世の中には見方によって大きく異なることが多く存在していると思います。
同じ事象でも立場や人によって感じることが異なったり、少し視点を変えるだけで全く別のものになるような事があります。
スポーツの試合でもそうです。勝利するチーム、そうでないチーム、応援してるチームが違うだけで試合の見え方は大きく変わるし選手の評価もその人の主観が加わることによって大きく変わってくると思います。
自分が好きな人とそうでない人が同じことをしていてもそれは全く別物なのです。
先日私は東京喰種という漫画を読み返しました。
この作品は人の姿をした怪物が人を食べるというハードな設定の作品であり、苦手な人もいるかと思いますが私にとってはかなり好きな作品の一つです。
なぜ好きなのかと言うとストーリーやイラストが好きと言うこともありますが、他にも理由があります。
それは先ほど述べた怪物が人を食べるという部分が見方によっては大きく異なるからです。
もちろん私達は人類であり、人を食べる事はなく、人を食べるものを怪物を呼んでもおかしくないと思います。しかし一方でその怪物達も生きていくために仕方なく人を食べているのです。
物語は喰種(怪物)とそれを討伐する喰種討伐班がメインで描かれています。そんな中、主人公は半喰種と言う設定で、人間と喰種の両方の性質を持っています。人間と喰種の間の主人公はどちら側にもそれぞれの正義があり、それぞれの想いや家族関係や葛藤などが描かれています。
私も最初は人間側を味方であると考えてストーリーを読み進めていましたが、視点を変えてみると喰種側にも共感し、いつしか喰種のほうを味方のように感じられるようになりました。
このように物事には視点を変えるだけでこれだけの違いが生まれるのです。
大学に入りよく多角的な視点を持てと言われますが、サッカーでも同じ事が言えるのかもしれません。
正直今のサッカーには理解できないところも多いし、個人的にも他の部員にももっとこうしたらと思う部分は多くあるのをよく耳にします。ですがもうこのチームでやるのもあと一年しかないので、視点を変えてその理解に励み、組織が変わろうとしないなら自分がそこに向かって変わっていくしかないのかなと思います。社会に出てもきっと同じことだと思うので視点を変えて柔軟に対応する力をつけていきたいと思います。もしかしたら卒団する頃にはまた違う視点が得られているかもしれませんし、このブログを読んでくださった皆さんも嫌なことなどがあっても視点を変えれば何か道が見えると信じて頑張れるきっかけにといいなと思います。