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部員ブログ

2021.11.14
川本大夢
最高のサッカー人生

 

 

 

1031日。

 

 

 

僕のサッカー人生が終わった。

 

試合終了のホイッスルが鳴った時、自然と涙が溢れ出てきた。

 

ここまでサッカーを続けてきた達成感なのか、それともこの仲間たちともうサッカーをできないという寂しさからなのか。

 

 

今までの人生で一番不思議な涙だった。

 

 

自分の感情がわからなかった。

 

 

 

 

小学3年生から始めたサッカー。

 

今思うと、よくここまで続けてきたと思う。

 

振り返ると、さまざまな経験がある。

 

テクニシャンでもエースでもない、なんでもない選手だった。

 

 

ただ、サッカーが大好きだった。

 

 

サッカーで出会った仲間が大好きだった。

 

 

自分の人生からサッカーがなくなるのが怖かった。

 

 

これらがサッカーを辞めることができなかった理由だろう。

 

 

自分のサッカー人生は、本当に仲間に恵まれたと思う。

 

小・中・高とキャプテンを務めたけど、どのカテゴリーでも素晴らしい仲間達と出会えた。

 

そしてこの専修大学でも、個性的でクセのある仲間達に出会えた。

 

 

サッカーの神様がいるとするならば、これまでのサッカー人生で素晴らしい仲間達に出会えたことを感謝したい。

 

 

そして、自分のサッカー人生の最後をともに過ごしたBチームのみんな。

 

 

本当にありがとう。

 

 

2年生の時、このカテゴリーから逃げた自分を受け入れてくれたこと。

 

このチームでチャンピオンシップを目指して本気で戦えたこと。

 

ゴールを決めた時みんなで喜んだこと。

 

負けた時、みんなで悔しい思いをしたこと。

 

練習終わりの、内容がないくだらない会話。

 

すぐジュースを賭けたがるバー当て、とりかご。

 

 

全てが一生忘れられない思い出。

 

 

 

俺のキック力に負けて引退間近で怪我をした隼稀。

 

最後、劇的ゴールを決めて最高の引退試合にしてくれた海大。

 

4年間アラームに負けまくって、たくさん寝坊した亮。

 

全然守備しないのに口だけは達者な健吾。

 

デカくてうるさいけど、めちゃめちゃ止めてくれる加茂。

 

怪我ばっかだったのに、最後の最後でボランチにコンバートした高原。

 

言い訳ばっかで、靴擦れに負けてたヒデ。

 

ディマリアと見間違えるほどの左足を持ってる船間。

 

いつまでたっても小学生みたいに走りまくる将也。

 

プライドだけは誰にも負けない、顔が大きい陽介。

 

当分顔見てないから忘れちゃったけど、真面目で努力家の郁也。

 

誰よりもふざけて、誰よりも熱い男で、誰よりも点取る竜祈。

 

 

 

 

最高の仲間達だった。

 

 

 

 

このサッカー人生に悔いがあるとするならば、一回ぐらい全国行きたかったなぁ。

 

中学、高校ではあと一勝すれば全国。

 

大学ではあと一つ順位が上だったら、チャンピオンシップ。

 

今でも悔しいと思う。

 

でもこれがサッカーだった。

 

 

 

下手くそで特別な選手じゃない自分が、ここまでサッカーを続けてこれたのは決して自分一人の力ではなかった。

 

 

共に戦ってきた仲間。

 

 

たくさんのことを教えてくれた指導者。

 

 

自分のサッカーを応援してくれた友達。

 

 

何不自由なくサッカーを続けさせてくれた両親。

 

 

すべての人たちに感謝している。

 

 

 

 

 

 

サッカーに出会えてよかった。

 

 

 

 

サッカーを続けてきたよかった。

 

 

 

それぞれの道に進むけど、みんなに負けないように頑張ろうと思う。

 

 

 

 

 

最高のサッカー人生だった。

 

 

ありがとう。

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