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部員ブログ

2020.11.28
青木諒
自分らしさ

こんにちは。
本日、部員ブログを務めさせていただく4年の青木です。これが本当に最後のブログです。

自分なりに考えたことや感じたことを素直に、下手な文章ですがまとめていきたいと思います。最後まで読んでくれたら嬉しいです。

私の4年間は”自分らしさ”を模索する期間だったと思います。この期間は本当に自分を変えてくれた大きな価値のある時間でした。

まず始めに、高校を卒業して大学に入学する際にサッカー部に入るという気持ちは微塵も考えていませんでした。
大学に入ったら、サークルで酒飲んで、遊んで、バイトして、講義受けて、普通の大学生活を送ることが、私にとって魅力的な大学生活だと考えていました。

“サッカーは遊びの一つでやろう。”

心に決めたのを今でも覚えています。

しかし、その思いを良い意味で覆してくれたのが両親と専松の同期3人でした。
両親には「部活でチャレンジしてみたら?」と一言。同期3人には「一緒にまた本気でサッカーしないか?」と。

本気で悩んだし、4年間やっていけるか不安の方が勝っていたけど、今考えたらこの選択は間違っていなかったと思います。昔の自分に伝えてあげたいです。

人生は選択の連続。とよく言うけれど、部活動をやるという選択は、自分の人生において大きな選択だったと思います。

それから入部してというもの、辛い現実が待っていました。早朝6時30分からハードな練習、周りのレベルの高さの違い、そしてやらかしたら罰走。その繰り返しでした。

時間が過ぎるにつれて、ただひたすら周りについていくために練習して、ガムシャラに打ち込むだけ。”自分らしさ”を忘れてしまいました。

“何で俺は大学まできてサッカーしてるんだろう”
“俺という人間は何の為に生きてるんだろう”
何十回。何百回。考えただろうか。

同期でGKの苫田君には何度、相談しただろうか。
専松の同期3人と学生寮で何度、話し合っただろうか。

それでも毎日過ぎていく。自分の苦しい思いを誰かに打ち明けても、モヤモヤが晴れず、歯止めが効かなくなってしまいました。

そして大学3年の2月、耐えきれなくなった心と体は体調不良を起こし、1ヶ月間休みを貰うことにしました。

カウンセラーの方には「頑張り過ぎている。
もっと自分らしくマイペースでやれば良い。」という言葉を貰いました。非常にありがたかったし、人生において大きな励みの言葉になりました。

この期間には沢山のLINEが同期から来ており、一つひとつが自分の励みになりました。ありがとう。

両親からも「自分らしく頑張れ」とその言葉だけを自分に授けて、送り出してくれました。

自分の両親は穏やかな性格で、あまり多くは語らない人ですが、常に自分の生き方を尊重してくれて、背中を押し続けてくれました。
心から感謝しています。ありがとう。
そしてこれからもよろしく。

様々な方々のサポートのおかげで一ヶ月後、練習に復帰することができました。

復帰してからはマイペースに”自分らしさ”を忘れず、無理のない程度でサッカーに熱を注ぎ続けました。

そして、4年生。

特別、大きな功績を挙げたわけじゃないし、Aチームで試合に出て活躍することは出来ませんでした。
でも、本気でサッカーに取り組んだ結果、ここにきてやっと”自分らしさ”が分かったような気がします。大学でサッカーをやる意味。自分が生きている意味。

この4年間振り返ってみると、辛さ8割嬉しさ2割くらいの大学生活だったけれど、ここから学べたことは非常に大きかったです。

普通の大学生では味わえないような経験を専修大学体育会サッカー部の一員として学ぶことができたし、何よりも4年間という長い期間をかけて模索し続けた”自分らしさ”を見つけられたことが大きな収穫です。

あと2週間で私は大学サッカーを引退になりますが、本気でできる残りのサッカー人生を” 自分らしさ”で駆け抜けていきたいと思います。

そしてこれからも

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