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2022.12.21
齋藤樹生
クロアチアの信念

こんにちは。
3年の斉藤樹生です。

約1ヶ月にわたるワールドカップが終わってしまい、物寂しい気分です。
僕は予選から決勝までほとんどの試合を見ました。
こんなにもサッカーを見た1ヶ月は人生で初めてでした。

その中でも日本対クロアチア、
120分を通して1対1、
PK戦の末敗れてしまった試合。

あのPK戦に対して様々な意見があると思いますが、僕は大学の先生に言われた言葉がすごく印象的でした。

「いやー日本惜しかったなあ。でも、あのPK戦はクロアチアの信念が違ったな。
あいつらは紛争を経験しているから日本とは全然違った。
日本にもあのくらいの信念がないとな。」

クロアチア戦の次の日の授業で、自分がサッカー部であると知っている先生は、自分にこのようなことを話しました。
なるほど、めちゃくちゃ腑に落ちた。

クロアチア代表のキャプテンのモドリッチは、幼少期にクロアチア独立紛争を経験し、祖父をセルビア兵に殺害され、
家を失い、難民生活を送っていたそうです。
また、日本戦後のモドリッチのインタビューでも「我々は強い信念を持っていた」と話していました。

これだけがPK戦に勝った理由ではないと思うし、日本人がこのような経験をしなければいけないわけではないけど、
何かこれだけは譲れないものとか気持ちがないとワールドカップで上へはいけないんだと思った。

社会人チームは1月に天皇杯予選が控えている。
試合の内容はもちろん大事だが、それよりもとにかく勝ちたい。試合にも出たい。
でもこれだけの気持ちだけじゃダメなんだと思う。

今年1番気持ちの入っていたエブリサ戦では、勝てなかった。
だから天皇杯では、ワールドカップで見せたクロアチアの信念のようなものを持ちたいと思う。

翼も言ってたけど、目的はなんなのか、どんな目標を持つのか、サッカーに対して今どう思っているのか、
オフ期間に入ってからでもいいから各々が考えてほしい。

最後まで読んでくれてありがとうございます
これからも当たり前にサッカーができること、応援してくれる人がいることに感謝しながらサッカーを楽しみたいと思います!

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