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部員ブログ

2022.11.25
八木亮太
友よ、俺なら、どうにかなるさ

大学四年間、サッカーをしてきた十数年

長かった

それが終わった

こう見えて、サッカーは人生だった

一番の友達だった

これまで経験した様々な場面が頭を巡る

でも、夢だったプロは程遠く

私が気が付かないうちにそれは遥か遠くにあった

実力不足か、それとも逃げたのか

両方だ

その現実から目を背けた

大学生活の中で

現実から目を背けることに慣れていった

怠惰で、何も残さず、時に落ち込み、歩いてきた

走ったことはなかった

いつだって逃げてきた

逃げた先を挑戦だと言い張ってきた

そんな四年間だった

サッカーでも、生活でも

楽しいことに現を抜かして

本当に大事なものから目を背けていた、気がする

それでもここまでなんとか、こんなでもやってきた

やってこさせてもらった

大人にならなければならなかった

何をしたいのか、どうなりたいのか

自分で決めなければならなかった

 

後悔先に立たず、と言うが

後悔は後にも立たない

何か思い置くことがあれば、それは真に入れ込んだものではない

だから、これから、後悔を残すことはない

と、自分に戒める

 

後輩達には、私を反面教師として欲しい

全てが中途半端で

何にも真剣になれなかった

だから、それぞれの学年で残された時間を有意義に使って欲しい

それぞれの残された時間で

これからの人生で何かをやり遂げる準備をして欲しい

そして、私のただの夢想かもしれないが、仲良くしてくれた後輩達へ

楽しかったし、みんながいたから頑張れた

愚痴を言ったり、くだらないことを言ったり、いじめてきたり

ありがとう

 

同期

いろいろあった

迷惑をかけたこともあった

でも、楽しかった

また、話すことがあるだろうから

ここではただ、ありがとう

 

両親、祖父母、親戚は私に大きな期待をかけてくれた

それに応えられなかったこと

それだけが残念でならない

今までかけた苦労に見合う文章を書くことはできないし

ここで書くのはあまりに浅はかだ、と思うが

厳しく、しかし友達のように、温かく支えてくれて、ありがとう

 

家族に支えられ

大人、同期、マネージャー、後輩たち

これまで、私と関わって頂いたたくさんの人に支えられて

今なら、私の背中には、支えてきてくれた何人もの手があることがわかる

その恩を、私を支えてくれた人、私が支えていく人にどう孝行するか

それがこれからの人生だと思う

 

でも、これだけは言いたい

自分の人生は、自分のものだ

挑戦したければすればいい

それを応援してくれる人を大事にする

そして、自分が応援する側に回ったとき、全力で応援すればいいと思う

 

ここまで、カッコつけて色々言ったが

私の人生のモットーである

「どうにかなるさ」

あまり気張らずにいこうと思う

 

引退に際して、ここまで熱い想いが湧き上がるものかと

嬉しくもあり、寂しくもある

第二の人生、自由と責任、挑戦と失敗

 

それでも、「どうにかなるさ」

 

我が良き友よ、お世話になりました。

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