今年を振り返ってみる。
俺に残ったのは「悔」でしかない。ただ、これは後悔の意味での悔ではない。あくまで「悔しさ」である。
昨年の12月に怪我をして、苦しい終わり方になってしまったこともあり、チームの始動に合わせて復帰しようと自分なりにリハビリしていた。
しかし結果として今シーズン、本気でサッカーができたのは9月から。
何かが足りなかった。自分に向き合ってきたつもりだったけど、「つもり」だったのかもしれない。
事実は正解だ、とある人に鮮明に突きつけられたあの日から、自分に起きた事実に間違いはないと思わされた。怪我をしてサッカーができないことも事実。同じ怪我を繰り返してしまうのも事実。全て受けいれた。
それでも、冒頭に後悔の意味での悔ではないと書いたのは、自分に嘘はつかなかったから。特に復帰してからの自分にはひと時の妥協も許さなかった。
身体の少しの変化や違和感に気が付いて早いうちに対処しておくことの大切さ、そして日頃から自分の身体を意識する・観察することを大事にしてきた。
そして、9月からは幸い大きな怪我をすることもなくサッカーができた。本気でサッカーができる事の幸せを感じられた。
でも、俺はこのチームに何を残せたか?
まだまだ何もしていない。
俺に残ったのは「悔しさ」だけ。
充実した1年だった、なんて冗談でも言えない。
でもこの悔しさを心の奥底に持って、俺はこんなもんじゃないと、俺はできると根拠の無い自信を持って来シーズンはチームに結果を残そう。
どのカテゴリーにいようが、サッカーを続けようが辞めようが、一人一人違えどサッカー部に所属している限り向かうものは1つでないといけない。
もう一度自分自身に問うてほしい。なんのためにサッカー部に所属しているのか。
失うものは何も無い。いつでもチャレンジャーであれ。
サッカーに、自分に、絶対に嘘をつくな。
明日はクリスマスを飾るに相応しい鈴木浩大です。お楽しみに。