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部員ブログ

2024.11.28
西尾友希
スパイク

平素よりお世話になっております。

今回の引退ブログを担当させていただきます、経営学部経営学科4年の西尾です。

初めに、今シーズンも専修大学体育会サッカー部を応援してくださり誠にありがとうございました。結果としては、開幕前に立てた目標である関東リーグ2部昇格を達成することはできませんでした。この目標は次の代へと託すことになります。今シーズン悔しい思いを経験した後輩達が、来シーズンこの目標を達成し強い専修を取り戻せるように、今後も専修大学体育会サッカー部へのご声援及びご指導の方よろしくお願いいたします。

 

さて、遂に引退ブログを書く日がやってきてしまいました。何を書くのかも決まっていません。(11/28. 5:16 pm)

感謝の気持ちは伝えるべき人には普段から伝えているし、サッカー人生の振り返りもこの4年間で嫌というほどしてきました。

なので、今私が率直に伝えたいと感じたことを書いていこうと思います。みんなが書いているような感動的な引退ブログを書くことはできないと思いますが、最後まで読んだ後に何かを感じとっていただけたら幸いです。

 

私は兄のついでという理由でサッカーと出会いました。そんな受動的な出会いでしたが、今ではサッカー一家に生まれた事を大変嬉しく思います。

私はサッカーが大好きでした。私が初めて熱くなれたものがサッカーで、気づけば今年で19年目の付き合いでした。

スパイクを履いている間は他の人とは違う場所に立っているような、どこか景色が違って見えるような、そんな特別な高揚感がありました。

いつから夢中になっていたのかは分かりません。それでも夢中になっていたのは確かです。ずっと私の人生の中心だと信じていたし、今でもサッカーが大好きです。

この想いに嘘をついたことはありません。本気だったからこそ、多くの素晴らしい仲間や友人、指導者にも出会えたのだと思います。

ですが、決別の時が来ました。

最後は応援席から2部昇格をかけて戦う仲間を見守っていましたが、別れの時というのは恐ろしいほどに一瞬の出来事です。

90分間の中での勝負。スコアは1-1なのに、延長戦もPKもさせてもらえない残酷な昇格プレーオフ。90分の終わりを告げるホイッスルと同時に私のサッカー人生が終わりました。

最後の1ヶ月はAチームにいながらも試合には出られないという状況でした。それでも、紅白戦でスタメン組の相手をする度に、右サイドで1対1をする度に、チームに貢献しているという確かな実感がありました。

私はこれまでのブログで、どうか良いサッカーとの別れを探したいものだと締めくくってきましたが、私の別れが良い別れだったかどうかの答えはまだ分かりません。おそらく、これから感じることになるであろう「サッカーがしたい」という気持ち、寂しさを感じた後に答えが出るような気がしています。サッカーと出会わせてくれた兄とは話せていませんが、親には感謝を改めて伝えました。別れ方としては悪くないのかなと思っています。

私は自身のサッカー人生に悔いはありません。それでもやはり最愛との別れは辛いものです。そういったことは誰にも何も言わず、強がり、弱みを見せてこなかったつもりですが、引退ブログというのはそういった事を書いても許される場だと思うので書かせていただきました。

後輩達にはどうか今いるメンバーのまま、誰も辞めることなく、またケガや病気でサッカーから離れることがないよう最後まで駆け抜けて欲しいです。引退後の打ち上げは想いを共有できる仲間が多ければ多いほど楽しいですから。

朝練は辛いし、それなのに走りも辛い。それでも辞めることなく残りの大学生活をサッカーに捧げるのも悪くないと思います。毎日文句を言いながらも互いに鼓舞し、奮い立たせ合い、最後の最後まで仲間を大切にしてください。自分だけの原動力を見つけてください。サッカーにのめり込めるのは今だけだと、みんな分かっていると思うけど改めて伝えさせてもらいます。スパイクを脱ぐことになったその日に悔いを残さないよう毎日のトレーニングを大切に。お前らに期待しています。

もう1点だけ後輩に伝えたいことがあります。写真を何枚も何枚も撮ってもらってください。このブログを読んでくれているマネージャーがいるのなら、命をかけて戦っている選手達の写真を撮ってあげてください。引退した後に写真を見返せるように色々な思い出を残してあげて欲しいです。写真は写りも大事ですが、その日その試合の空気や雰囲気、天気や芝生の感触を思い出させてくれます。悔しかったことも嬉しかったことも財産として、形として残せるように写真を沢山撮ってください。

長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。浅く長くより深く簡潔にをテーマに書きました。引退ブログとしてはだいぶ短くまとめたつもりです。

何か感じることはあったでしょうか。感謝の気持ちやサッカー人生の振り返りをするには引退ブログは短すぎると感じたので、拙い文章でしたが率直に周囲の人や後輩に伝えたいことだけを書きました。

繰り返しにはなりますが、引き続き今後もサッカー部を引っ張っていく後輩達の応援をよろしくお願いします。(11/28. 7:50 pm)

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