10月6日、駒澤公園補助競技場にて1ヶ月前に対戦したばかりの明治大学との１戦。
専大はU-20代表で不在のGK福島に加え、守備陣に多くのケガ人、今節は前澤に加え下田も欠場、新たな選手を投入するもメンバーが固定出来ずに厳しい状態が続く。

前半立ち上がりから早くも両チームスピードにのった切替の早い展開。
開始直後に連続してカウンターからシュートを打たれるも、浮き球で枠を外れる。
明大は左サイドからパスで展開しピッチを大きく使い、早いクロスを上げるも寸でで専大DFがクリア。
その後も明大は高い位置で起点を作り攻撃を展開、専大は早くも自陣で防戦一方となってしまう。
20分、明大ボランチからのロングボールに右サイドから駆け上がったSBが裏へ抜け角度のない位置からシュートをきめられ失点、先制点を献上してしまう。
失点後も明大ペースのまま、ボールを保持される時間帯が続くがGK奥山とDF陣が粘り強く対応、ドルブル突破を許すがGK奥山がファインセーブ、追加点は許さない。
明大の守備の裏を右サイドの北爪が俊足を生かして突破するもタイミングが合わず、シュートまで持ち込むことが出来ない。
専大は攻撃の形を作れぬまま、1点を追う形で前半終了。

後半開始早々から明大の球際での激しいプレスに苦戦し、専大は攻撃の形が作れず前線へうまくボールを運ぶことが出来ない。
中盤でボールを奪うもののことごとくコースをカットされてしまい、最後までパスが繋がらず苦しい試合展開が続く。
しかし、後半からケガから復帰した小口、CF山川が交代出場、守備を4枚に戻し徐々にパスが繋がり始める。
明大のエリア内まで持ち込むものの明大の堅い守備にシュート直前で潰されてしまい、決めきることが出来ない。
次第に運動量が落ちてきた明大の守備の乱れをつき、77分、星野の大きいサイドチェンジに追いついた北爪が高速クロスをあげ、山川が走り込み頭で飛び込むもボールは惜しくもバーの上へ外れる。
ここから専大へ流れが傾き始め、高い位置からボールを奪いショートパスを次々と繋ぎ明大ゴール前へ迫る。
84分、右サイドでボールを奪った北爪が北出へスルーパス、そのままドリブル突破、裏へ抜け出した仲川へスルーパス、GKの股を抜くシュートで同点に追いつく。
勢いにのった専大は何度も攻め込むもののいい形で決められない。
終了間際に前掛かりで来る明大はロングボールからチャンスを作ろうとするが、DF小口がエリア内でスーパークリア、戻り球からのシュートもGK奥山がパンチングで弾き出しゴールを守る。
ロスタイムもクリアミスからカウンター、シュートを打たれるもGK奥山が落ち着いてセーブ。
専大もロスタイムアップのギリギリまで果敢に攻撃を仕掛けるものの追加点はならず、1-1のドローで試合終了。
苦しい戦いの中でも、エース仲川の執念の１点によりチームは勝ち点1を積み上げることが出来ました。

リーグ後半戦が始まってから守備陣のケガに加え、前線の選手にもケガ、体調不良者、退場者と次々にチームに起こる危機をここまで何度も乗り切ってきましたが、前澤に加え今節は下田も欠き、後半途中にはCB萩間が負傷交代と後期リーグ始まって以来の最も厳しい戦いとなりました。
厳しい苦しい戦いを積み重ねる中で、劣勢になっても諦めずに粘り強く少ないチャンスをモノにする強かさがチームに備わってきたのかもしれません。

残り7節、インカレ出場枠と降格争いも激しくなり、さらに熾烈な戦いが続くかと思います。

次節は10月12日(土)13:50KO RKUフットボールフィールドにて流通経済大学と対戦致します。
遠い会場となりますが、次節も無料試合となります。
たくさんのご声援をお待ちしております。

アルバムＵＰ致しました。戦評は後程ＵＰいたします。
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