専大 2-3 大体大
4分 仲川
82分 北出
関西リーグ王者・大阪体育大学との準決勝。
前試合で負傷退場した河津が離脱し代わってCBに玉田、体調不良で数試合離脱していた星野が復帰した。
前半開始の両チーム落ち着かない時間帯、中盤のこぼれ球を長澤が拾い前澤へ繋ぎ、裏へ抜け出した仲川へ絶妙なスルーパス、仲川が相手DFとGKをかわしてゴール右隅へ流し込み、仲川らしいシュートで開始4分で先制点を奪う。
しかし開始15分過ぎ位から大体大が体制が整い始め、高さとフィジカルで上回る大体大を相手に苦戦、次第に防戦の時間帯が多くなっていく。
CKから合わされて危ない場面が続くがバーに弾かれ救われる。その後もCKの連続で自陣ゴール前で押し込まれる場面が続く。
一昨日のみぞれ混じりの試合の疲れから全体的に体が重く、大体大の厳しいプレスに倒される場面も多く、パスが繋がらず攻撃が組み立てられず苦しい時間帯が続く。
37分右からのFKを合わせられて失点、1-1の同点となってしまう。
直後の44分、相手のセンタリングをGK福島が弾き出したが、こぼれ球を素早い反応で押し込まれ前半終了間際に逆転されてしまう。
嫌な流れのまま前半終了。
1点ビハインドで迎えた専大、選手を2枚入れ替えて反撃を目指す。
しかし落ち着かない中、ボールを奪われると大体大FWに溜めを作られ左から上がってきたフリーの選手にパス、後半開始早々から速い切り替えしからのカウンターで追加点を許してしまう。
専大の得意とする形で逆に3点目を決められてしまう。
切り替えたい専大だったが長澤・下田も疲労からか精彩に欠け、パスミスも多く繋がっても大体大の強い守備を前にエリアに入る前に潰されてしまい、なかなかシュートまで持っていくことが出来ない。
苦しい中での64分にスローインから山川が胸で落とし、前澤へつながると北出・北爪とパス交換、ミドルを放つがゴール上へ外れる。
パワーで押していた大体大にも疲れが見え始めた75分位から、専大も最後の力を振り絞り怒涛の反撃を開始する。
中央の下田から大きく展開、北爪がドリブル突破しクロスを挙げるもあわず。
スローインから長澤・北出、仲川と速いパスでつなげゴールチャンスを迎えるが最後があわず、無常にもボールはゴール横へ流れる。
82分、こぼれ球を拾った後藤が長澤へ繋ぎ、ヒールでとした所を、北出がゴール前の密集した中からゴール上へシュート、3-2と1点差に詰め寄る。
勢いに乗った専大は84分、仲川がドリブルで右サイドを突破しクロス、こぼれた所を長澤が前に出て詰めたが焦りからかボールはバーの上へ。
87分、専大らしいパスワークから北爪のクロスが流れ、拾った後藤が絶好のポジションからダイレクトシュートを打つも大体大DFがライン上でスーパーセーブ、追加点を奪えない。90分も仲川、山川のシュートチャンスを迎えるも最後が合わない。
ATも諦めることなく全員で攻撃、スローインから下田が意表をつくミドルを放つもゴール上へ外れる。
そのまま試合終了、3-2で敗退、3位という結果となりました。
第62回 全日本大学サッカー選手権 準決勝 大阪体育大学戦 公式記録
開始早々の先制点といい滑り出しかと思われた前半でしたが、高さとフィジカルで上回る大体大の強さと厳しいプレスにペースを掴むことが出来ず、また悪天候の中での前2試合の疲れもピークに達し、中盤の選手が思うように動けずタイミングがことごとく合わず押し込まれたまま終わってしまった前半。
後半には前半の不出来を取り戻そうと、今季にはあまり見られなかったはずの焦りからかバタバタとしてしまい、訪れたチャンスをモノに出来ない場面が続いてしまいましたが、最後の15分は追加点は奪えませんでしたが専大らしいパスワークと攻撃を最後の力を振り絞って出せたかと思います。
本日は本当にたくさんの皆様に会場まで足を運んで頂き、熱いご声援をありがとうございました。
あと1勝で国立という所でチャンスを逃してしまったことは悔しく残念ではありますが、また来年度に戻って来れるようこの悔しさを忘れずに来年に繋げたいと思います。
アルバム・戦評をUP致しました。
現チームの活動は25日のインカレ決勝戦の観戦を持って今年度は終了となります。
選手の進路、チームの報告などは追って随時掲載致します。