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部員ブログ

2021.02.05
岡田望
歩み

こんにちは。
平素よりお世話になっております。新4年の岡田望です。

今回は、就職活動を通じて、この半年間で私が感じたことについて綴らせていただきます。拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると幸いです。

私は昨年の10月1日から就職活動を始めました。焦燥感に駆られ、なんとなく始めた就職活動。3歳から19年間、サッカーという枠組みの中で、特定の概念や価値観に縛られながらも目標に邁進してきた私にとって、「就活」とは物凄く新鮮なものでした。何故なら、自身の視野の狭さを知り、無力で、弱く、無知な自分を自覚する契機になったからです。

就職活動の半ばで考えた事があります。

それは、

「何故、就職するのか」

「何故、働くのか」

「将来、何がしたいのか」

「自分とは、何者か」

「どんな強みがあり、人や社会にどんな価値を如何に還元できるのか」

「尊敬する人物はいるか」

「大切にしている価値観は」

何故このような事を考えたかと言うと、就職する時は「サッカーより熱狂できる仕事」に就くと決意しているからです。「サッカーより熱狂できる仕事」の定義を生み出すために、この「何故」を繰り返しました。すると、自分がどのような社風、考え方、働き方、提供できる価値、やりがい、強みとマッチするのか自然と理解が深まりました。

就職活動で大手企業のインターンシップに参加すると、T大学、K大学、W大学、K大学、有名大学の学生とグループワークで議論を交わさなければなりません。圧倒的な知識量、鋭い視点、視野の広さ、上位校の猛者達の聡明さに日々感銘を受けます。その中で、彼らになくて、私にあるもの。それは、「人の背後にある課題や思いに目を向け、そこに対して本質的なアクションを提案する力」。私は、この力を自身の付加価値とし、グループワークで戦い続けてきました。

そして、数々のグループワークを経験して感じたことは、「論理力と情理力の重要性」です。論理だけでは、人は動きません。反対に、情理だけも、人は動きません。「ロジックとパッションのバランス」に整合性が生まれ、初めて人の心が動くと身をもって実感しました。

話は変わります。体育会の学生は就職活動に強いとよく言われますが、それはどういった意味か。礼儀、上下関係、挨拶、組織で働く力、分析力、目標達成力、これらが優れているのか。私は、決してそんなことはないと考えています。体育会の学生は就職活動に強い、の意味は、「一つのことに熱を注ぐ力」であると考えます。圧倒的なOB訪問の数、企業研究の時間、自己に向き合う精神力、これらが体育会の学生の真の強さではないでしょうか。

上位校の学生がどんなに優秀でも私は自身を持って振舞います。何故なら、「何十年もサッカーに熱を注いできた」という「自信」と「自負」があるからです。この自信と自負を武器に、大学最後の1年間を強く、勇敢に生きていきます。

大学サッカーもラスト1年となりました。今年は間違いなく「変革の年」です。ラスト1年、頼もしい同期と共に切磋琢磨しながら、高い目標に向かって挑戦し、是が非でも目標を達成します。

拙い文章になりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。今後とも、専修大学体育会サッカー部の応援の程、宜しくお願いいたします。

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