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部員ブログ

2022.08.26
須賀涼斗
喘息マン

風邪を引いて復帰明け一発目の練習でスプリントを少ししかしていないのに、すぐに息が切れてしまった。復帰明けということもあり、すぐに身体が慣れてくるだろうと思ったが、一向に良くならない。微熱もずっとある状態で、PCR検査も何度もしたが陰性であった。そんな状況が3週間くらい続き、流石におかしいと思い家の近くの内科に行き血液検査を行ったが異常はなかった。こんな状態で東京代表として国体の練習試合に行って試合に出たが、案の定すぐに息切れして、汗も尋常じゃないくらい出てしまい開始10分で交代した。

そんな私をみて国体のマネージャーである大園さんがここ数週間の私の状態を聞いて、順天堂大学病院の総合診療科を紹介してくれた。スポーツ選手を数多く診ている先生なので、安心して受診することができた。

先生に今までの身体の状態を説明して、色々な検査をしてこの原因不明の状態が、喘息であることが判明した。親から聞いた話だが、小さい頃私は喘息を持っていて通院していたらしい。物心つく前にはほぼ完治しており、喘息だった頃の記憶は一切なく、ここまで健康にサッカーを続ける事ができた。しかし、風邪を引いてしまったことで、喘息がまた発症してしまうという珍しいケースが起きてしまった。

 

原因が分からず、ずっとサッカーが出来ない。

怪我ではないしどういう風に治していくのかも分からない。もしかしたら二度とサッカーが出来なくなるかもしれない。原因が分からない間は、そんなことばかりを考えてしまっていた。

そんな中で、やっと原因が分かったことで、すごく気持ちが楽になった。原因が分かるまで約1ヶ月半かかったが、病院を紹介してくれた大園さん、診断してくれた先生、そして常に心配してくれた家族や友達に感謝しきりである。



長々と私の病気について話してきたが、私が伝えたかったことは、サッカーを全力でできることに感謝し、全力で楽しんでほしいということだ。

最近復帰し、試合に久しぶりにでてやっぱりサッカーは楽しいし、今まで当たり前にできていたことが本当に幸せなことだったんだと、改めて感じた。

 

私はこれからも薬を飲み続けないといけないし、通院もしなければならない。

完治するまでにはまだまだ時間はかかるだろう。

けれど、世の中にはサッカーをしたくてもできない人は何千、何万といる。私たちはその人たちの分までサッカーができる環境に感謝し続け、全力でサッカーを楽しんでいかなければならない。



明日は最近色々とやばい伊東明海のブログです。

乞うご期待!

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