関東リーグ最終節VS順天堂大学
優勝に向けた大一番にふさわしい晴天となった味の素フィールド西が丘。今節勝利すれば文句無しの4連覇が決定する我々専修大学。対戦相手である順天堂大学は優勝の可能性こそなくなってしまったものの、最終節を勝利で締めくくるために序盤から猛攻をかけてくることが予想される。
前半
前澤 山川 東
後藤 北出
星野
小口 河津 萩間 北爪
福島
5分。左サイドの深い位置からの小口のスローインから寄って受けに来た山川がうまくヘッドで中央へ流す。そこへ走り込んだ東がダイレクトでシュートするも枠の左に外れる。
14分。左サイドで受けた前澤がサポートに入った小口へうまくパスを送りボールを受けた小口がファーストタッチで相手を置き去りにして突破するとそのまま中へクロス。中で待っていた東が体勢を崩しながらもなんとかボールに触り、走り込んだ北爪がダイレクトでシュートを放つも相手に弾かれる。
18分。右サイドからの北爪のスローインを相手がクリアしようとするも触れず山川が頭でうまくコントロールし、もう一度頭でゴール前にボールを送る。そこにいた前澤が右足で押し込んで先制ゴール。1-0。
24分。右サイドで受けた東がボールを失い、そのまま前線にボールを送られパス交換から最後はドリブルで交わされキーパーと1対1の場面を作られるも守護神福島のビックセーブでピンチを脱する。
44分。相手の攻撃から星野がボールを奪いドリブルでゆっくり少し運ぶ。そこから裏に抜け出した山川へロングボールを送ると山川が相手に倒されフリーキックを獲得。直後の後藤のフリーキックを山川がヘッドで合わせるもゴール上に外れる。
前半終了。1-0。
序盤からペースをつかめず、ボールを低い位置や危険な位置で奪われピンチを招くシーンが何度かあったが福島のビックセーブなど、集中した守りで相手に得点を与えなかった。そんな中前澤の貴重な先制ゴールでチームに勢いをつけ、リードで前半を終えることができた。
後半
前澤 山川 佐藤遵
後藤 北出
星野
小口 河津 萩間 北爪
福島
45分。東→佐藤(遵)
63分。左サイドで受けた前澤がペナルティエリアの角付近にポジションを取る北出とワンツーで切り込み、後ろから追い越して来た後藤へスルーパスを送りそれを後藤がダイレクトで早いボールを中へ送るが相手ディフェンスにクリアされる。
64分。後藤→私市
65分。ディフェンスラインからのロングボールを北出が体を張って前線へそらす。そらされたボールに投入されたばかりの私市が素早く反応し、キーパーと1対1を迎えるもシュートはキーパーに止められてしまう。
69分。右サイドで受けた佐藤が星野とワンツーで突破すると、そこからファーサイドへ柔らかいクロスを上げる。相手のクリアミスを逃さなかった前澤が左サイドからもう一度クロスを上げ、そのボールを北出がダイレクトで合わせ、キーパーに触られるもボールはゴールラインを割り得点。2-0。
73分。右サイドのコーナー付近で佐藤がボールを受け、ファールをもらう。直後の北出のファーサイドへのフリーキックがそのまま流れ、私市がダイレクトでシュートを放つ。そのこぼれ球を山川が押し込みゴール。3-0。
75分。相手ディフェンスラインからロングボールを収められ、そのまま反転されミドルシュートを打たれるも福島が左手一本でセーブし、コーナーへ逃れる。
80分。ゴール前に送ったボールを相手ディフェンスにクリアされるが、星野がダイレクトヘッドで山川へ送る。受けた山川がディフェンス1人を交わし倒れながらも左足でシュートするもキーパーに止められてしまう。
83分。右サイドからの北爪のスローインを山川が受け、体を張ってキープし相手に当ててなんとかコーナーキックを獲得する。直後の北出のコーナーキックは相手にクリアされ、もう一度コーナーキックを獲得する。そのコーナーキックを山川がフリーでヘッドし枠を捉えるも相手キーパーに止められてしまう。
90分。山川→深澤。
試合終了。3-0。
後半は開始からしばらくはお互いの集中した攻撃と守備でなかなかチャンスを作ることも作られることもなく均衡した試合だったが、後半18分の追加点を機にペースを掴むと駄目押しの3点目を奪い試合をものにした。試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、我々専修大学の関東リーグ4連覇が決まった。