楽しかった。

この四年間をやり終えての感想は後悔はしてないと言ったら嘘をついてるけど、その嘘もごまかせるぐらいに楽しかった。

後悔を感じている部分っていうのはたぶんDFだからなのかわからないけど、無失点で終えれた試合が指2本くらいで足りるからなのかなって。

毎試合の失点シーンを見るたびに「こうしてたら」「あーしてたら」なんてタラレバを口にしてしまう。おそらく自分の弱さから目をずっと背けていたんだなと思う。

そのくせにこの四年間を総じて楽しかったと思えるのは試合が終わった時に感じたことが原因。

最後の試合の終了のホイッスルを聞いた時、まず目に入ったのは泣いてる仲間。顔がしわくちゃになる程泣いてた。高校生の時は私も泣いたからこの試合終わりも泣くと思ってた。でも実際に頬を伝ったのは涙でもなくただの澄んだ空気だった。その時の目に映る景色は本当に美しく飾られている。

そんな景色を刻めたのは四年間にたくさんの後悔、失敗を積み重ねてきたメンバーと四年間走り抜くことができたから。たぶんこれが違うカテゴリーだったりしたらまた違う美しさがあったと思う。でもやっぱりこの仲間が最適解だった。

そんな長い夢が解けて3週間が経つとあまりに多くいろんなことがあったなと思う。

1年の頃はキャンパスが違うから早く練習を抜けないといけなかったしまともに試合に出ることすらできなかった。試合に出てる人が羨ましくて全くついて行けていない自分の実力の無さを恨んでいた。

2年の時はコロナで結局サッカーをする機会はあまりにも物足りなかったし、緊急事態宣言を始めとするモノにより人とのつながりや様々な時間を失うハメにもなった。それでもなんとか部活ができるようになった時は楽しかった。

3年になって出場機会は増えた。

夏の日の試合で途中出場途中交代。めちゃくちゃ足を引っ張ってしまい負けたさんざんな試合の後、優しく励ましてくれた先輩の姿を今でも忘れない。本当にその優しさが心にきた。嬉しくもありもっと怒られてもよかったと思う。その時は怒られることで心を楽にしたかった。逃げたかった。それでも優しい言葉を投げかけてくれた日のことはこれからも忘れない。最後まで挑戦し続けた楽しい時間だった。

4年は楽しかった！みんなとただただ戦えるのが本当に楽しかった！

連戦で怪我人が増加して暑い日の試合のに1試合の交代人数が2人しかいなくて、ベンチよりサポートの人数が多い試合とかもあったけど、なんとか最後までやっていけたのはみんなのおかげだと思ってる。本当にありがとう！！

後輩へ

太陽は沈む時が一番綺麗だと思う。日の出は希望でしかない。それでも最後に日は沈む。その最後を綺麗に、美しく飾るために今からできる最大の努力をしてほしい。今はただの言葉として受け取るだろう。それでも後悔はしてほしくない。

時間が経てばいずれこの立場に君達もなるから。

みんなありがとう。