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部員ブログ

2021.08.06
武富弘樹
八分目

こんにちは。
本日を担当させていただく、1年の武富弘樹です。
よろしくお願いします。

今回私がテーマに挙げた「八分目」という考え方についてですが、この考え方は私が高校時代のサッカー部の時のコーチがよく言っていました。
この八分目という考え方ですが、私たちの高校の練習では、練習の強度を八分目までを目安に取り組んできました。
なぜ、八分目で終わらせるのか。
そんなんで試合に勝てるのか。
このような疑問を持つ方も多いと思います。
実際に私の高校サッカー部では、全国大会に出場したこともなく、大きな結果を残したことはありません。
ですが私はこの考え方に可能性を感じます。
サッカーを八分目までで終わらせることにより、残りの2割の部分に心にゆとりが生まれ、その2割で得られる、サッカーとは一見関係のなさそうな価値観から、サッカーの実力だけでなく、人生の成長につなげることができるのです。
例えば、美術館に行って芸術の世界を体感したり、プールに行って力を抜いてプカプカ浮かんでみたり、サウナに入って頭を真っ白にしてみたり。
お分かりの通り、サッカーとは全く関係はないと思います。
ですが、これが意外と意味をなしているのです。
私は高校時代、とにかく心にゆとりを持つということを言われてきました。心のゆとりを持つことで、サッカーのプレー中はもちろん、私生活にも良い影響を与えてくれます。
心のゆとりを持つことでまわりがよくみえるようになり、まわりが見えることで新しい発見をすることができます。その新たな発見により人生の価値観を広げ、人生にゆとりができるのです。
このように八分目で行動すること、そして残りの2割から得られる価値観を広げることのメリットを話しましたが、かなり宗教染みていて何を言ってるのかと思った方も多いかもしれません。日本人の性格的に新しく更に顕著な実績もないこの考え方に挑戦することに不安を覚えたり、毎日100%頑張り続けた方が良いという考えの方もいるかと思いますし、その考え方も尊重できます。それも一つの価値観だからです。それでも、心の余裕を持つ新たな世界に触れ、新たな価値観を発見することで人生はより豊かになると思います。私はこれからの人生で、より多くのことを知り、サッカーもサッカー以外も成長につなげていければと思います。人生はただやればいいものではなく、時には羽を休めたり、ひとつ違った角度から物事を考えてみることが大切なのです。量より質です。
私は最近人生に目的が持てず、ただ毎日が経過していっていました。ですが私は今日このブログを書くことを通じて、久しぶりにこの事を思い出すことができ、これからの毎日に目的を持ち、より豊かなものにしていこうと思いました。
このブログを読んでくださった皆さんにもそれぞれの価値観というものがあるかと思いますが、今回私がお話ししたこの内容を頭の片隅に入れ、人生をより豊かにしてもらえればいいなと思います。

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