選手 Player

部員ブログ

2020.12.02
白井達哉
心を込めて

こんにちは。
4年生の白井達哉です。

とうとう自分にも最後のブログの番が回ってきました。

今までの僕のブログといえば、昔話の続きを勝手に考えてみたり(現在は非公開)、オススメの映画を紹介したりなど、あまり自分の心境や人への想いなどは書いてきませんでしたが、今回は最後ということで、今までのサッカー人生を振り返ってみて感じたこと、伝えたいことなどを、赤裸々に書き記させて頂きたいと思います。

(^▽^)。oO(長くなりそうなので時間がある時に見ることをオススメするよ!)

今まで何度も経験してきた「別れ」ですが、やっぱり何度経験しても慣れません。

専修大学サッカー部との別れ、そしてサッカーとの別れ。

4歳の頃から兄の影響で始めたサッカー。
サッカーをしている事が楽しくて、サッカーを通じて友達を作って、何をするにもサッカー中心だった18年間。

ただただ無邪気にサッカーを楽しんでいた小学生時代。
何しろワガママで、今思えばコーチや先輩は扱いずらかっただろうなぁ。笑
それでもサッカーが上手くなりたいという気持ちは強くて、近所の公園とか家の前で、日が暮れるまでひたすらリフティングとか壁当てをしてた。

中学時代、クラブチームに通っていた自分は学校では、部活に入っている同級生達とそこまで仲良くなれず、1人で下校していたことも何度もあった。

寂しいと思ったこともあったけれど、でもグラウンドに行くとそんな思いは消え去った。

毎日沢山走って、コーチに怒られて、理不尽な思いもさせられて、苦しいことも沢山あったけど、
大好きなサッカーをする場所があって、大好きな仲間がいて、練習が終わった後はコンビニでお菓子を買ってコーチの愚痴を言いながら駅まで自転車を漕いで帰って。
そこが僕にとって1番居心地のいい場所で、それは卒業して何年か経っても変わらない居場所。
僕にとってかけがえのない思い出になっている。

高校時代は、1年生の頃から試合に出してもらって、中学時代の頑張りは無駄じゃなかったんだと感じることが出来た。

キャプテンも務めて、最後の選手権では東京都ベスト8まで勝ち進めた。

18年間で1番思い出に残っている試合。
選手権での0-2からPK戦を経ての逆転勝ち。あれは今までの人生の中で一番気持ちが熱くなった瞬間だった。
「何がなんでも勝ちたい。」その想いがどんどん強くなるにつれて試合中なのに涙が溢れた。
試合が終了して、汗だくで号泣している自分に皆が駆け寄って来てくれた。皆も号泣してた。

キャプテンを務めて大変なことも沢山あった。
同じ学年で一緒に頑張ってた仲間が辞めてしまったり、チームが中々まとまらなかったり、試合に勝てない時があったり、その度に悩んで悩んで、色んな葛藤があった。

それが全部この試合で報われた気がした。
サッカーをやってて良かった。今まで頑張ってきて良かった。心からそう思った。

大学のサッカー部に入部して練習に参加した時、今までとは別の世界に来たようだった。
周りには強豪校出身の選手ばかり。自分の実力が全く通用しなかった。
世界で一番、自分が下手くそなんじゃないかと思ってしまう時もあった。
それでも高いレベルの人達とサッカーが出来て、それがすごく楽しくて、自分の成長を感じられるプレーが出ると嬉しくて仕方なかった。

大学3年生の頃、大怪我をした。

何もかもやる気がなくなった。

動けない自分。
皆のプレーを見るとどんどん差が広がってしまうように感じて、それがすごく怖かった。

そんな自分がすごく嫌で、
それでもこんな自分に優しい仲間が沢山いて、
自分に期待をしてくれる人達がいた。

怪我は長引いてしまい、復帰出来たのは今年の10月頃。
今でもプレーした後は膝が曲がらなくなる程痛くなったり、歩くだけでも辛い時もある。

それでも、復帰して練習に参加した時、久しぶりに試合に出た時、めちゃくちゃ楽しかった。

やっぱりサッカーをしてる時が一番心から楽しんでいて、サッカーが大好きなんだということを改めて実感した。
1年ぶりにピッチに戻った僕を、温かく歓迎してくれたチームの皆にはとても感謝しています。

サッカーは色んな景色を見せてくれた。色んな想い、色んな繋がりを生んでくれた。
全部が僕の人生の財産になり、力や自信になるでしょう。

このブログを書くにあたって、自分のサッカー人生を振り返った時、頭に浮かぶ光景にはいつも家族がいる。

家族には本当に沢山迷惑をかけてきたなぁ。。

僕に沢山時間やお金をかけてくれた。
きっと僕がサッカーをしていなかったら色んな所に旅行に行ったりできたのに。
小中高の時はいつも駅まで送り迎えをしてくれた。
どんなに朝早くても、どんなに寒くても、毎日変わらず送り迎えをしてくれた。
試合の時はいつも応援をしに来てくれた。
遠い会場でも足を運んでくれて、勝った時は心の底から喜んでくれた。
怪我をした時は早く復帰出来るのをいつも1番近くで願ってくれて、心配してくれた。
手術をした時も毎日お見舞いに来てくれた。

18年間、伴走者としていつも傍で支えて一緒に走ってきてくれた家族。

そんな家族にもっと試合で活躍する姿を見せたかった。
もっとサッカーを通じて恩返しをしたかった。
それが物凄く悔しく、心残りです。

心の中でこう思ってる僕に対して、たまに両親がこう言ってくれる。
「たつのおかげで沢山楽しい思いをしたし、本当に幸せだったよ。いっぱい見せてくれてありがとね。」
これを言われると胸がぎゅーと苦しくなる。

この家族に生まれてよかった。心からそう思います。

負けん気が強く、厳しいけど優しくて頑張り屋なお母さん。
不器用で涙脆いけど優しくて働き者のお父さん。
ちょっと頼りないけど優しくて賢いお兄ちゃん。
お目目がくりくりで世界一可愛いうるふ。(愛犬)

そんな優しくて温かい家族が僕の自慢です。

これから少しずつ恩返し出来たらいいな。
きっと何をしても喜んでくれるんだろうなぁ。

でもやっぱりサッカーをしてる姿を見るのが一番幸せなのかな。。笑

ただただ感謝の気持ちしか出てきません。
本当にありがとう。

僕はこの家族が大好きです。
これからも元気でいて下さい。

涙を堪えながら、いやちょっと流しながらこのブログを書いているので、内容がまとまり切らない部分もあったと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

最後の試合まで残り10日ほどですが、最後まで楽しんで笑顔で引退の時を迎えたいと思います。

今までのサッカー人生で関わってきた全ての人へ。

お世話になりました。
18年間本当にありがとうございました。

心を込めて。

白井達哉

PAGE TOP