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部員ブログ

2020.11.13
冨山 大輔
終わってないけど

こんにちは。

四年生の最後のブログリレー第一号を担当する冨山です。

毎年この時期になると四年生が最後に熱いブログを残してくれて、とても真剣に読んでいたことを思い出します。

かつては、読む側で最後のブログを書くことなんて想像もつかなかったけれど、今がその時でなんだか不思議な気持ちです。

 

さて、今年はコロナという新型ウイルスの影響で例年とは違ったシーズンを送ることとなりました。緊急事態宣言下という特殊な世の中で新たな生活様式を模索する。

人と人との距離感をあけ、仕事もリモートワークが増え、極力感染リスクを抑えようとする風潮の中、こうして関東大学リーグ戦が行われていることに感謝の気持ちを持たないといけないことに改めて気付かされました。

感謝は、今まで当たり前だったものが当たり前じゃなくなった時に強く感じることがあります。例えば、実家暮らしだった人が一人暮らしや寮生活を始めると改めて親のありがたみを感じる。なんてことはよくあることです。

しかし、その生活に慣れればいつしかその感謝は薄れていくものとなってしまうのではないでしょうか。

自分自身、サッカーができることが当たり前になってしまい、感謝の気持ちを忘れてしまうことがありました。

直接的な関わりがなくとも色んな方のサポートがあってこそ全力でサッカーをプレイすることができるのです。

では、その沢山のサポートに対して、自分たちが返せるものは何かということを考えたときに、俺は最後まで諦めずに全力で戦う姿勢を貫くことだと思います。

どんな結果になろうと、その姿勢を変えずに勝負してなにか感じてもらえるように、残せるように日々を大切に過ごしていきます。

と、まあ今から大学生活のことを振り返ろうと思うのですが、もう少し書かせてください。

俺は大学四年間ではサッカーを中心とした生活を送ってきました。

人生の夏休みと言われる大学生活を大好きなサッカーで過ごすことができて幸せでした。笑

日々をただ過ごしてる一般の人たちに、大学まで来てサッカーやってて「すごいね」や「遊びたくならないの?」などいろんなことを言われましたが、俺は沢山の濃い経験ができたこの4年間を誇りに思っています。

ちなみに、

SNSで大学の一般の人たちが楽しそうに遊んでいることを見ると、正直にこいつらは暇なんだな。退屈なんだな。と思っていました。

というのは冗談で。

とにもかくにも、大学サッカーから学べたことが自分の財産になることは何にも変えられない真実です。

でも、この大学サッカーで悔しかったことが2つあります。

1つは、自分の中での大事な試合で結果を残せなかったことです。

重要な試合で、活躍することが上に行けるか行けないかが別れるんだなと思いました。

では、活躍できる選手と活躍できない選手の違いはなんなのかなとずっと考えて改善しようと思ったのですが、それが分かれば苦労しないですよね。

単純に実力なのか、メンタルなのか。

4年目には良い形を作れてもシュートが入らず、結局結果を残さない現状にも悔しさがあります。

試合で活躍することの難しさをひしひしと感じました。

 

もう1つは、2年前に前指揮官だったぶちさんこと岩渕コーチに、自分たちの代は最高学年になった時に活躍できないと言われたことを覆すことができなかったことです。

言われた通り、今の四年生がチームを引っ張ることができず、結果を残せてない状況となってしまいました。

ただ、その2つに対して俺は全力で取り組みました。

試合に活躍するために自分ができることを精一杯準備したり、練習以外でも夜にグラウンドに忍び込んで1人でボールを蹴ったり中矢とボールを蹴ったりしていました。

チームを良くしようと高島筆頭に試行錯誤を繰り返しました。

それでもうまくいかなかった、他から見れば甘い、まだまだだと言われたり思われたりしてたけど、俺たちは全力で妥協せずに取り組みました。

それが故に、余計に結果を残すことの厳しさや簡単じゃないということを痛感しました。

サッカーで上へ行くことは簡単ではないし、トッププロでプレイする海外の選手たちに対して理解することすらできません。

この2つはとても苦しい経験ですが、色んなことを多方面から見たり、考えたりすることで確実に成長はしていると感じれています。

最後に、大学生活で出会ってくれた仲間はかけがえのないものとなりました。互いに刺激しあって、仲間の存在があったから頑張れました。ありがとう。

悔いはない。

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