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部員ブログ

2022.02.13
遠藤太一
つまらないプライド

・日本一になったことがある
・昔はトレセンに選ばれていた
・トップチームでプレーしていた
・少し前までは上のリーグで闘っていた

と自慢げに話している人を見かけたことがある。

そんな人に言いたい。

「で!?今のあなたは何ができるの?」と。

社会や組織が求めているのは、今この瞬間のあなたに何ができてどんなプラスの要素をもたらすことができるかである。

昔のあなたのことは聞いていないし興味もない。

これが分かっていても人はつい過去の栄光にすがってしまうことがある。

それは自分自身を否定されたくない、自分はすごいということを認めてもらいたいという承認欲求からくるものだと思う。

この過去の栄光に浸っていて素直に今の自分を受け入れられない原因は「つまらないプライド」にあると高校の先生は言った。

このつまらないプライドというのは、自分が経験してきたことや信じてきたものにより作り上げた過去の実績や考え方にすがっていることをいう。

これがあることで昔は凄かったのに・本当はこんなはずじゃないなどと現状に目を背けてしまう。

そうすると、誰かがアドバイスをしてくれても素直に聞くことができず、なんで意見を聞かなきゃいけないのか・それは間違っていると言って受け入れなくなり成長が止まってしまう。

成長していくためには、素直になることが必要であり、そのためにつまらないプライドを捨てるべきだ。

この素直さのことを多くの指導者は「コップを空にしなさい」「乾いたスポンジになりなさい」と表現している気がする。

つまらないプライドを捨てることでコップを空にでき、乾いたスポンジになることができるはずだ。

そうすると様々なことを吸収することができるので成長していくことができる。

しかし、自分が信じてきたことや経験などを捨てることはとても難しい。

成長のためにつまらないプライドを捨てなくてはいけないと分かっていてもどこか心の片隅に残っているかもしれない。

そんな時は「現状維持は衰退」という言葉を思い浮かべるといい。

ありふれた言葉で強いインパクトはないかもしれない。

ただ、世界はものすごいスピードで進んでいるため日々成長することが求められていることは確かであり、過去の実績や経験にすがっていると気がついた時には自分の考え方は古いと危機感を覚えるはずだ。

つまらないプライドが邪魔をしている間に時代は変わり一気に置いて行かれている。

過去の自慢話をして今の自分から目を背けている使えない人になってしまう。

これから成長し続けていくためには常に新しいものを吸収する必要がある。

そのために、自分自身の中にあるつまらないプライドを捨てて素直になることで、多くのことを学び吸収し、時代の流れについて行き成長していくことが大切だ。

ブログを書き終えて、未来の自分がこのことを覚えていることを強く願った。

明日は専松組のドンである豪なので楽しみです!

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