こんにちは。
引退ブログのトップバッターを務めさせていただくことになりました、法学部法律学科4年山下健也です。
毎年、引退する先輩のブログを読んできましたが、ついに自分の番が来てしまいました。いつもは同期の中でも、部員ブログを書くのが1番最後なので、みんながどんなことを書いているかな、なんて読む余裕がありましたが、今回はなぜかトップバッターになってしまったので、いつもよりも拙い文章になっているかもしれません。
一つのサッカー人生の集大成として、4年間のサッカー部を振り返って今の素直な思いを引退ブログとして残したいと思います。よろしくお願いします。
10月20日中央大学とのIリーグ最終節を持って、サッカー部を引退しました。夏休み明けから、「あと何試合だな」「あと何週間で引退だな」なんて同期と話していたことが懐かしいくらい充実した4年間を過ごせたのかもしれない。
改めて、専修大学体育会サッカー部に入部して良かったです。
小学1年生の時に兄の影響でサッカーをはじめ、気づけば16年間もサッカーを続けていました。始めた頃は、なんとなく野球がやりたいなと思っていたのですが、今ではサッカーを続けてきて良かったと思っています。(笑)
私がなぜ大学サッカーをやろうと思ったのか。
2020年 高校3年時、新型コロナウイルスが私の生活、世の中を一変させました。中でもインターハイの中止、リーグの延期、無観客での選手権、全てが想像もしていない出来事でした。
そんな中でも、選手権が行われたことが唯一の救いであったのかもしれません。
しかし、そんな大会で神奈川県大会決勝、延長の末に敗戦、全国大会出場は叶いませんでした。そんなやりきれない思いから大学でもサッカーを続けようと決意しました。
大学サッカー部を振り返ると指導者方々との出会いがサッカー部でのサッカー人生を大きく変えてくれました。
大学1-2年目
入部後、毎日5時起きの朝練生活が始まった。高校の時と違い、部員数は多いし、練習時間に限りはあるし、グラウンドの制限はあるし、とにかくすべてのサッカーの環境が大きく変わりました。それでも先輩たちはサッカーが上手いし、体が強いし、とにかく新鮮な日々を過ごすことができました。
6月くらいの記憶がありますが、安永さんに、幸樹と太陽と3人で呼ばれ、Iリーグの試合に出場するためにこのままA2でプレーし続けるか、新たに参戦する社会人リーグに出場するか提案されました。練習しかしていなかった私は社会人リーグに出場したいと言いました。その時は、漠然とIリーグにも頑張ったら関われるしくらいにも考えていたけど、今考えれば大学サッカーでの大きな分岐点でした。「たまに幸樹に逃げた」みたいな感じで言われます。(笑)
そこから気づけば大学3年生まで社会人リーグを主戦場として戦うことになります。
正直Iリーグに出場したいなと思うこともたくさんあったし、同じ大学生と試合したいなと思うこともたくさんありました。そんな環境でも大学2年生の時には、短期間ではありましたが西ケ谷さんがコーチとして社会人チームの指導に来てくれました。
大学に入部して以来、決まった練習に取り組み、サッカーに対して充実感を十分に得られていない環境から考えてプレーする。攻守の切り替え、運動量など当たり前のことを意識してやる環境、サッカーにしっかりと向き合うことができるようになった瞬間でした。グラウンドに着いたら、ガヤさんが練習の準備をしてくれており、練習メニューを提示してくれる。そんな時も時間もわずか数ヶ月で終わってしまいました。
しかし、大学サッカーをする上で、サッカーに向き合う上で自分にとって大きな転換点であったことには間違いありません。そこから社会人リーグ1部昇格に向けてチームとしても充実した時間を過ごせたのではないかと思います。
2022年11月6日 エブリサ藤沢ユナイテッドとの昇格に向けて最重要な一戦。スタメンで出場した。
結果は1-3の敗戦。
積み上げてきたものが一瞬で崩れた瞬間だった。正直、プレーの質、強度すべてにおいて劣っていたし、先制してうまくゲームをコントロールできるはずだった。しかし、試合巧者は明らかに相手チームだった。社会人チーム相手になんか負けられない。後半疲れてくるから走り勝てば試合に勝てるなんて思いがどこかにあったのかもしれない。
大学2年目を振り返ると、社会人リーグを1部に挙げられなかった悪い印象しか思い浮かばない。そんな環境でも、自主性、サッカーとの向き合い方を考えるととても必要な時間であったと思います。
大学3年目
当時A2にいた3年生数人と、2年生を中心に社会人リーグで戦ってほしいと源さんに言われました。正直、「また1年間社会人リーグでやるのか」そんな気持ちが大きかった。これまで一緒にやってきた社会人チームのメンバーはIリーグ1部で闘い、羨ましいなと思う反面、自分の出るべき試合で頑張ろうという気持ちがありました。
当時のA2には4年生があまりおらず、ほぼ最上級生のような環境で、奏七に頼りっぱなしのカテゴリーでしたが、試合を重ねるごとにチーム力も高まり、試合に対するモチベーションも高まっていったように思います。
そんな中、南葛FCで監督をやられていた森さんが指導に来てくれました。久しぶりに指導者のいる環境で練習できることに新たな刺激と、止める、蹴るの技術の重要さを少しは理解できたように思います。今でも、森さんがどうやってトラップしているかは分かりません。
(笑)
そして2023年10月8日 昨年と全く同じカモメパークでエブリサ藤沢ユナイテッドとの首位攻防戦
結果は3-4 敗戦。
正直、やれる自信もあったし、手応えもあった。だけど負けた。負けて初めて悔しくて、この試合の負けがどれだけ今後のリーグへ影響するか理解できたように感じます。負けると一部昇格が厳しくなる。頭では分かっていてもいざ現実に直面すると「昇格」という二文字が遠くなっていったのを思い出します。
社会人リーグの昇格では、一敗の重みがリーグの昇格に大きく左右するし、この試合がどれだけ重要な試合かは理解していた。それと同時にサッカーって難しいなって、凄く思ったし1勝することがどれだけ大変で、昇格することはもっと大変でまだまだできること、やれることはあると感じました。
大学4年目
サッカー部での活動で1番充実していたとしかなと振り返っても思います。大半の部員よりも少し先にシーズンが始まり、社会人リーグの天皇杯予選で始まったシーズン。初戦、東急レイエス2-1の逆転勝ちと幸先の良いスタートだった。結果的にはONODERA FCにボコボコにされて神奈川県3位。
サッカー部に入部してトーナメントをほとんど経験することのなかった私にとって、ヒリヒリする試合がシーズンの初めからできたことはサッカーへの熱量をより高めてくれました。
シーズン最初の方は、就職活動との両立でサッカーにフルコミットできていない自分と向き合うことが難しかったけど、グラウンドに行けば、自分よりも熱量の高い同期に会えるし、何よりサッカーが楽しかったから、面接があってもグラウンドにはほとんど休まず行きトレーニングができたし、その環境にはとても感謝しています。シーズン直前、監督の解任。東さんが本格的にA2の指導をしてくださり、とにかく自分にフォーカスした練習。強化の連続でした。対面パスをひたすらやり、パススピードの意識漬け、ランジで足腰強化。ミーティングの最初はとにかく「今日も強化して行こう!」の毎日でした。
4月に入り、Iリーグが始まり4年目にして初のIリーグ。1年間試合漬けの日々を過ごすことができ、最初の2ヶ月は首位の拓殖を追い続けていたけれど、気づけば残留争い。A2にいたIリーグメンバーもAチームに次々に昇格していき、ずっと頼りまくっていたソナタポジションを自分がやるようになっていました。
なんとなく、奏七の姿を後ろから見てきた、選手とコーチとの橋渡し役のような存在。
正直最初の方は練習試合のメンバーを決めるのも一苦労でした。練習では、いつもよりも周りを見て、動かないといけなくなったし、そのせいで自分のプレーに集中できなくなるような瞬間も多くありました。それでも、一人のサッカー選手として、プレー以外での価値観を形成することができたし、経験してみないと分からないことも多く理解することができるようになりました。
そのおかげで、みんなの特徴をより理解できるようになったし、変化にも多少なりとも気付けるようになり、みんなの成長を肌で感じながらプレーすることができました。最後の1年間は後輩とも多く関わることができ、楽しく充実した時間を過ごすことができました。
最後にこの場をお借りして感謝を述べたいと思います。
これまで関わってくれた指導者の方々
これまで自分を指導してくださりありがとうございました。すべての言動、行動が今の自分の財産になり、一人の人間として成長させてくれたように思います。これからは、背中で引っ張っていけるような人を目指してがんばります。
同期へ
4年間とにかく楽しい時間を共有できてよかったです。またいつでも会いましょう!!
後輩たち
今年1年間、みんなを見てきて技術的にもメンタル的にも大きく成長していると思います。この経験を来年、再来年への糧としてトップチームで活躍してくれることを期待しています!
お父さん、お母さんへ
サッカーを16年間やらせてくれてありがとうございます。何不自由なく、大学までサッカーを続けさせてくれて、本当に感謝しています。國學院戦見に来てくれて嬉しかったです。最後まで楽しく、大きな怪我なく、健康に日々を過ごすことができ、満足のいくサッカーを送れたと思います。
これからもよろしくお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
引き続き専修大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願いします。