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2020.12.05
アサノ竜也
Dear…Soccer

こんにちは。4年のアサノ竜也です。
とうとう最後のブログ当番が回ってきました。
最後のブログでは私のサッカーへの思いを手紙として綴っていきます。
小学生の作文程度の文章力ですが、よければ読んでください。

Dear…Soccer

本当にサッカーに出会えてよかった。
サッカーを通じて出会えた仲間、得た経験、日々の成長、多くのものを与えてもらった。
自分の人生を語る上でなくてはならない存在だ。
このブログを書いてる今はサッカーに関わったすべての時間が幸せだったと感じる。
小学校に入ると同時にサッカーを始めた。最初は日曜だけ練習をするチームに入った。友達とサッカーをするのが楽しくて、日曜になるが待ち遠しかった。高学年になり、別のチームに移った。練習も週4日になり、さらにサッカーにのめり込んで行った。そんなときにフットサルに出会った。どっちにするか選べず、どっちもやることにした。 
中学へ進学し、自分にとっての恩師に出会った。最初13人いた同期は卒業時には7人になった。毎月のように遠征に行き、北は山形から南は九州、片道10時間以上かかる所もマイクロバスで周り、サービスエリアに寝袋で泊まったこともあった。しかし、どんなときも恩師はサッカーを愛し、サッカーの楽しさを伝えてくれた。これほどの熱量を持ってサッカーに接する恩師をみて、自分もサッカーをますます愛するようになった。
高校は滋賀の野洲高校に進学した。その3年間でサッカーの苦しさとその先にあるものを知った。1年、2年とトップチームに関わりながらも公式戦にでることはほとんどなかった。3年になり、インハイ決勝。それまでの練習では調子が良かったが、ベンチスタート。後半途中から出場したものの、0-2で敗退。目の前で全国出場を逃した。ここから、険しい道のりが待っていた。伸び悩み、ポジションを転々とし、日々葛藤した。そんな自分を支えたのは2人の親友だった。1人は野洲の10番を背負い、自分以上のプレッシャーと日々闘っていた。その姿を間近でみて、自分を奮い立たせた。もう1人はピッチの外から常に応援してくれた。上手くいかず愚痴をこぼす自分を「そんなときもある、大丈夫や、乗り越えろ」と励まし、応援してくれた。選手権を迎え、決勝は奇しくも夏の再戦となった。後半ATに勝ち越し、夏のリベンジを果たし、全国を決めた。苦しみの先には最高の舞台が待っていた。
全国1回戦、開幕戦で関東第一相手に自分たちのスタイルを貫いたが、相手のエース(今はチームメイト)にPKを決められ、0-1で敗退した。だが、あのピッチからみた景色は忘れない。サッカーをしてきて、鳥肌が立つことなんて初めてだった。あの雰囲気の中でもっとプレーしたかった。
高校を卒業し、専修大学へ進学した。
大学サッカーは自分にとって厳しいものだった。
選手としてトップチームに関わることがなく、学連としても中途半端。自分を見失うこともあり、心も体もギリギリで、日々過ごすのに精一杯だった。自分は結局、大学サッカーに何も残せていない。ただ、大学サッカーを通じて出会った仲間にはとても恵まれた。選手として毎日サッカーと向き合うチームメイト、学連として大学サッカー界を支える学生幹事、サッカーから離れ、自分の人生を切り開くために努力する友人。
隣を見れば常に素晴らしい仲間がいた。その仲間との過ごした時間が大学サッカーでの一番の財産だ。

22歳までサッカーをしてきて、すべてが楽しい時間だけではなかった。苦しい時期、辛い時期は何度もあった。むしろそっちの方が多かったかもしれない。
辞めたくなることは何度もあった。それでも離れられないほどサッカーを愛していた。これからも離れることはない。そう思わせてくれたのは隣にいた仲間、恩師そしてなにより母のおかげだ。心の底から感謝している。
一旦、選手としてのサッカーとは区切りをつける。そして小さい頃に憧れたFリーグに挑戦する。競技は変わるが、これからもボールを蹴り続ける。
これからもこんな自分を温かください見守ってほしい。

関東リーグ、アイリーグともに残りわずかです。
2020年はコロナウイルスの流行により、今までとは全く違うシーズンになりました。その中でもサッカーが出来る幸せを日々感じています。その環境を与えてくださったサッカー部関係者、関東学連の学生幹事、大学サッカー連盟の皆様、心から感謝しています。
サッカーできることに感謝し、最後まで楽しみたいと思います。
これからも専修大学サッカー部への温かい声援、支援よろしくお願い致します。

そして最後に。

サッカーよ、ありがとう。
サッカーに出会えたことが私の人生で一番の幸せだ。
これまでの人生、サッカーを通じて多くの経験をし、多くの仲間に出会った。
そのおかげで今の私がある。
サッカーをして、子どもから大人になった。
年老いてサッカーが出来なくなっても私は生涯、サッカーを愛し続ける。

心からの感謝を込めて。

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