こんにちは
今回のブログを担当させていただく二年の谷優作です。よろしくお願いします。
昨今の鬼滅の刃の人気はすごいですよね。千と千尋の神隠しがもっていた記録もすぐに抜いて、現在では歴代興行収入が10位になっていました。この飛ぶ鳥を落とす勢いはいつまで続いていくんでしょうね。現に鬼滅の刃の映画は不況だと言われている映画業界にはまさに希望の光のような存在になっています。満席の映画館もあるようですがこのような映画館ではだいたい飲食が禁止になっています。逆に飲食を許可する代わりに一つ席をあける映画館もあります。
みなさんはどちらの映画館が好きでしょうか?
個人的には一つ席をあけているときの方がひじ掛けも使用できてゆったりとみることがでますし何より隣の人の言動があまり気にならないのでいいです。それに前に人がいないので見やすいし、映画館のポップコーンや名物商品などが食べられるので一席開いていてほしいなと思います。
私は人と会えなかったあの期間を支えてくれたのは映画でした。映画を見ているいるときは自分の存在が消えているような気がして落ち着くことができるし、現実から少し離れるようなあの感じもすごい好きです。だからこそ終わった後の虚無感は少しきついですが。
そこで一つ席を空けるようになってから鑑賞した映画の中で一つ紹介したいと思います。
「はちどり」という作品です。こちらは邦画ではなく韓国映画です。いままで海外の映画もたくさん見てきましたが韓国映画は初めて見ました。やはり映画が持っている可能性はすごいなと感じるような作品です。理由としては字幕付きではあるものの俳優の演技一つ一つが観客側に意味をなげかけてきて言葉の壁を取っ払っているように感じ取れたからです。
この作品は1994年のソウルを舞台としており、集合団地で暮らし学校になじめず、別の学校の親友と遊んだりしているウニという中学生が主人公です。親は小さな店を必死に切り盛りし子供たちの心の動きに向き合う余裕がない。自分に無関心な大人たちに囲まれて孤独な思いを抱えているウニの感情の移り変わりに焦点をあてた映画となっています。
全体的に透明感のあるシーンが多く煌びやかではないが光り輝いているような映像には圧倒されます。それに消費することのできない悶々とした感情に押しつぶされそうになる受験期でもなく入学したてでもない中学二年生の日々を綺麗に表現している映画ですのでいつか見てほしいなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。