こんにちは。
4年の松原智輝です。
ついこの間のリーグ最終節をもって大学サッカーを引退しました。
4年目にしてようやく羽を伸ばしたような気分であるのと同時にサッカーのない日常に寂しさと物足りなさを感じています。
アイリーグ最終節のアウェー、中央大学との試合、数試合ぶりのスタメン。
何をするにもこれが最後なのかと悲しい気持ちでいっぱいだったことを今でも覚えています。
スパイクの紐を結んだ時、足首にテーピングを巻いた時アップを終えユニホームに着替えた時、試合前の整列の時、試合前の緊張やわくわくは微塵もなく寂しさで胸がいっぱいでした。一瞬の出来事の全てがとても大切な時間に感じました。
後半途中交代をしてピッチを出た時も、もうボールを蹴ったり全力で芝の上を走ったりすることは無いんだろうなと試合を見ながらベンチで余韻に浸っていました。
そんな寂しさの中にも「やりきった」そう思えたことが何より幸せでした。
週6日毎朝4時半に起き、原付で40分かけてグランドまで行きまだ外が薄暗い中ひたすら走ってボールを蹴る。だからといって部員も100人以上いるため試合に出れるのは一握りの選手だけ。
それでもその厳しさが分かった上で自ら強く望んで選択し入部したからやりきることが出来たと思ってます。
プロになるという夢がありその夢を叶えるため高校時代たいした結果も残せなかった自分自身の飛躍に期待して当時関東1部(入部時には2部)にいた専修大学を選び入部しました。これが最後の挑戦でこの4年間で必ずという覚悟を持ち大学サッカーが始まった。
実際に入部後、強豪校とJユース出身の選手ばかりで、素質や才能のある人たちと同じピッチでサッカーをしている毎日がとても刺激的でした。
先輩も同期も皆んな自分より上手かったです。でもそれは分かりきっていたことだったため心が折れることはなかったです。
主に1、2年生では社会人リーグで3、4年生ではアイリーグでプレーしていました。
いつかはトップで関東で、そしてさらに上にその想いをもって全力で日々の練習に取り組んでいました。
そんな志を持っていたのにも関わらず、いつの間にか自身の夢を口にすることが出来ないほどに自分の限界を知りました。それは実力の面でも気持ちの面でも両方です。
これまではサッカーに挫折はつきもので、まだまだこんなもんじゃない、あいつに負けたくない、そんな思いがあったから上を目指すことが出来ました。でもそんな感情が薄れてきたり浮かばなくなった時から終わったんだここが限界なんだなと思うようになっていきました。
当然その中でも休むことなどなく毎日グランドに行き全力で走ることはかわらなかった。全力でプレーし試合に勝ちたい気持ちも変わらない。試合にも出たいしゴールも決めたい。
でもやはりいつからかこれまでとは違った感覚がトップチームではなくほとんどの時間をBチームで過ごした自分の頭の中にはありました。
自分自身1年生では試合に出れない期間も多くあり、3年生では靭帯と骨折の2度の怪我で半年サッカーが出来ませんでした。決して順風満帆な大学サッカー生活を送っていたとは言えません。でもサッカー部でなければ出来ない体験も多くありました。
社会人リーグで昇格、アイリーグ開幕7連敗と軌跡的な残留、そして最後の年もなんとか1部残留。点を決めた時、リーグで連敗した時、大一番で優勝と1部昇格をとりこぼした時、プレーオフで残留を決めた時、チームが勝利した時などあれほど喜びや悔しさを仲間と共有出来る瞬間ってこれからあるのかなと思うほどです。
だから何一つ後悔はないです。
そして、「大学サッカーをして良かった」引退してから1番頭に浮かぶ言葉です。多分また当時に戻ることが出来ても同じ選択をすると思います。
本当にサッカーが好きで熱い気持ちを持ったサッカーの上手い仲間が100人以上集まり切磋琢磨する環境があったことは、引退した今だからこそとても特別な時間だったように感じてます。一生に一度といっても過言ではないと思います。感謝でいっぱいです。本当にありがとうございました。
最後に、同期に向けて
4年間皆のおかげで頑張ることが出来た。それはAもBも関係なく。個性豊かでサッカーも上手い同期たち、皆の頑張ってる姿を見るといつも自分ももっとやらないとなと思わせてくれるような存在でした。
あと練習後に皆でグランドの端でだらだらする時間がけっこう好きだった。プロになる同期、就職する同期、まだサッカーで挑戦を続ける同期、全員の今後の活躍を期待してます!本当に4年間ありがとう!
タクマ
言うまでもないと思い書くつもりはなかったけど、昨日のブログを見て書くことにしました。練習参加日が一緒で4年間ずっと一緒にロングボールを蹴る程常に隣にいた気がする。
たくまが試合に出ている時は自分の事のように応援してた。あとでかさを武器にした迫力のあるプレーはめっちゃ心強かった。4年間ありがとう!
両親
感謝してもしきれないです。2歳から始まった19年間のサッカー人生は、父と母なしではあり得ません。サッカーに夢中になり熱くなれたのは間違えなく2人のおかげです。
幼い頃からずっとプロになると毎日のように口ばっか大きなことを言ってたけれど全くもって何一つだめでした。サッカーに出会わせてくれてありがとう。これからはしっかりと恩を返していきます。
拙い文章になってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
引き続き専修大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願いします。