こんにちは。本日のブログを担当させていただく3年の森陽大です。
サッカーを14.15年続けてきたが、プレーするうえで最も重要なのは心(メンタル)の持ちようであると強く感じる。当然、技術や能力といった、第三者の目線から見てすぐわかるようなこともサッカーにおいては大切であると思う。しかし、自分の持っている技術や能力を100%発揮させるためには、心や自信、思考力が影響してくるため、心の持ちようが一番であると考える。この考えを前提に話を進めていきたいと思う。
4月から始まったIリーグ。気づいてみれば開幕戦から7連敗。当然、7連敗もしたことがなかったので、心情を表現できるような言葉が見当たらなかった。とにかく悔しいと思うのが精一杯であった。しかも、自分はキャプテンであり、練習内容を決め、チームはそれに従ってくれる。それで7連敗もしたのだから、自分が決めた練習内容がよくないのだと自分を責めた。加えて、試合には7試合すべて出場させてもらっていたが、それにも関わらず7連敗。大好きなサッカーだからこそ、チームの勝利の役に立てない自分をさらに責めた。初めて、サッカーをやめたいと思う時もあった。
正直、この期間は身も心もボロボロであった。サッカーが大好きということがよくない方向に向いてしまった。サッカーのことを深く考えすぎていた。だからこそ、私生活にも影響を与えていた。なにをするにもやる気が起きず、自分なんてと完全に自信を失っていた。
こんな心(メンタル)であれば当然プレーに深く影響してくる。自分に自信がないのだから、プレーが消極的になったり、なんでもないパスやトラップを恐れながらプレーしていた。普段できるようなプレーができないのである。本当に調子が上がらなかった。それはみんなの目からみてもわかるぐらいに。チームメイトから何度か声をかけられたが、強がっているフリをすることしかできなかった。
こんななか転機が訪れたのが、7月22日の関東学院大学戦である。チームはやっとの思いで、勝ち点3をとることができた。約3か月ぶり以上の勝利であった。自分のプレー内容はよくなかったが、そんなことはどうでもよかった。ミーティングで嬉し涙がでるほどに、本当に心の底から嬉しさが込み上げた。他のカテゴリーのチームメイトや指導者の方たちからも安心したと、よかったねと声をかけてもらった。一勝することの大切さに気付かせてくれた。
一番心配をかけていたのが家族であった。家族にはこの3か月こまめに自分の気持ちや考えをぶつけていた。だからこそ、勝利の報告ができる喜びは計り知れないものであった。
それから、少しづつ少しづつ自分のプレーや持ち味を取り戻せている。まだ、完全にではないが。焦らず着実にゆっくりと自信を取り戻していくことが大切である。この期間を乗り越えたら成長した自分に出会えると信じて、これからも頑張っていこうと思う。
この期間は自分にとって必要な時期であったのかもしれない。サッカーの本質に気付かせてくれたし、いかに心が大切であるかを痛いほど身にしみて理解することができたからである。
この経験は必ず将来に活きてくる。
最後まで読んでいただきありがとうございます。