11月17日(日)前節で3連覇を決めた専大、今節の対戦チームは残留争いから抜け出すには絶対勝ち点が落とせない日体大。
開始前からピリピリとした緊張ムードが漂い、ピッチには西からの強風が吹き抜ける中、試合開始。
前半開始、出足の早い日体大に対してワンテンポ遅れた対応の専大。
落ち着かない時間帯、開始早々4分にCKからのショートバウンドで合わせられ早くも失点を許してしまう。
中盤からパスを繋いで組み立てようとするものの、日体大の早いプレスに阻まれ、なかなか前へ運ぶことが出来ない。
リズムを掴めないまま、パスミスも続き防戦の時間帯が続く。
28分、飯田が最終ラインから右サイドをドリブルで持ちあがり、サイドに流れた佐野へパス、中央に走り込んだ長澤へパスしDF1人かわしてシュートを打つが相手GKがキャッチ。
徐々にパスが繋がり始めるものの、ブロックを敷いてゴール前に人数をかける日体大DF陣を前に最後が潰されてしまい、崩し切ることが出来ない。
攻守が噛み合わず、終始ペースを掴めぬまま精彩を欠き、いい所なく前半終了。
1点ビハインドで迎えた後半。
専大は気持ちを切り替え、後ろから繋いで攻撃を仕掛ける。
46分、下田の縦パスから長澤がターンしてミドルを放つがGK正面、直後の47分、中央からドリブルで運ばれ右サイドの選手のパス交換からシュートを放たれるも河津が飛び込んで体で防ぎピンチを凌ぐ。
中央からパスを繋いで崩しにかかるも、FW1人残して完全にベタ引きして守る日体大に攻め手を欠き、ゴール前までボールを運ぶもののゴール前の混戦で潰されいい形でシュートを決めることが出来ない。
逆に混戦から抜け出され、カウンターから危ない場面を作ってしまうがGK福島のファインセーブで追加点を許さない。
直後もパスミスからGK福島がクリアしようとするが交錯した相手選手にあたり、ゴール前にこぼれるが小口が戻りクリア、またも危ない場面を切り抜ける。
65分、下田の直接狙ったFKは相手GKのスーパーセーブに弾かれ得点ならず。
膠着した時間帯が続いた所に、専大は展開を打開すべく一気に山川、北出、佐藤(遵)の3枚の交代を切る。
交代した3人が入り、形勢が一気に専大の攻撃ペースへ傾く。
78分、中盤のボールの競り合いから奪われたボールを佐藤(遵)が奪い返し、長澤へ速いパス、それを山川へ送り落としたボールを北出がゴール左隅に流し込み同点に追いつく。
流れるようなパスワークからの同点ゴールにリズムを取り戻した専大、相手陣内で攻撃の時間帯が続く。
87分、左サイドの佐藤(遵)から横パスを受けた長澤がミドルを放つも打ちあがり枠の外へ。
その後もクリアされたボールも中盤で落とし、エリア内へ運びシュートを次々に放つが、日体大の分厚い守備をなかなか崩し切ることが出来ない。
このままドローかと思われた終了間際の90分、下田からのロングボールを受けた佐藤(遵)が上げた左からのクロスに山川が頭で合わせてゴールに叩き込み、勝ち越しゴールを決める。
AT3分も専大は攻撃の手を緩めることなく攻め込み、そのまま試合終了。
後半の2得点で2-1と逆転勝利を収めました。
前半は気迫と鬼気迫る勢いの日体大の戦術にはまり自分達のリズムを掴めぬまま守備に時間を割かれる厳しい展開、しかし後半は
佐藤(遵)選手が2アシスト、北出・山川選手が1点づづ決めて交代出場した3選手が2点に絡む大活躍で停滞したチームの空気を替え勝利を引き寄せました。
優勝を決めた後の試合で気が緩んでいた部分がなかったとも言えませんが、全体的に後ろが落ち着かずパスミスが多くなり、軽い判断から自らピンチを招く場面も多々あり、まだまだ反省と修正すべき部分はたくさんあります。
最終節・インカレへ向けて気を引き締め直し、チーム一丸となって専大らしいサッカーで勝利を掴めるよう頑張って参ります。
次節は今シーズン最終節、味の素フィールド西が丘にて13:50KO,2位・早稲田大学と対戦致します。
閉会式前に行われる最終節、絶対に勝ってインカレへいい形で繋げられるよう戦って参ります。
目指せ、勝ち点50越え!!
たくさんのご声援お待ちしております!!
アルバムUP致しました。戦評は追って掲載致します。