本日のブログを担当させていただきます、1年の藤本光です。よろしくお願いします。
私がサッカーを始めたのは小学校1年生の時でした。地元のサッカークラブに入って、小学校卒業までの6年間そのチームに所属していました。そして、小学校を卒業して中学生になり、地元から近いクラブチームに入りました。そのジュニアユース(中学生年代のカテゴリー)チームのヘッドコーチにはとてもお世話になりました。サッカーのことはもちろん、人間性の部分、精神面のど、多くのことを学びました。私はその当時、試合中にコーチから、「頭を使え」と常に言われていました。それに対して、考えました。頭を使うという言葉は非常に抽象的です。相手が左から来てるから右にトラップしよう、逆サイドの選手が空いてるからパスを出そう、これらのプレーは頭を使って考えて判断しています。しかし、ただこうトラップする、ただここにパスすることは頭を使っていません。その先が大事、そこがポイントです。サッカーはゴールから逆算して一番確率が高く、効率のいい選択肢を選んで考えてプレーします。サッカーは将棋に似てると思います。将棋も相手の王を取るために逆算して自分の駒を動かしていきます。私は趣味程度で将棋をしています。父に影響されて、小さいころから駒には触れていました。自分の思い通りに駒が動いて勝利するときはとても気持ちが良いです。しかし、サッカーはそんなに上手くはいきません。サッカーと将棋の大きな違いは、「ミス」と「人数」です。将棋では、判断ミスや読みミスはありますが、駒の動き方にミスは生じません。駒の動き方が変わったり、もしくは変えたりすることは起きえません。一方サッカーは、トラップやキックなどの技術的なミス、味方同士の意思疎通・コーチングなどの情報共有ミスもあります。しかし、そこがサッカーの面白いところだと思います。チームスポーツでは技術だけでなく、コミュニケーションの部分も選手の価値の差を生み出します。サッカーは考えれば考えるほど自分で自分を苦しめたりすることさえあります。実際に私は今でも考えすぎてしまうことが多々あります。大学生になって、入学してからこの短い期間だけで、私はサッカー観が少し変わりました。大学サッカーを見ていて感じるのは、「シンプル」その一言です。シンプルの中にこそサッカーの本質が隠されていると最近思います。トラップしてパス、この何気ないプレー1つ1つの積み重ねだと思います。基礎の質の大切さを今、身に染みて感じています。私は基礎技術にあまり自信がないので、基礎技術の質に拘って日々練習に取り組んでいきたいと思います。
拙い文章でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
引き続き専修大学サッカー部の応援よろしくお願いいたします。