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部員ブログ

2020.12.18
郡 紘平
少年よ大志を抱け

「少年よ大志を抱け」

こんにちは。
主将の郡です。

まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大防止、治療にご尽力してくださっている医療従事者の方々及び、公式戦を開催するにあたり、活動してくれている学連や流通経済大学サッカー部の皆様、大学サッカーに関わる全ての方々にこの場を借りて深くお礼申し上げます。

お気付きの人もいるかも知れないが最後のブログを飾るタイトルは、僕が最も尊敬しているホモサピエンスの一人である岡本大パイセンが最後に書き残してくれたブログのタイトルである。最大のリスペクトを込めて僕もこのタイトルにさせてもらう。きっとユウキ君はブログを読んでいると思うのですぐに連絡が来てご飯に誘われることでしょう。(しめしめ)

今年は僕がトリを務めるのかと思いながら4年生のブログを読んでいると今まで多くの4年生のブログを読んできたがその時の感情とは全く異なりもちろん寂しい気持ちもあるが、本当にみんならしさが全開で、ブログに自分の顔写真を貼っているのではないかと思うほどよく顔が浮かんできてなんだか笑ってしまう。去年の直向きブログこと西村前キャプテンのラストブログのような立派なブログを書くことは出来ないかもしれないけど、僕なりにいつも通りのブログが書けたらいいなと思う。

時の流れとは非情にも歳を重ねるごとに加速していく一方で、ティーンエイジャーの頃に乗り込んだこの船を降りる時が近づいてきている。僕の航海はクライマックスを迎えものすごく重要な局面に立たされている現在、なんだか最後のブログを書くのはやりずらさを感じるが、少しだけこの軌跡を振り返り、今何を思うか少し書きたいと思う。

僕は今シーズン前十字靭帯なる人間の大事な部分を失いオペやらなんやらでチームを離脱することとなった。どこかのオカンが人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみるまでわからない。と言っていたが本当にその通りでこんなラストシーズンを迎えるとはよもやよもやである。責任ある役割を任せられたがその僕がチームを離れてしまい本当に申し訳なく思っている。特にAチームの4年生には迷惑をかけた。その中でもコウシロウやリュウ、キクチなどは本来自分が真っ当すべき役割を代わりに背負ってくれてチームの為に奮闘してくれて本当に感謝しています。

チームに帰ってきた時に練習中のチームメイトの表情を見ていて自分が犯してしまったことの大きさに改めて気付いた。本当に苦しそうな顔をしていたことを鮮明に覚えている。だかプレーをすることの出来ない自分がチームメイトに掛けられる言葉が見つからず自分の無力さに気付き自分の存在意義を見失い掛けた。そんな時に先輩たちをはじめとする多くの人たちが連絡をくれ自分の役割を見つけ直すことができたように感じる。その役割とは何かを書くと、とても長くなってしまいそうなのでここでは控えるが、チームの雰囲気をよくしようと色々試行錯誤した。その時の指針となったのも多くの尊敬できる先輩たちでありこれまでの人生で支えてきてくれた多くの人たちである。僕は周りの人たちに恵まれた幸せ者だなと改めて感じた。

そして次に言えることは
「サッカーってまじで最高やん」ってこと。これに尽きる。

いやいや、、めちゃめちゃ普通のこと書くやんって思ったそこのあなた。正解です。それは僕たちの生きてきた世界では本当に当たり前のことだ。恥ずかしながら僕はサッカーが好きだということに大学生になってから気付いた。少年時代の僕は「あれ?これ俺誰にも負けへんのちゃう?」と気付き、勝つのが面白くてサッカーをやっていた。
少し話は逸れるが大学サッカーに限らず大学という場所は特別なところで行動の自由と責任が比例していない4年間だと感じている。この4年間の中で成人を迎え行動の自由は格段に広がりを見せるが成人したところで中身なんて大して変わらず責任はどこか「大人」任せになってしまう。つまり逃げ道なんて腐る程ありその道を行くことは最も簡単なことである。そしてそれは同時に最もつまらない事である。そんな人を何人も目の当たりにした。そんな場所で僕が毎年降格争いを繰り広げ試合にも出られない時があったにも関わらずサッカーと共に過ごしているのはサッカーが好きなのだと、サッカーじゃなきゃダメなのだと初めて気付いた。そしてこの話の冒頭でも触れた通り、周りはそんな連中ばっかりでその中での日々は何事にも変えがたいモノだと気付いた。

なんだか僕自身今年感じていることが多すぎて書ききれそうにありません。つまらない内容が続いているのでここらへんで割愛させてもらいます。いやいや知りたいよ!という方はシーズンが終わり、ひと段落してから、茶でもしばきながらチルしましょう。

大学という場所で少しは僕も成長できたかな。多くの人と出会い多くの出来事を経験して多くのことを学ばせてもらったこの4年間。感謝したい人はたくさんいますがここでは書き切れないので別の場所で直接伝えます。

残りのほんの僅かな期間ですがチームみんなで走り切りましょう。今年の初めのブログにも書きましたが、最後にみんなで笑えるように。

郡紘平

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