしていることなのです。

このような自分を作った要素は、私が思うに3つあります。一つの大きなピースとして静岡学園をあげます。静岡学園という学校は皆さんが想像する以上に自主練をする学校です。私が静岡学園中学校に入学した時に一番衝撃を受けたのは塩浜遼という男の存在です。彼は今順天堂大学で活躍している選手です。高校時代は自分達代のストライカーでエースでした。静岡学園中学校に入学した当時は正直、自分の方が遼より上手かった。しかし、彼の練習量は測りしれなかった。静学中の練習は朝の9時から12時くらいまで。そこから昼飯を食べて、2時間程度練習して15時くらいに家に帰る。それが自分の中学校の習慣だった。しかし、遼は毎週土日は学校の電気が消える19時まで自主練をしていた。最初は、そんなに練習したって怪我をするだけだ。そう自分は感じていた。しかし1年後には、自分より遼の方が一つ上の試合に出てたし、目に見える結果でも技術でも自分を追い抜いていた。彼は滋賀県からサッカーで成功するために静岡にやってきたので、自分とはサッカーに対する思いが違いました。絶対に成功してやる。そういう情熱や魂を感じました。そこから自分の心に火がつき、自主練も電気が消えるくらいまでやったし、時にはグラウンドで疲れ果てて寝てしまうこともあった。そうした生活を送ることで寝るとき以外サッカーのことしか考えなくなったし、サッカーが生きがいになった。自分が思うにサッカーをやってる過半数の人は、そんな自主練をしても無駄。怪我をするだけ。自主練じゃなく、練習中に100%でやればいい。そう思うはずだ。しかし、努力すればする程結果が目に見えてくるのが静岡学園という学校の築き上げてきた伝統・歴史であり、他の学校にはない部分であると私に教えてくれた。

二つ目は、中学3年の時にたまたま選ばれたU15日本代表です。そこには、皆さんが知ってる通り久保建英だったり菅原由勢、中村敬斗、平川怜、瀬古歩夢、宮代大聖など今では海外やJリーグで活躍している選手がいました。そいつらと一緒にプレーした時は自分のサッカー人生ががらりと変わったし、死ぬほど努力しないとこいつらにはいつまで経っても追いつくことはできないと感じました。そこから、朝5時半に家を出て朝練をして授業の休み時間にはトレ室で体幹と筋トレを毎日欠かさずやって、16時半からのトレーニングをやった後夜21時まで自主練をして、家に帰り次の日の朝練に備える。土日も朝9時の練習で12時に終わり、昼飯を食べた後学校のグラウンドやトレ室で門限の19時までずっとトレーニングした。オフの月曜日も授業が終わってから、静学の柔道部に混ざり、綱などの筋トレをした後、静学の陸上部に邪魔になりながらも走りを行った。こうやって一日もオフがない日を高校3年間毎日やったせいで、友達と遊んだことも無かったし、友達も正直減っていった。いろいろなものを犠牲にした。しかし、この静岡学園で学んだものは、計り知れないし今の自分を形成してくれた。

三つ目は尊敬する家族だ。
父と母は自分より苦しい思いをしながら毎日自分のために働いてくれてる。お酒を飲んだりタバコを吸う人を差別するわけではないが、自分の両親がタバコはともかくお酒を飲んでるのを見た事がない。常に前向きに生きていて、自分達兄弟のために働いてくれている。そんな姿を見て、遊んだりハメを外すようなことは自分にはできない。弟の存在も大きい。弟とは小さい時から一緒に切磋琢磨してきたので、お互いの事を理解してる。自分の夢の一つは、弟とワールドカップに出場することだ。弟は、去年日本代表にも選ばれ、自分より一歩先のステージに進んでる。もっと頑張らないと。やらなきゃダメだ。弟はいつも自分にそんな刺激を与えてくれる。

このように見てみると自分自身でも自分を変な奴だと思うし、一緒にいてもつまらない人間だと思う。しかし、自分のこの性格を変えるつもりはないし、貫きたい。なぜなら自分には叶えなければいけない目標があるし、それを達成することで今までお世話になった人達に恩返しできるから。
今この瞬間に何ができるか。今日したことに後悔はないだろうか。そうやって自分に問い続けて生活していきたい。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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