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部員ブログ

2023.11.25
立木 敦
【泥臭いサッカー人生に送る言葉】

【泥臭いサッカー人生に送る言葉】

16年間のサッカー人生の終わりは笑っていた。

最後の試合の笛が吹かれた直後、口にした一言は

「ありがとう」

 

 

みなさんこんにちは!

本日、引退ブログを書く立木敦です!

最後の選手ブログになります!

少々長いですが最後まで読んでいただきたいです!

 

 

 

私のサッカー人生の始まりは小学校

2年生の頃にサッカーに出会い

5年生からキーパーをはじめた

毎日友達からシュートを打ってもらって止めた

体格がいいだけで上手くはなかった

故にサッカーが盛んな街で育った割に

有名なクラブには行くことができなかった

 

中学校は中体連でサッカーをした

土のグラウンドで毎日1人で自主練をした

硬い土にダイビング

木にボールを蹴って止める

バカな練習法をしていた

有名クラブのセレクションを受けた

当然受かるわけなく落ちた

 

高校はサッカー

厳しいトレーニングを積んだ

毎日吐きそうになりながら

とにかく目の前の状況に対応することで精一杯

朝練は自主練

毎日来ていたのは私だけだろう

練習後も最後まで自主練をした

ただ試合に出たかったからだ

3年生でやっと試合に出れた

だかインターハイでオウンゴール

そこから試合に絡むこともない

選手権も出場することなかった

プレーすることが怖かった

悔しかった

 

最も濃かった大学サッカー

入学早々ライバルが3人もいた

みんなに隠れてパーソナルトレーニングもした

残って自主練も沢山した

なのに2年生で靭帯を断裂した

初めての手術だった

復帰しても思うように腕は動かない

体も動かない

サッカーに限界を感じた

初めてサッカーを辞めようと思った

そして結局私だけ関東リーグに出ていない

 

 

こう振り返ると私のサッカー人生は悔しい思いのみ

大きな成果なんか残したことはない

ギリギリ各年代のレベルに追いついてきた

それなりに通用するレベルだ

そんな泥臭いサッカー人生にも関わらず

最後に出た一言は「ありがとう」

誰よりも努力して負けず嫌いな私だからこそ

こんな泥臭いサッカー人生でも通用したのだろう

そしてこんな泥臭いサッカー人生なのに最後に出た

「ありがとう」の言葉を伝えたい

 

今回のブログの本題

「泥臭いサッカー人生に送る言葉」

【ありがとう】

今回「ありがとう」を伝えたい相手に向けて書きます

・専修大学GKの同期 

3人の同期 大野 倉田 亀田

大野

自己中でうざい

あと謝れるようになれ

人間性を高めなさい

けどこんなストイックなGKいないと思う

キーパーコーチのいないオレらのレベルを上げていたのお前だ

おまえならできるプロになって頑張れ

亀田

基本うるさい

1番宗教ハマるタイプ

意外と自己中

お前以上に熱い男はいない

Bチームに迎えてくれたのも翼

お前の優しさは他にはない強み

私のサッカー人生を豊かにしてくれた

(倉田は後で書くから黙っててね)

こんなに高め合える仲間はいないと思う

仲良くするわけもないと思っていた

ここまで話し合い、高め合い、協力した仲間は初めてだった

「ありがとう」

 

4年のみんな

GKというポジション柄、全員と関わる機会が多かった

強豪のクラブ、高校から集ったサッカー選手達との日々の練習は私を一段と高いレベルまで引き上げてくれた

私は社会人になってもみんなと語り合いたい

プロになる人も社会人になる人もお前らなら絶対活躍できる

私が認める仲間だから自信がある

「ありがとう」

 

・後輩のみんな

生意気すぎる後輩だ

普通にタメ口だし

言い訳するし、反論する

はっきり言ってうざいと思うこともある

けど可愛い後輩だ

話したらみんなおもしろい

こんな私を先輩と認めてくれた

特にハルト。よく1年頑張った

「ありがとう」

 

・監督・コーチのみなさん

(大学)

澤さん、高さん、源さん、やっさん、ガヤさん、増田さん、あずくん、みがくくん

(高校)

トミコーチ、半田コーチ、久保田先生、ゆーぺー、トムさん、結城先生、たてぃ

 

数々の素晴らしいコーチに出会った

ガヤさんは一生Bチームの監督だ

高校の先生は怖い人たちだけど

いい人ばかり

トミコーチをはじめとするキーパーコーチ陣

経験は違えど目線を合わせてくれた

気に入らないこともあった

苦しい思いもした

けど怒ってくれて

叱ってくれる存在

人生の先輩としてたくさんの学びを得た

「ありがとう」

(敬語じゃないのはごめんなさい🙏

 

・恩師であり憧れの選手

初めて出会った時の衝撃は今でも忘れない

憧れの存在はおれが引退する今でも現役でサッカーをしている

私が目標にし続けた選手だ

キックフォームも似ているとよく言われる

若田 和樹

通称 ジャイアント和樹

対戦したことは無いが 

対戦したことないからこそ彼は私の中で恩師であり続ける

あの時撮ったパントキックがあんなにバズるなんて思ってもなかった

本当におもしろい人だ

教わったサッカー観は大学でも通用しました

「ありがとう」

 

・お父さん お母さん

大学になって怒られることが増えた

納得いかないことが増えた

うちの家族はスポーツに馴染みがない

だから手厚いサポートがあったかと言われれば

わからない

けどサッカーをさせてもらえること

やりたいことを尊重してくれる親だ

隠れておれの試合を見に来ていたことも知っている

2人の子で良かったと思う

そして私の親であることを誇りに思わせたい

「ありがとう」

 

・友達であり・ライバルたち

倉田

倉田とは最後の1年を共に過ごした

初めてのお互いを尊重し合えるライバルだ

自分以外のキーパーがスタメンなら納得することはできない

相手を応援する、手伝うなんて絶対にしない

でも倉田とは2人で戦っている気分になる

私がスタメンの時は全力で倉田がサポート

倉田がスタメンの時は全力で私がサポート

最後の試合に華を持たせてくれた倉田

引退試合前日の夜の出来事だった

本来キーパーが途中交代なんて絶対ありえない

加えて、膝の靭帯を怪我して60%程度の実力

途中交代は難しいと覚悟していた

正直また悔しい思い出になるかと思った

 

倉田「おれはアツシと出会えて良かった。お前とだからやってこれた。おれが最初に出てお前の出番まで繋ぐから安心しろ。」

サッカー人生で初めてライバルと一緒に守ったゴールだった

バカなやつだがおれは大好きだ

「ありがとう」

吉川

問題児だ。

私には考えられない行動をする

多分バカなのかもしれない

けど大学生になって私の価値観を変えたのは間違いなくコイツだ

私にないものを全て持っていて

コイツにないものを私が持っている

多くの時間をコイツと過ごし

新たな発見をすることができた

私の価値観を変えた友人

彼のことをみんなは、こう言うだろう

常識がない人間、バカ、世間知らず

おれからしたら彼の本質を見抜けない方がバカだ

おまえ最高だ

「ありがとう」

Bチームのみんな

(全員書けなかったのはごめん🙏)

私のサッカーを再開するきっかけであり

みんなのおかげで笑って引退できた

引退試合はみんなのおかげでピッチに立つことができた

ピッチから聞こえた

「早く敦を出せ。交代しよう。」

サッカー人生で初めてピッチから呼ばれた

あの残り10分の時間は

ワクワクするし

ドキドキするし

2度と経験できない宝物だ

大学サッカーの多くを過ごしたカテゴリー

最高のチームだ

このチームでゴールを守れたことを誇りに思う

「ありがとう」

 

・泥臭いサッカー人生

苦い思い出も、楽しい思い出も、全て経験させてくれて「ありがとう」

この最高の人生を歩ませてくれて「ありがとう」

サッカーを通じて身に余るほどの経験をさせてもらった

今度は私が何かを与えられる人間になりたい

「ありがとう」を伝える立場であり

「ありがとう」を伝えられる立場でありたい

22年間でこんなに「ありがとう」を伝えたい経験はない

それほどに私のサッカー人生は充実していたということだろう

全てを経験させてくれたのはサッカーだ

泥臭いサッカー人生

大成功なんて1つもない

取ったタイトルの数

選抜の経験

経歴。。。。

誇れるものなんてない気がする

だからこそ今の私があり

あの最高の瞬間を味わえた

「サッカーありがとう」

最後に

私は前日の倉田みたいに熱いこと言ったり

【臭い】こというのは苦手だ

短いブログだと思う人もいるかもしれない

けど本当に心から出た言葉を残したかった

あの試合の後の「ありがとう」はなぜ出たのか

ブログを書いていてはっきりした

自分自身 関わってくれた仲間 サッカー

に対しての「ありがとう」なのだと

22年のサッカー人生の終止符になる言葉

記念すべき言葉

心から考えることなく出た言葉が

「ありがとう」でよかった

我ながら幸せ者だと感じた

 

泥臭いサッカー人生?

なんか悪いことイメージしたけど

おれを強くしてくれた

みんなと出会わせてくれた

「ありがとう」

この言葉が出たおれ

よくやったよ

いつまでも自慢できることが1つできた

タイトルを取ったこととか

誰と戦ったことあるとか

そんな外的なことじゃないんだ

こんなに泥臭いサッカー人生を楽しめた 自分

楽しませてくれた 仲間 サッカー

「ありがとう」

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました

これが私の最後のブログになります

専修大学体育会サッカー部に関わる皆様

ありがとうございます

これからも専修大学体育会サッカー部であることを

誇りに人生を歩みたいと思います

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