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部員ブログ

2022.12.01
遠藤光
ありがとうございました

2022年11月26日 大学サッカー引退。

高校3年の時、進路を面倒見てくれた方に電話で

「専修大学に行きます。」

と連絡したあの日から早くも4年が経った。

大学4年間は、あっという間だった。

12年の時は、ルールが複雑すぎたポゼッションや次々と変化していく戦術に

毎日、頭の中は混乱した状態で練習に取り組んでいた。

止めて・蹴るの細かいこだわりにも結構苦しんだし

大学生になるまでやってこなかったことだらけだったから

ポゼッション練習とゲーム形式の練習が1番苦手だった。

だから僕は、オフ明けに必ずるFCTという対人祭りの練習の日が1番好きだった。

何も考えずにただひたすら走って戦ってがむしゃらにサッカーができたから。

ただ、毎日が刺激的で成長を感じられる日々だったなと思う。

少しずつ頭の中が整理されてきて、理解できるようになって

話もスッと入るようになってきているのも実感できた。

1.2年生のあの時間は、今の僕にとって大きな財産となっている。

3年生の頃は、正直な話、立教戦で負けて県リーグに降格した日のことしか覚えていない。

降格したという事実を受け入れられなくてしばらく

夢の中にいるような感覚になっていたことを覚えている。

プロを目指す上で最も大事だと思っていた最終学年を

県リーグで戦うことになった現実を受け止められなかった。

他に楽しいことや辛いこと、苦しいこともあったかもしれないが

2年連続降格というこの出来事だけで全てがかき消されてしまった。

それほどショックだった。

しばらく気持ちを切り替えることができなくて

心と頭の整理がつかなくてサッカーを本気で辞めようとも思った。

でも、サッカーを辞めてしまったら僕に何が残るのか。

サッカーしかやってこなかった僕からサッカーを取ってしまったら何も残らない

勉強、遊び、友達などいろんなものを犠牲にしてきた僕は、やるしかなかった。やり続けるしかなかった。

なんとか気持ちを切り替えて、チームとして1年での関東2部昇格、個人としてはプロになるという目標を掲げて強い覚悟を持って最終学年を迎えた。

勝つことは絶対条件で、得失点差が求められるリーグ戦だった。

練習試合でも関東1部や2部の大学と練習試合をしても

ほとんど負けなかった。

チームや個人個人が成長するために、毎日のきつい走りも、練習もチームみんなで乗り越えてきた。

その結果、県リーグ優勝という結果も出すことができた。

この1年間でチーム全員の成長を最高学年の4年生として感じることができた。

僕自身も、苦しいとき4年間一緒に頑張ってきた同期のみんなや

ついてきてくれた後輩たちの姿を見て最後まで諦めずにサッカーを続けることができた。

僕にとって今年のメンバーで1年間戦えたことは、何よりも嬉しかったし、楽しかった。

ラスト1年間、一緒にサッカーしてくれたみんなには心から感謝している。

だからこそ、最後2部昇格して最高の置き土産をプレゼントしたかったし、笑って終わりたかった。

後輩たちには本当に申し訳ないと思っている。

それだけが心残りだが、今の後輩たちは頼りになるし

安心して世代交代ができる。

必ず来年昇格してくれると信じて応援しています。

最後に

後輩たち

改めて、2部昇格できなくて申し訳ない。

最後に笑って終えることはできなかったけど

今の後輩たちと共に過ごした時間はめちゃくちゃ楽しかった。

最後までついてきてくれて、支えてくれて

ラスト1年の大学サッカーを楽しませてくれて本当にありがとう!

同期のみんな

癖が強かったり、個性が溢れてるみんなに出会えて本当に良かった。毎日のようにみんなとグラウンドで会える日々が最高に楽しかった。

苦しいときや辛いことがあった時も、同期のみんなと会って話すだけで忘れることができたし、乗り越えることができた

多くの場面で救われたし、助けてもらったことに感謝しています。

本当にありがとう!

もうこのメンバーでサッカーできないことを考えると正直めちゃくちゃ寂しい

だけど、そんなこと言っても時間は巻き戻せないので

これからそれぞれ別の場所で活躍すること、またみんなで集まって話せる日を楽しみにしています。

少し長くなりましたが、僕にとって大学サッカーは今後の人生において大きな財産となりました。

たくさんのメンバーと出会い、助け合い、切磋琢磨して成長していく過程も味わうことができ、

新型コロナウイルスの影響でサッカーができることのありがたみというものも再認識することができました。

長いようで短いこの4年間で、サッカーだけでなく1人の人間としても成長することができたと思います。

これからの人生でこれまで支えてくれた全ての皆さんに

恩返しができるように感謝の気持ちを忘れず、日々精進していきたいと思います。

本当にありがとうございました。

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