「サッカー選手として、沢山の人々に喜びや感動を与える」
これが私の夢です。
この夢を叶える為に、私は専修大学サッカー部に入部しました。
4年間を振り返ると、本当にあっという間で、数え切れない程の思い出があります。
練習初日、髭とパーマが残っていたせいか、先輩に間違えられて挨拶されたこと。そして、永島に噂されていたこと。
身長190センチ越えのかとしん、俺の2倍くらい足が速い大助、訳分からんくらい天才なボールタッチをするタケルに度肝を抜かれたこと。
「毎朝ブラックコーヒー飲んで、シャワー浴びてるから寝坊するわけない」って言った次の日、さっそく寝坊して、尾田栄一郎並みの伏線回収をしたこと。そして、朝起きたら、ケイトとヒロが窓の外にいて、時計を見たら練習が終わっていたこと。
真夏の練習、罰ゲームのキョバがキツすぎて、熱中症になってぶっ倒れたこと。
ペース走は監督からの指示で、常に安野とタイムぴったりに入っていたこと。オフ後の90分間走。
2年のiリーグ、圧倒的な強さでグループリーグを勝ち抜くも、まさかのチャンピオンシップ1回戦神大に負けて、全国優勝が儚く散ったこと。
伝説の集団、通称「X」が存在していたこと。
関東リーグデビュー戦、2-0の後半開始早々、PA内でファールして、死ぬかと思ったこと。
後期立正戦、左サイドバックなのにも関わらず、何故かこぼれ球を押し込んだが、喜び方が分からず、その場に寝転んでしまったこと。
パスコンメンバーのカズ、郡司、圭祐と共に、ひたすら「止める、蹴る」を追求し続けたこと。カズの鬼ごっこの癖が強すぎたこと。
関東リーグ帰りのバス下車後、ルカと郡司と紘平君と毎回試合を振り返りながら、悔しさを噛み締めていたこと。
4年生になって、主将を務めたこと。しかし、その役割を果たし切ることができなくて、今でも悔しくてたまらないこと。
就活の時期なると、忙しいはずなのに、サッカーのキレがどんどん増していくのんたんを見て、尊敬の一言しか出なかったこと。
ますしんと元希との練習後の一対一で抜かれまくったこと。その反面、夏望が元希を完封していたこと。
回しになると、ますしんの股が緩すぎて、スナイパー鳥羽が股を通すと、何故か林が1番はしゃいでいたこと。そして、例え股を抜かれても、マサは常にクールだったこと。
ピッチ外でも、太一、峻、響哉とは筋トレしたり、時には大乱闘したりして、常に切磋琢磨していたこと。
同期のiリーグ最終節、2カテゴリーとも3-2という激アツ展開でめちゃくちゃ痺れたこと。
練習後の何気ない同期との会話が楽しすぎたこと。
思い出したらキリがありません。
軽く振り返っただけでも、これだけ甦ってきました。
どれも最高の思い出です。
もちろん悔しかった思い出も沢山あります。
特に、ラスト2年間は結果が示しているように、決して満足のいくものではありませんでした。
正直、めちゃくちゃ悔しいですが、自分の行動に後悔は一切していません。
なぜなら、私は4年間、冒頭で語った夢に向かって、突き進んできたからです。
社会がどんな状況になろうと、チームがどんな状況になろうと、自分がどんな状況になろうと、夢は絶対にブラさずに、やるべきことをやってきました。
どんな時でも、常に練習や試合に対して全力で、真剣に取り組んできました。
どんな時でも、常に練習開始の30分前には必ずグラウンドにいて、最高の準備をしていました。
どんな時でも、常に栄養バランスを考えた食事を摂っていました。
どんな時でも、常にコンディションを考えて睡眠時間を確保していました。
どんな時でも、常にサッカーを向上させる為の筋トレとストレッチを行ってきました。
どんな瞬間でも、常に夢を追いかけていました。
ですが、現時点ではまだ夢を叶えることはできていません。
理由は、まだ努力が足りない。の一言に尽きます。
でも、私はこれからも夢を追い続けます。
夢に向かって努力する覚悟、夢を叶える自信があるからこそ、私はサッカーを続ける選択肢を取りました。
私は卒業後、より大きな舞台で、より沢山の人々に、喜びや感動を与える為に、海外でプレーしようと考えています。
理由は沢山ありますが、現時点の自分のサッカー選手としての立ち位置を考えた上で、夢を叶える為の最善な選択肢として、海外でプレーすることを決意しました。
ほとんどの同期は、サッカーとは離れて、新たな夢や目標に向かって一歩を踏み出します。
引退試合後、新たな道へ進む同期の男泣きを見て、よりいっそう覚悟が強くなりました。
「俺の分までサッカーに打ち込んでくれ」という高校の同期からの言葉もグッときました。
私の夢はそんな簡単に叶えられるものではないことはもちろん自覚しています。
ですが、今まで共に闘ってきた仲間、他にも支えてくれた沢山の人々の想いを背負っている以上、私の心の奥底にある火が消える日まで、絶対に夢を追い続けます。
夢が叶うその日まで、ずっと努力し続けます。
一度きりの人生。
必ず夢を叶えてみせます。
後輩へ。
まず、不甲斐ない結果になってしまって、申し訳ないです。
最高学年である私たちが、もっとチームを牽引して、勝たせるべきでした。本当に力不足です。
来年は色々な意味で厳しい状況が続くのは間違い無いと思います。
そんな時だからこそ、何の為に専修大学サッカー部に入部したのか、自分の夢や目標は何なのか。そこにもう一度立ち返って欲しいです。
そうすれば、やるべきことは決まっているはずです。
自ずと1日1日の過ごした方、1回1回のトレーニングへの向き合い方、さらには一瞬一瞬の行動やメンタリティーが変わるはずです。
特に3年生。私も体感したのように、ラスト1年間は本当にあっという間に過ぎてしまいます。
だからこそ、本当に一瞬一瞬を大切にして欲しいです。
そうすることができれば、あとから必ず結果は伴ってくるはずです。
心の底から活躍期待しています!
今まで本当にありがとう!
同期へ。
言いたいことが多すぎるので、簡潔にまとめます。
4年間一緒に過ごした日々は一生の財産です。
それぞれ進む道は違うけど、俺たちは一生の仲間です。
辛い時、苦しい時、これからも助け合いましょう。
そして、これからも高め合いましょう。
皆の活躍が何よりも私の刺激になることは間違いないです。
誰よりも皆の活躍を期待してます!
最後に家族へ。
この場を借りて感謝を伝えたいと思います。
約18年間、こうして何不自由なく、夢に向かって突き進むことができたのは、間違いなく家族の支えがあったからです。
本当に感謝してもしきれません。本当にありがとう。
ですが、俺はまだ夢の途中です。
もう少し俺のわがままに付き合ってください。
必ず夢を叶えている姿を見せます。
これが最大の恩返しだと思っています。
これからも宜しくお願いします。
本当にこの大学4年間最高でした!
先輩方、同期、後輩、スタッフ含め、私に関わってくれたすべての皆さんありがとうございました!
これからもそれぞれの道で頑張っていきましょう🔥
ありがとう!専修サッカー部!