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部員ブログ

2022.11.10
福田竜之介
想い
今回のブログを担当させていただく福田竜之介です。
これが最後の部員ブログになりますが、是非最後まで読んで頂けると幸いです。
引退をしてから二週間と少し。
これまでサッカーと共に過ごしてきた私の人生に今、ぽっかりと穴が開いたような状況だ。
だが、いくらもがいても過ぎた時間は返ってこない。
後悔、未練は無い。とてつもなく格好悪いが、そう自分に言い聞かせて現在は過ごしている。
これまでの人生でサッカーをすると決めてから引退するまで、常に心掛けてきたこと。いや、心掛けてきたというより自然と前提にあったこと。それは、上手くいかなかったことや、苦しいことも必ず乗り越えること。
プロサッカー選手になるために、、
誰よりも上手くなりたくて、その日のゲームで1番点を取りたくて、純粋な向上心を持っていたから。この、サッカーを始めたての頃のような感情が、今振り返れば1番自分を成長させてくれた。
誰しもあいつに負けたくない、スタメンに、ベンチに入りたいなどと色々思うことはあるだろう。しかし、そこでもう一度自分がサッカーをしている意味を考えることが大事である。
シュートを決めたり、アシストしたり、相手との駆け引きで上回ったその瞬間が楽しくて、もっと味わいたい。
少しでもプロになれる可能性を信じていたからこそ、私は大学生になってまでサッカーをやっているのだと思う。
サッカーを通して、もっと自分には可能性があると証明したかった。そんな自分を信じる気持ちが少なからずあった。
ただ、そんなポジティブな気持ちとは裏腹に、大学ではチームに貢献することができなかった悔しさももちろんある。
だからこんな私がせめて後輩に伝えたいこと。
それは、4年間をただの楽しかった思い出にしたくないのならば、もっと上手くなりたいのならば、サッカーを純粋に楽しみ、これまで以上にサッカーを好きになり、且つ向上心を持ち続けることが何よりも大事であると伝えたい。
私は、幼い頃からの夢であるプロサッカー選手にはなれなかった。
夢を叶えたかった。プロになって両親に恩返しをしたかった。申し訳ない。とても悔しい。叶えられなかった情けない自分が腹立たしい。
複雑な感情が今でも込み上げてくる。
だがしかし、これまでの過程においてサッカーは、多くの達成感や挫折感を味わい、多くのことを学ばさせてくれた。
どんなに苦しい時も、どんなに悲しい時も、サッカーがあったから乗り越えられた。
だから、私にとって生きる理由の一つを作ってくれたサッカーをこよなく愛している。
これからもこの想いは変わらないだろう。
ここで、これまで関わってくださった監督やコーチ、チームメイトに感謝を伝えたい。
私と出会ってくれて、沢山の良き思い出を作ってくれてありがとう。
皆歩んで行く道は違うけれど、それぞれの夢や目標に向かって前を向いて進んで行こう。
最後に、私が誰より一番感謝を伝えなければならない人。
それは両親だ。
ありきたりだと思われるであろうが、これまで何不自由なく大好きなサッカーを続けられたのは、本当に両親があってこそだ。
多くの心配や迷惑をかけてしまったが、言葉では表すことができないほど感謝している。
本当にありがとう。
この恩は少しずつでも必ず返していきたい。
恥ずかしながら直接伝えることはできないので、ここに感謝の言葉を綴らせて頂きます。笑
拙い文章でしたが、最後まで読んでいただき有難うございました。
これからは、今までのサッカー人生で得たことをより一層生かしていきたいと思います。
19年間のサッカー人生、これにて終了!
ありがとう。サッカー⚽️
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